マガジンのカバー画像

生き方

43
運営しているクリエイター

#エッセイ

ヤドカリ生活ー家とは何なのかー

働き世代。20代・30代。
就職し、その時に初めて東京を訪れた。
私もその一人だ。

会社と家の往復。
同じ学校だった人も居るかもしれないが、友達とは呼べない。
友達がいたとしても、会う時間も合わない。
結婚したりで、生活のスタイルが移り変われば、余計に噛み合わない。
自分が、取るに足らない孤独の存在だと自覚していく。

夜。夕飯を食べる気力もなく、ベッドに沈む。
暗闇の中でスマートフォンをいじる

もっとみる

生き急ぐな、と言われるけれども。

小説やドラマやアニメの冒頭で言われる「ひょんなことから」「ある日突然」ってワードは、創られた台詞ではなく、むしろ真実なのだろうと思う。

そんな創作物が多いことから、人はハプニングを期待する生き物なのかもしれない。

「日常」という無限ループ、迷路、ダンジョンから抜け出したい。

「非日常」に恋焦がれて、なんにもせずに待っているだけのシンデレラ。

しかし非日常の場所に居続けたら、それが日常になっ

もっとみる

疲れるから、頑張るな。ティッシュのような人生であれ。

タモリさんのお言葉です。

“頑張れって世の中言い過ぎなんだ。薄っぺらくて良いんだ”、だそうです。

確かになぁ。

自分が引き受けなくて良いところまで、引き受けて、頑張りすぎちゃうんだよなぁ。

人間って、頑張ってる自分が好きなんだってさ。無意識に頑張っちゃうらしいよ。



さて世の中には、いろんな格言や名言に始まり、人生の先輩からのアドバイス的なものがある。

年長者は、自分が感じたこと、

もっとみる

人が聞いたら最悪なエピソードでも、いい人生経験だったと思う。

先日、初対面の方とお話しして、

あ、洗脳まがいの状態になってるなーこの人。って思いました。

あぁ、コレが人間社会の闇なのか、と。

その人は、とても尊敬している人がいて、夢を持っていて、何か行動を起こす人なのだ。

だが、心が弱く、運も悪かったのだろう。

たまたま、心が弱っている時に、よくない人に出会ってしまった。

一歩間違えれば、私もそちら側の人間だったのかもしれない。

だからこそ、そ

もっとみる

Noteは、私の日記兼 研究メモ。

いろんな活動をしてみたいと思うようになりました。もちろん、このnoteも含め。

その最終目的というか、モチベーションの根源は、有名になりたい!というよりも

今の自分に何ができるのか試してみたい。
今の自分が活動していることを形に残しておきたい。

の方が大きいかな。

だから、実験的に何かを作ってみたりしているので、評価されないことの方が多いと思います。
かと言って、伝わらない文章を書いてもい

もっとみる
私はプランクトン。

私はプランクトン。

この世の中は、というか、インターネットの世界とかは、
これはもう大海原の如く広いです。

その大海の中から、この記事を偶然見つけてくれた方、ありがとうございます。

私は、この世界において何の発信力もありません。これは事実。

私はいわばプランクトンレベルに小さくて、いやそれよりも小さい細菌レベルかもしれない。電子顕微鏡必須。 それぐらい、ちっぽけな存在なのです。

なので、私がちょっと動いたくら

もっとみる

お散歩のすゝめ

最近、お散歩をよくしている。
街歩きとも言うべきか。
気持ちだけはブラタモリなのだけれど、知識はまだない。

東京は面白い。
駅から降りて、メインロード。
たくさんの人々が行き交う。たくさんの年代が。たくさんのファッションが。
その道を一本入ると、全く違う世界が広がる。

東京の曲がり角は早すぎる。
Google Mapをみて歩いていたはずなのに、いつの間にか通り過ぎている。
で、結局来た道を戻る

もっとみる
あらゆる場所は、人生の交差点。

あらゆる場所は、人生の交差点。

例えば、駅。
どこかへ向かう途中の人々、路線が違えば 遥か彼方まで
名前も、年齢も、立場も、住んでる場所も、どこから来て、どこへ向かうのか、何も知らない。
ただ、今同じ場所に一瞬居ただけの、空間の共有者。

例えば、電車。
偶然、同じ車両に乗り込んで、偶然、同じ方面で、
たぶん仕事帰りで、たぶんお疲れのご様子。
一人暮らしか、二人暮らしか、何人暮らしか知らないけれど、
たぶん家に帰って、ご飯食べて

もっとみる

なんとなく好き、お気に入り、はどこから来るのか?

自分の好きな場所がある。

仮に、カフェだとしよう。

その場所がとても落ち着く.なんとなく好きなのは、その場所にいる時の自分を好きになれるからだと思う。自然体でいられるから、素でいられるから。

では、その「なんとなく好き」はどこから来るのだろうか?

例えば、
椅子の座り心地なのか、
コーヒーの味、香りなのか、
流れている音楽なのか、
店長さんや他のお客さんの雰囲気なのか、
間接照明の明るさな

もっとみる

私は、ブルーチーズになりたい。

文章のタイトルって難しい。

お話の起点から順序よく説明していけば、結論を聞いて、あぁなるほどね。となるだろうけど、あえて、文章の最初と最後をイキナリ繋げてしまう。
そうすると、まるで何かの格言.名言のようにも聞こえてくる。表現の不思議。

この手法、シャーロックホームズが言ってました。笑

さて本題。

何故ブルーチーズになりたいかというと、

ブルーチーズは、食べ物という観点からみれば、カビて

もっとみる