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料理。

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今日の料理。 作りながら思うこと。
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2021年4月の記事一覧

無言のメッセージ。

無言のメッセージ。

冷蔵庫に
薄切り豚ロースが
放り込まれている。

昨日父が買ってきたものだ。

我が家の料理担当
私へ宛てた無言のメッセージ。

一体何を作って欲しいのか

何を食べたくて豚ロースを
手に取ったのか

想像だけを頼りに

豚ロースと
じゃがいも玉ねぎを炒め

ニンニク醤油で照り焼きにし
黒胡椒を効かせてみる。

母が買ってきたものなら
豆苗とか大葉とかアスパラとか
何かしら巻いたものになったはず

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オノマトペ。

オノマトペ。

沈んでいたものが
浮いてくる。

例えば、鶏団子(つみれ)とか。

この瞬間を表すオノマトペは
一体なんだろう。

ぷかぷか、は
すでに浮いてしまっているし

ふわ〜り、だと
軽い綿菓子の綿が風に晒されて
宙に浮いているイメージで
ちょっと違う。

もう少し重くて
ずっしりしていたものが

自分の体重を捨てながら
浮き上がってくる

この感じ。

もわ〜ん、とか

もんわ〜り、とか

す〜ん、、、

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冬と春。

冬と春。

かぼちゃのそぼろ煮。

真冬の寒い日に
アツアツでホクホクとした
かぼちゃを頬張り

ハフハフと白い息を出しながら
食べる光景をつい最近まで
目にしていた。

そんな季節も過ぎて
暖かい春。

ほっくりかぼちゃを口に含み
甘さにうっとりとし、微笑む。

なんだか心も
穏やかに春を迎えたようだ。

最後の力を振り絞った感。

最後の力を振り絞った感。

夕ご飯を夕方に作る。

今まで朝に作っていただけに
夕方に作ると

今日一日の
最後の力を振り絞った感が
溢れ出た夕ご飯になる。

ピーマンの細切りが
中太サイズになり

豆腐も四角じゃなく
長方形、場所により台形。

溶き卵は
白身の存在を感じる程度。

作り終えた後の
お皿洗いはもう無力。

食べる前に
食べる気力分の
充電が必要だ。

笑い話の種。

笑い話の種。

高校生のときの家庭科の授業で
ほうれん草を湯がいた際に

湯がきすぎて
湯がきすぎて
湯がきすぎて

根っこを持って
流水で冷やした瞬間

葉っぱと茎、全てが
水と一緒に流れていった。

残ったのは根っこだけ。

グループみんなで
大爆笑した思い出。

失敗も時間が経てば
笑い話の種になる。

ほうれん草を湯がくたびに
わたしはこの日を思い出す。

即、採用。

即、採用。

筍が有り余っている。
レパートリーも減ってきた。

何にしようか考えている時
タイミングよく

今日の「キューピー3分クッキング」
が始まった。

今日は「麻婆たけのこ豆腐」

タイトルだけで
「即、採用」となりました。

忘れないように
見終わってすぐ作り出す。

今度作ろう、と
「内定」の時もあれば

気が向いたら作ろう、と
「内内定」の時もある。

作りかけて、材料がない、と
「内定辞退」の

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喜び焼き。

喜び焼き。

極上スパイス 喜 -よろこび-

友人からいただいて
重宝しているスパイス。

すでにブレンドされているから
100%、味に間違いはない。

具材ごろごろ
オリーブオイルで焼いて
スパイスぱらり。

私の出番は
スパイスを振るうだけ。

極上スパイス「喜」を使った、
時間短縮、エネルギー節約(私の)
素材そのまま、とても簡単、な

まさに「喜び焼き」

春、乱入。

春、乱入。

鍋の中、
じゃがいもカラーが
やけに多く見受けられる。

よくよく見ると
じゃがいもに扮した
たけのこが乱入。

肉じゃがに
たけのこを入れるのは
初めての試み。

たけのこの土佐煮と
肉じゃがの味付けが
なーんとなく似ているから

きっとおいしいでしょ!
という意気込みと、勢いで
肉じゃがにも春のお知らせ。

土佐煮+肉じゃが
完成しました。