マガジンのカバー画像

共感力ある職場を作りたい

36
運営しているクリエイター

#中間管理職

職場サーベイの結果が悪かった時に上司が考えるべきこと

職場サーベイの結果が悪かった時に上司が考えるべきこと

皆さんの職場では従業員サーベイを実施していますか?
実施すると、サーベイである以上、結果が現れます。スコアが悪化したり低かった時、上司はどのようにそれを受け止め、次の行動に移すべきでしょうか。

今日はサーベイとの付き合い方を考えてみたいと思います。

サーベイって何を測るもの?そもそもサーベイは何のためにやるものでしょうか?
調べてみると、さまざまな目的がありますが「職場の満足度を測るもの」とい

もっとみる
中間管理職の可能性を広げよう。

中間管理職の可能性を広げよう。

私は世間的に大企業と言われる会社の中間管理職です。
昇進して1年半、がむしゃらに頑張ってきました。その中で、
「中間管理職こそ会社のキーマンではないか?」
と感じるに至りました。

それは単純に
「中間管理職がいないと仕事が回らない」とか
「部下をまとめることができない」とか
そういったことではありません。

このような発想は
「ヒエラルキーにおける中間の”駒"」
「組織の歯車」
として中間管理職

もっとみる
メンバーを主語にした組織目標をたてよう~個人の成長が成果を生み出す

メンバーを主語にした組織目標をたてよう~個人の成長が成果を生み出す

マネジャーが作る組織目標と会社目標の違いとはマネジャーは自分の受け持つチームの組織目標を作ることが求められます。
そして、それをメンバーに伝え、実行していかなければいけません。
ではその目標をどのように作るべきでしょうか。

目標でカバーすべきことはいろいろあります。
事業として出すべき数字。売り上げや利益は当然目標になります。
また、事業戦略を立案する、などのアクションもあるでしょう。
これらは

もっとみる
効率化を実現するためにはリスペクトとゼロベース思考が大事。

効率化を実現するためにはリスペクトとゼロベース思考が大事。

昨今、私の職場では効率化が叫ばれています。
理由としては、大きく二つあります。
一つ目は「人がいない」ということ。二つ目は「テレワークが進行したこと」です。

一つ目の「人がいない」については、事業環境が厳しくて、増員が難しいこと、残業ゼロが方針となっていることを示しています。
二つ目の「テレワーク進行」については、テレワークが拡大することで、職場で顔を合わせて話す機会が減ったことに加え、在宅勤務

もっとみる
共感力のある職場を作りたい#4〜「昔は良かった」前提で考えるマネージャー

共感力のある職場を作りたい#4〜「昔は良かった」前提で考えるマネージャー

このシリーズで、私の受け持っている課の「共感力」を上げるべく会話を始めたことをご紹介しています。

前回記事です。

毎週1時間ほど時間をとって進めているのですが、そんな折、上司から呼ばれ、ある資料を見せられました。

「うちのチームでもこういうのを作れないかな?」

といって見せられた資料は「計画業務振り返り」というタイトルで、作成者は「職制メンバー」とありました。

私の所属する組織には大きく

もっとみる
共感力のあるチームを作りたい#3〜いい職場の価値観、押し付けてませんか?

共感力のあるチームを作りたい#3〜いい職場の価値観、押し付けてませんか?

私が受け持っている課の組織力と個人能力の向上のために、今、「共感力を上げる」というキーワードで課の中の会話をしています。

今まで2回、記事を書かせていただいています。

前回分です。

チームとして力を上げていくために「共感力」を上げたい。そのために、話し合うときは、一人一人が「メンバーに共感させる」と思う前に、「メンバーが話していることに共感する努力をしよう」と伝えました。

私の会社で、年2

もっとみる
ゴールを設定したときに、そこには誰がいますか?

ゴールを設定したときに、そこには誰がいますか?

仕事をしていると、「ゴールは何か?」を問われることは少なくありません。

プロジェクトのゴールであったり、1時間の打ち合わせのゴールであったり。確かにゴールがないと迷子になって、何をやっているかわからなくなります。ゴールを設定するのは重要なことだと思います。

私は製造業で事業企画をしています。今は事業部のマクロ事業計画を担当していますが、その立案過程において、方針としてゴールを示すのが非常に重要

もっとみる
みんなの違和感を具体化するスキルがチームを進化させる。

みんなの違和感を具体化するスキルがチームを進化させる。

私が昔、ある上司に言われた一言を紹介します。

「君はみんながボンヤリおかしいなと思っている違和感を具体化する特殊能力を持っている」

この上司は面白い人で、独特の表現でフィードバックをくれます。この話は期末面談の時に言われました。一年間一緒に仕事をして感じたことだそうです。

この話をされたのはもう5年くらい前のことでしょうか。

当時、私は今担当している事業計画のような、事業部の事業全体を見る

もっとみる