記事一覧
ここ1年くらいの総括と記憶の整理
つい先日、日本科学未来館での常設展示の公開が終了しました。展示の企画から公開中の案内までの1年間(2022~23年)はあまり記憶がないくらい忙しかったです。
展示が終わった今こそ、この1年間でやってきたことを思い出して記憶を整理したいと思います。
基本的には、代表をやっている株式会社BIOTAでの取り組みの話が中心にあるので、クライアントワークやまだ表に出ていない活動については触れず、オープンに
ビジョナリーとはなにか? と決意表明
2022年4月20日、日本科学未来館にて常設展示 ビジョナリーラボ第3期「セカイは微生物に満ちている」が始まります。
本展示では、身のまわりの微生物と私たちの関係性に焦点を当て、微生物の多様性の低下やそこから生じるリスクを考えながら、微生物との共生社会の可能性を提示していきます。
ビジョナリーラボは『ビジョンの実現のために、 研究者や専門家、そして来館者と共に理想の未来をくわだてるラボ』という
微生物ワークショップ 『マイクローブ ハンティング』開催レポート
先月、軽井沢のキャンプ場『ライジングフィールド軽井沢』にて、BIOTA主催で微生物ワークショップ(全8回)を開催しましたので、レポートしたいと思います。
キャンプ場でのサイエンスワークショップという初の試みではありましたが、江村くん (@KEIO_tsubasa)やライジングフィールド軽井沢のスタッフの皆さんが運営からイベントページの作成まで全面的に協力してくださり、とても素敵なワークショップと
活性マイセリウム胞子転移ドライブについて
現在、NETFLIXでシーズン3まで公開されている『スタートレック:ディスカバリー』では、惑星連邦において科学探査を目的とする宇宙船『U.S.S.ディスカバリー』がメインで登場します。
この宇宙船に異星人類学者でありバルカン育ちの本作主人公マイケル・バーナムが乗り込んできて、周囲を巻き込んで銀河レベルでドタバタする話なんですが、これがかなり面白いです。
U.S.S.ディスカバリーの強み
本作の
人並みに仕事に集中するためにやっていること
集中力が集合住宅備え付けのwifiみたいに頻繁にブチブチ切れてしまうので、人並みに集中して仕事をするためにやっていることを書きます。
大好きな作業(プログラミング、サーバの環境構築、論文調査など)は何時間もやっていられるんですが、単純作業や事務作業などは一瞬で集中力が切れてしまうので、以下の方法で対策をしています。
時間の管理Just Focus:ポモドーロタイマー
ポモドーロタイマーとして
Microbiome As Urban Infrastructure: 都市インフラとしてのマイクロバイオーム
近代的な都市は、人間中心の合理性に基づいて発展してきました。
人間中心に作られたこの都市は、人間にとって「桃源郷」になるかと思われましたが、現実はそうではなく、想定外の問題が続出しました。感染症拡大や悪臭などの公衆衛生問題、水・大気汚染などの環境汚染問題や、アレルギー疾患・メンタルヘルスなどの健康問題がその例です。
その一因として、「都市化に伴い人間以外の生き物が極端に少なくなり、地球上の大規
お仕事のご依頼について
お仕事依頼の記事を見ていただき、ありがとうございます!株式会社BIOTA代表取締役の伊藤光平です。
これまで、微生物関連の受託解析や取材、執筆、講演、ワークショップ企画などのお仕事を請け負ってきました。
これまではフリーランスとして業務を遂行してきましたが、昨年から新しく設立した株式会社BIOTAとして業務を請け負っています。
以下に、これまでにお受けしてきたお仕事をまとめます。ぜひ、ご依頼
都市のマイクロバイオームとは?
ヒトにいる微生物 + 自然にいる微生物 = 都市のマイクロバイオーム「そもそも都市/建造環境におけるマイクロバイオームってどんなものなの?」という質問を毎回頂くので、少しお話したいと思います。
僕自身の都市環境微生物の研究や、多くの先行研究を通して、都市のマイクロバイオームを「ヒト由来の微生物」と「自然環境由来の微生物」の集合体だと思っています。
しかしながら、都市のマイクロバイオームにおいて