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全般性不安障害とうつ病のまとめ

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全般性不安障害とうつ病になった経緯や治療についてまとめています。
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#うつ病

精神科訪問看護、最後の日。

精神科訪問看護、最後の日。

ぼくがうつ病と全般性不安障害になったのは、2019年10月のこと。
同じ主治医のもとで治療し続けているが、朝の抑うつ、希死念慮、病気不安、広場恐怖など、回復には程遠い毎日を送っている。

そんな中、昔から精神科訪問看護としてサポートしてくれていた会社を変えることにした。診療報酬の過剰請求が報道された会社だ。
ぼくを担当して下さった看護師さんたちは誠実に仕事をこなされていたと思う。ただ、報道内容と今

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全般性不安障害(精神科通院メモ)

全般性不安障害(精神科通院メモ)

3月5日(火)は月に一度の精神科通院日だ(病気の説明は先月と同じなので、知ってる方は読み飛ばしてください)。

診断名は『全般性不安障害』。4年前(2019年10月)から続いている。
特定の事柄や状況に限定されない強い不安に悩まされる病気。
あらゆることに過度の不安や心配がつきまとい、それが慢性的に続く。
不安は様々な精神症状(落ち着かない、集中力の低下など)と、身体症状(疲労感、不眠など)をとも

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悪寒とうつ病再発の兆し

悪寒とうつ病再発の兆し

今朝、あまりにも寒くて目が覚めた。部屋には暖房もついているし、布団もしっかりかかっている。それでも、身体はガタガタと寒気に震えている。まるで高熱の兆候のようだが、熱も風邪症状も一切ない。謎である。

火曜日からそんな寒気の症状があり、職場にももしかしたら風邪かもとあらかじめ連絡していた。37.5℃以上の発熱と、喉の痛みがある場合はコロナの疑いもあるので、それを休む目安にしてくださいねとのこと。

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自分のために怒ること。

自分のために怒ること。

ぼくは人にやさしくありたいって思ってきた。その意志は変わらない。
でもね、ぼくのうつ病や不安障害のことを、自己責任ですよね?と間違った知識で否定してくる人は別。もちろん全部が自己責任じゃないとは言わない。自分の行動を変えようといま生きてるよ。

今日は訪看の時間までずっと横になって動けなかった。勝手に涙が流れてきて、延々と自問自答し続けてた。
訪看さんに「自己責任ではありませんよ」と言われ、

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はじめての給与明細(不安障害の仕事挑戦日記)

はじめての給与明細(不安障害の仕事挑戦日記)

※最初の説明は仕事を始めた記事と同じなので、読んだ方は読み飛ばしてくださって大丈夫です。

ぼくは2019年10月から、うつ病と全般性不安障害になりました。
今ではうつ病の症状は落ち着いて、その代わりに不安障害との戦いが始まっています。全般性不安障害とはその名の通り、様々なことに不安を感じてしまう病気です。

病気不安。「このほくろはガンでは?!」
外出不安。「外出先で倒れたらどうしよう。すぐ帰れ

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ありがとうと言える職場(不安障害の仕事挑戦日記)

ありがとうと言える職場(不安障害の仕事挑戦日記)

ぼくは2019年10月から、うつ病と全般性不安障害になりました。
今ではうつ病の症状は落ち着いて、その代わりに不安障害との戦いが始まっています。全般性不安障害とはその名の通り、様々なことに不安を感じてしまう病気です。

病気不安。「このほくろはガンでは?!」
外出不安。「外出先で倒れたらどうしよう。すぐ帰れないのは怖い」
広場恐怖。「急に出られない電車や映画館、動けない美容室が怖い」

これでも一

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「生きていてほしい」の天秤

「生きていてほしい」の天秤

ぼくは自分が出会った人たちには、幸せに生きていてほしい。
それはいま繋がりを持っている人だけじゃなく、別れてしまった人たちも含めて。それぞれの道で幸せに暮らしてくれたらいいなあと思っている。
気にかけてくれる人には恩返ししたいし、ぼくも困っている誰かを見逃したくない。

