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なんにもないけど日々。

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  • 【長編小説】見えない湖

    見えない湖を求める青年と老人の物語

  • 【長編小説】熊の飼い方

    新社会人になり、不安と期待を寄せる青年。 一方で平凡な毎日に飽き飽きした青年。 そんな二人の青年の苦悩と不安を描いた小説。 ※フィクションです。登場人物や団体は架空のものです。

記事一覧

見えない湖(PDF版)

katsuo
6日前

熊の飼い方(PDF版)

katsuo
6日前

3月号ZINE

katsuo
1か月前
3

2月号ZINE

katsuo
1か月前
2

1月号ZINE

katsuo
3か月前
2

Music for Tomato Plants/Loris S. Sarid

ポン、ポン。 ゆっくりと歩いている。 誰からも追われず、何のしがらみからも解放されている状態で。 広大な農場にいるかと思えば、ベランダのプランターを除いている。 …

katsuo
4か月前
3

Golden Pear / Omni Gardens

海の中にいるような気がする。 初めに聴いた時にそう思った。 大きな農園の中にいるとも思った。 このアルバムを聴いていると時間が過ぎるのが分からなくなる。早い遅いの…

katsuo
4か月前
1

避寒宮古島1日目①

寒さから避難したい。 高校から毎年、冬になると思う。 大学の時は、よく冬に南国に行っていた。 社会人になって、コロナが始まってしまったので行けなくなっていた。 そ…

katsuo
4か月前
4

好きなことで生きる?

好きなことで生きる って、ほんまに素晴らしい言葉やと思う? そういう思考にならん人だってたくさんいるし、そういう思考ができない人もいる。 好きなことで生きるに、…

katsuo
5か月前
5

働く

なんか野暮なタイトルになってしまった。 特に働くことに関して大きな思い入れがあるかと言われればない。 普通にサラリーマンで毎月給料をもらいながら働いている。 で…

katsuo
5か月前
4

笑う

無理矢理にでも笑うことって時には必要やと思った。 心が疲れてる時とか特に。 小説家の中村文則さんも何かのインタビューで、「毎日絶望して起きるから、お笑い番組を見…

katsuo
5か月前
2

冬になると

冬になると、夏にアスファルトだった地面が砂場になってしまう。 自分が思ったより進んでるつもりでも、思ったより進んでいない。 余裕も無くなるし、自由に動けなくもな…

katsuo
5か月前
3

悲しいものを見たくなる

時々、悲しい物語を見たくなる。 救いがないとは違くて、悲しくても受け入れてる物語。 僕はそんな作品を何個か知っている。 それだけで何か救われてる気がする。 楽しさ…

katsuo
5か月前
4

友達

友達ってみんなどんな感じで捉えてるのだろう。 「ゆとりですがなにか」で色々あって仲良くなった、坂間(岡田将生)がまりぶ(柳楽優弥)に「友達じゃねーし!」って言い放つ…

katsuo
5か月前
5

作ること

最近、作ることについて考えることが多い。 僕は作ることが好きだ。お金にしようとか、有名になろうと思うこととは違くて(有名になりたいと思っていた時期もある笑)、ただ…

katsuo
5か月前
6

焦りの考察

焦っている。いや、正確には焦っていた。 在来線を逃し、新幹線に乗る。 少し罪悪感と背徳感。 あー、もう少し時間見て朝動いたら良かったな。そんなことをグダグダ考え…

