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仕事のコツ その8.2 V字回復 当たり前過ぎて意識しなくなっていること 

 “V字回復”は仕事だけでは無く私の人生の生き方のコツでもあります。それを人生の多くの時間を使ったサラリーマン時代の”仕事“に適用していました。

 前回はかなり思い切った施策をしてどん底を固定化させないV字回復という大きな話でしたが、

 今回は身近な(なので当たり前の)話を。

 トラブルを起こしたら直ぐに対処して従前の状況に可及的速やかに戻すという話です。

 お客様への納品遅れを例にすれば…

 納品遅れが見込まれた時点でお客様にその悪い情報を伝えることをします。具体的にには

①現時点で把握している内容
②想定される事態
③今後の進め方(リカバリーの考え方)

 月並みなんですが、結構どうしようもならなくなるまで何事も無いかのように振る舞うというお作法もあります。この辺の加減は、お客様との日頃のコミュニケーションの中でお客様の嗜好(どういう対応をお好みか)を柔らかく探って準備して置くことが特に大切です。担当の方の考え方に強く依存しますので、担当者が変わったら都度加減の再設定をします。

 マインドセットとしては、納品遅れの連絡をしなければならなくなったら、気持ちを切り替えて寧ろお客様とより深い関係構築ができるチャンスと捉え、例え叱責されようと誠意を尽くして逃げずに対応することが肝です。

 ドタバタは必ず終息しますから、自分で終息したと思った時に、一呼吸置いて先ずは本当に元の良好な状態になったか、抜けが無いか落ち着いて確認します。その上で頭の中で顛末を良く咀嚼して次に活かせる点を整理します。これを積み重ねると百戦錬磨、成長します。

 当たり前過ぎですが、これは例えばプライベートでの友人や夫婦間の関係でも同様です。相手の期待する対応を事前(良好な関係の時)に理解しておくという準備をしておくことも肝要かと。

 コツは、悪い状況を固定化せず可及的速やかに元の良好な関係に戻すということです。

当たり前過ぎですね~
でも結構意識的にやらないと逃げたり後回しにしたり端折(はしょ)ったりしがちで、網羅的にできないものです。

 V字回復にはこんなコツもあるようです…

つづく




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