そんなぼくにも「生きていてほしい」と言ってくれる人たちがいる。それは友人だったり、訪問してくれる看護師さんだったりする。
その人

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愛情の不在証明

愛情の不在証明

ぼくが定期的に見ている『生活に役立つメンタルヘルス』チャンネル。
そこで新しくアップロードされた『母親から愛情をもらえなかった5つのサインを知っていますか?』という動画を見て、ふと気づいたことがある。

心の中で助けを求める相手って誰だろう?
これは意外と盲点の質問だった。
動画内では「母」「神様」「お先祖様」などいくつか例えを出しているが、ぼくは強いて言うなら「誰か助けて」になる。

ただ、「誰

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面接を終えて(不安障害版)

面接を終えて(不安障害版)

12月15日は曇天だった。
早朝の霧雨は止み、重い雲だけが頭上にのしかかっている。
面接へ挑むぼくの心象風景そのものだった。

ぼくは2019年10月にうつ病と全般性不安障害になり、現在も療養中だ。うつ病から脱したものの、目覚めた感情は不安障害を呼び寄せた。外出不安、病気不安、広場恐怖など、寝ている時以外はだいたい不安が襲う病だ。普通の人が感じる暇がすべて不安に入れ替わったとイメージしてほしい。

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心の病と心臓の病

心の病と心臓の病

9月18日。連休の最終日。父は入院中の母が気になってしょうがないようだった。あまりにも心が衰弱してしまっている。そこに石灰化した心臓の血管というリスクが重なる。ぼくはまず自分自身を休ませると決めていた。だが、父のことを放っておいて心が休まるほど強い心臓は持っていなかった。

父を少しでも元気づけるため、母と面会した動画を録って見せようと思いつく。本人を連れていけたらよかったのだが、体調が悪く見送っ

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VS うつ病リターンズ Part.3 寿司パーティーは突然に

VS うつ病リターンズ Part.3 寿司パーティーは突然に

9月16日。父は深夜に帰宅していたようだ。ぼくは睡眠薬を飲んでいてまったく気づかなかった。朝に部屋に顔を出して、半分寝ているぼくを起こしていった。両親はノックをするのだが、ぼくが返事をする前に開ける。自分の行動を優先し、ぼくの自尊心を傷つける癖だ。

精神科に通院する前は、父が朝3時くらいに部屋に来ては不眠でやっと寝つけたぼくを叩き起こして、説教をしていく習慣があった。なぜこっそり来るかというと、

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VS うつ病リターンズ Part.2~こころの健康相談統一ダイヤル

VS うつ病リターンズ Part.2~こころの健康相談統一ダイヤル

9月15日の夜。父に呼ばれてリビングに行ってみると、なんと血圧200超え。動悸があって胸が苦しいという。何度も血圧計で測っては「おかしいなあ…」とこぼしながら、ぼくの方を見てくる。
両親はお願いを言葉に出さないのだ。ぼくが何が言いたいのかを察して、行動するように仕向けてくる。今であれば「救急外来へ連れて行ってほしい」ということだ。

うつ病になった日のことが重なる。頚椎症で動けなくなった父と、手を

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VS うつ病リターンズ Part.1

VS うつ病リターンズ Part.1

すべての始まりは9月14日。「母の体調が悪いんだがどうしたらいい?」と夜になって父が声をかけてきた。
母は発熱(37.7℃)、右肩から肩甲骨のあたりに鈍い痛みがあり、倦怠感があって明らかに顔色が悪い。ぼくの訪看さんに助言を聞き、基幹病院の救急外来へ連絡。発熱していても受付してくれるとのことで、ぼくが母に付き添って病院へ行った。

そこから検査ラッシュだった。レントゲン、エコー、採血、尿検査。すると

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名もなき先生からのアドバイス。
こころの健康相談統一ダイヤルにて。
限られた時間だったけど、厳しい指摘だけじゃなく、できたことをきちんと認めてくれる人で泣けてきた。ありがとうございます。