katsuo
1年前
4
Music for Tomato Plants/Loris S. Sarid

Music for Tomato Plants/Loris S. Sarid

ポン、ポン。
ゆっくりと歩いている。
誰からも追われず、何のしがらみからも解放されている状態で。

広大な農場にいるかと思えば、ベランダのプランターを除いている。

静かな朝とも言える。

これはトマトに聞かせるとよく育つような音楽らしい。すごくわかる気がする。
なんといってもLPが赤い。トマトや。

可愛さの中に癒しがある音楽。
これぞ自然。

Music for Tomato Plants/L

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Golden Pear / Omni Gardens

Golden Pear / Omni Gardens

海の中にいるような気がする。
初めに聴いた時にそう思った。
大きな農園の中にいるとも思った。

このアルバムを聴いていると時間が過ぎるのが分からなくなる。早い遅いの尺度ではない、感覚的なもの。
体ごとどこか別の次元に持っていかれるような、浮遊するような。

行きつけのレコード屋さんで、視聴させてもらった時にこれだ!と思った。
アンビエントって難しいジャンルかもしれない。けどこれは、爽快にそんな概念

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避寒宮古島1日目①

避寒宮古島1日目①

寒さから避難したい。

高校から毎年、冬になると思う。
大学の時は、よく冬に南国に行っていた。
社会人になって、コロナが始まってしまったので行けなくなっていた。

そして今年、やっと念願の冬南国に再挑戦。

ウキウキしながら、極寒の朝に神戸空港を出発。
神戸空港に来るのは意外にも初めてで(兵庫県民)なんか楽しかったから、いっぱい写真撮った。

飛行機からの眺めも最高やった。ああ、旅行しとるわあ!っ

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好きなことで生きる?

好きなことで生きる?

好きなことで生きる
って、ほんまに素晴らしい言葉やと思う?

そういう思考にならん人だってたくさんいるし、そういう思考ができない人もいる。

好きなことで生きるに、個人的にはある意味では同意するし、ある意味では同意しない。
条件があるからだと感じる。

好きなこと=仕事
っていうものが今では蔓延してるから。

でも、そうじゃなくない?ってよく思う。
別にお金稼ぐためだけに仕事して、それ以外の時間を

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働く

働く

なんか野暮なタイトルになってしまった。

特に働くことに関して大きな思い入れがあるかと言われればない。
普通にサラリーマンで毎月給料をもらいながら働いている。

でも、働くことに関しては常に疑問は持っている。

働くことに関しては、大義では暇つぶしだと思っている節がある。だから、暇つぶしというのは楽しい方がいい。でも、暇つぶしが楽しいだけでは面白みがない、とも思う。

この働くことに関しては、個人

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笑う

無理矢理にでも笑うことって時には必要やと思った。

心が疲れてる時とか特に。

小説家の中村文則さんも何かのインタビューで、「毎日絶望して起きるから、お笑い番組を見るようにしてる」というようなこと言ってた。

無理矢理にでも笑うってことは、生きるために必要なことなんかなって思う。

疲れ過ぎてる時は何にも面白くないけど。

冬になると

冬になると

冬になると、夏にアスファルトだった地面が砂場になってしまう。
自分が思ったより進んでるつもりでも、思ったより進んでいない。

余裕も無くなるし、自由に動けなくもなる。

毎年のことなんやけど、今年はちゃんとライフハックを見つけていきたいな、と思う。

今日見つけた、ライフハックは
冬はご飯が美味しい

今年はこれでいこう。うめえご飯食い散らかしてあったかくしていこう。

悲しいものを見たくなる

悲しいものを見たくなる

時々、悲しい物語を見たくなる。
救いがないとは違くて、悲しくても受け入れてる物語。

僕はそんな作品を何個か知っている。
それだけで何か救われてる気がする。

楽しさに救われることもあるけど、悲しさに救われることもある。
だから悲しい時は、悲しいと言っていいと思う。

その悲しさが人を救うこともあるから。

友達

友達

友達ってみんなどんな感じで捉えてるのだろう。

「ゆとりですがなにか」で色々あって仲良くなった、坂間(岡田将生)がまりぶ(柳楽優弥)に「友達じゃねーし!」って言い放つ会話が印象的だ。多分僕の中だけで。

友達と言いたい、友達じゃないと言いたい
これは主観が入ってくるからさらに難しい。
客観的に見てどう見ても友達なのに、2人とも、もしくは片一方がいい思いを持っていないこともある。

そんな曖昧で、不

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作ること

作ること

最近、作ることについて考えることが多い。

僕は作ることが好きだ。お金にしようとか、有名になろうと思うこととは違くて(有名になりたいと思っていた時期もある笑)、ただ楽しくて暇つぶしになるからやっているということもある。

でも、これは30代手前の人間たちからすると、感覚が違う。作っている、というそれだけですごいと言われる。みんな小学生や中学生までは、特に何も考えることなく作っていたものがあるはずだ

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焦りの考察

焦りの考察

焦っている。いや、正確には焦っていた。

在来線を逃し、新幹線に乗る。
少し罪悪感と背徳感。

あー、もう少し時間見て朝動いたら良かったな。そんなことをグダグダ考えている。

実際、そんなに急がなくてもよかった。別に遅れて行ってもよかった用事だった。
けど、なんかせっかくだから間に合いたい。
欲望と欲望が戦った。

まだ午前だが、欲望が暴れ回った時間だった。

何事も焦りは本当に良くない。正常な判

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