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それなりの闘病記

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ウサギノヴィッチの闘病記です。 病名は、後々に語られます。(コロナではありません) 今は、ウサギノヴィッチがただ病気と闘っていることを記事にしているnoteです。 みなさんの後学… もっと読む
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記事一覧

退院後のお話(ウサギノヴィッチ)

退院後のお話(ウサギノヴィッチ)

 退院してから一週間は使い物にならなかった。とりあえず、寝込んでいた。それじゃあ、ダメだと、涼しいときに近場を散歩したり買い物したりして体力を戻そうとした。嬉しいことに友人が快気祝いをしてくれるから、それまでには体力をある程度回復させたいと思っていた。
 貧乏揺すりが止まらないのはなんとかしないと思った。ただ、メンタルではどこか落ち着いていなかったのかもしれない。読書をしようとしても本が読めなかっ

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単調な生活から、そして、退院へ……(ウサギノヴィッチ)

単調な生活から、そして、退院へ……(ウサギノヴィッチ)

 廊下の往復は、徐々に体力が戻るにつれて往復する回数が増えた。ただ、それはなにもない単調な入院生活の証明であった。
 胃カメラと大腸カメラを終えた後から食事が出るようになった。また重湯からだった。「いつになったら退院できるのか」と塞いだ気分になってしまう。今回は主治医も慎重になっているらしくて、重湯の期間が長った。
 朝と夕方に回診がある。その中でぼくの調子を伺っていた。おかゆになったのは、二日後

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上から下から(ウサギノヴィッチ)

上から下から(ウサギノヴィッチ)

 毎日、病院では検温がある。そして、それとともに、おなかに聴診器を当ててお腹の具合を確認する。
「いまいちですね」と看護師が言う。
 ぼくの食事はそれでも再開させられる。また重湯からと思っていたが、普通のご飯が出てきた。
 まずい。
 それでもなんとか食べていた。普通にごはんを食べていたある日、しゃっくりがとまらなくなった。どうやっても止まらない。ただ、寝ているときは止まっているようだし、ちょうど

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食事に希望が持てない(ウサギノヴィッチ)

食事に希望が持てない(ウサギノヴィッチ)

 三日目からは記憶が曖昧になってくる。
 とりあえず、飲食が解禁された。
 それとともに、睡眠時に薬が飲めるようになった。院内の薬剤師がやってきて、ぼくに適当な薬を処方しにやってきた。
 あいかわらず、入院生活は暇でだった。ワンセグテレビやスマホからYouTubeを見ていた。歩くことを薦められたが、一往復するだけで体力は消耗してしまい、自分のベッドに帰ってくるとぐったりとしてしまう。ほかの人は、表

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「歩く」と「男の尊厳」についての重要性

「歩く」と「男の尊厳」についての重要性

 闘病記を再開する。
 自分の気持ちに少し整理がついたから。
 今思い出しても病院の生活は地獄だったとしか言いようがない。

 手術した翌日から、歩くことを練習させられた。一番最初は看護師さんが付き添って歩いたが、途中でめまいがして歩けなくなってしまった。それに重なって、レントゲンを撮りに行かなければならなっかった。でも、そこまでの気力がなくて、車椅子に乗せられてレントゲン室まで行った。レントゲン

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手術の記憶(ウサギノヴィッチ)

手術の記憶(ウサギノヴィッチ)

 手術の日。
 手術室に向かうときは、看護師さんと一緒に入っていった。
 そこから、麻酔科の看護師さんと落ち合う。
 顔は忘れたが、女性だったことは行って思いだした。
 麻酔科の看護師さんの指示を受けて、手術台に寝転ぶ。
 今、思うとなんでも指示のままに受けて入れて、恐れなんて何にも感じずにいた。これから自分の体にメスが入るのにもかかわらず、何にも疑いを持たないことが、振り返ってみると恐ろしい気が

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ただいま。(ウサギノヴィッチ)

ただいま。(ウサギノヴィッチ)

 実は一週間前に退院してました。ただ、いかんせん、退院したら体力が落ちてていて、外を出るにもやっとだし、身体の不具合はまだあるし、なんとなく一週間は様子を見ようと思っていました。

 明日から覚えている限りのことで入院生活を書いていきたいと思いますが、久しぶりに文章を書くのでどんな文体になるか、自分でも想像つきません。
 あと、ネタがそんなにあるのか?と言われるとそうでも無いよう思えてしまいます。

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手術当日と僕の病名(ウサギノヴィッチ)

手術当日と僕の病名(ウサギノヴィッチ)

 このnoteが上がっている頃には、手術が始まっている頃だと思っています。

 今日が手術日となりました。
 入院前日よりもあんまり実感がなくて、今日のことがどっちかと言えばファンタジーのような気がします。

 みなさんに、一つ隠しているわけではないのですが、病名についてちゃんと言ってなかったと思います。

 最初は虫垂炎でした。
 ただ、別の病院で診てもらったら、虫垂ガンの可能性があると言われま

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入院前夜(ウサギノヴィッチ)

入院前夜(ウサギノヴィッチ)

 明日、ついに入院する。

 緊張している。
 普段、入院って身体が悪い状態から入院するから、突発的なものだと思っているいる。
 ただ今回は事前に予定された入院だから、日にちが近づいてくるとだんだん緊張というか、どうしたらいいかわからないような気持ちになってしまう。

 入院前にこれは面白いかもしれないと思う小説の案が出来て、少し書けた。たぶん、普段使わない筋肉を使うから根性が必要だと思う。それと

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メンタルヘルス科に行ってきた。

メンタルヘルス科に行ってきた。

 僕が飲んでいる薬が多く、重症化するかもしれない心の病なので、メンタルヘルス科で、初診を受けてきた。
 入院中は、何回か回診に来るらしいし、お薬のサポートもする。

 予診の時に病歴とか通院歴とか話たけど、自分の歴が長くて疲れたし、
「気分の落ち込みとかありますか?」って訊かれたら
「僕は、小説を書く人間なんですけど、それがうまくできていないので、たぶん鬱の方へ傾いています」
 余計な情報をくっつ

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無駄な時間(ウサギノヴィッチ)

無駄な時間(ウサギノヴィッチ)

 今日は大腸カメラの検査のために、病院に9時半に行きました。

 もちろん、大人なので予定より早く着きまして、昨日、主治医(?)の先生から電話があって、僕の飲む薬が多すぎるから、入院中メンタルヘルス科が僕の状況を知っていないといけないという話になりました。そのために来週に予約とっておいたから、今日は問診票だけ受け取っておいて、と言われて、ちっちゃいミッションがあった。

 9時半に過ぎに大腸カメラ

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ほぼ軟禁(ウサギノヴィッチ)

ほぼ軟禁(ウサギノヴィッチ)

 朝一から、レントゲンの検査のためにパンツを買って、「放射線なんちゃら」のところへ行った。
 そして、検査着に着替えて、大腸からバリウムを入れられる。
「30分で終わります」って言われているところを、1時間くらいいた。
まぁ、それでも、内視鏡よりはあっという間だなぁと思って、院内のタリーズでランチをするが、ジェノベーゼがそんなに惜しくないので、久しぶりの食事に失敗してしてしまった。

 その後、入

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大腸検査食エニマクリン(ウサギノヴィッチ)

大腸検査食エニマクリン(ウサギノヴィッチ)

 明日、大腸の検査で、バリウムを入れるので検査食を食べることになった。そのメニューを見ていただけたらと思って、書きます。

朝、鯛のお粥。
鯛の味がついていて、食べやすいし、まだご飯として形が残っているのでお腹に残ってて、昼を食べる食べるタイミングをずらそうとも思ってしまった。

ハンバーグの煮つけ的なのとおかゆ。
だんだん、まだお粥がご飯のつぶをなしている。
ハンバーグの肉が本当に肉なのか謎すぎ

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