katsuo

なんにもないけど日々。

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  • 【長編小説】見えない湖

    見えない湖を求める青年と老人の物語

  • 【長編小説】熊の飼い方

    新社会人になり、不安と期待を寄せる青年。 一方で平凡な毎日に飽き飽きした青年。 そんな二人の青年の苦悩と不安を描いた小説。 ※フィクションです。登場人物や団体は架空のものです。

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3月号ZINE

    • 2月号ZINE

      • 1月号ZINE

        • Music for Tomato Plants/Loris S. Sarid

          ポン、ポン。 ゆっくりと歩いている。 誰からも追われず、何のしがらみからも解放されている状態で。 広大な農場にいるかと思えば、ベランダのプランターを除いている。 静かな朝とも言える。 これはトマトに聞かせるとよく育つような音楽らしい。すごくわかる気がする。 なんといってもLPが赤い。トマトや。 可愛さの中に癒しがある音楽。 これぞ自然。 Music for Tomato Plants/Loris S. Sarid

        3月号ZINE

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        • 【長編小説】見えない湖
          25本
        • 【長編小説】熊の飼い方
          53本

        記事

          Golden Pear / Omni Gardens

          海の中にいるような気がする。 初めに聴いた時にそう思った。 大きな農園の中にいるとも思った。 このアルバムを聴いていると時間が過ぎるのが分からなくなる。早い遅いの尺度ではない、感覚的なもの。 体ごとどこか別の次元に持っていかれるような、浮遊するような。 行きつけのレコード屋さんで、視聴させてもらった時にこれだ!と思った。 アンビエントって難しいジャンルかもしれない。けどこれは、爽快にそんな概念を変化させてくれる。 暗い気持ちになった時、歌詞の言葉が刺さりすぎて、ちょっと

          Golden Pear / Omni Gardens

          避寒宮古島1日目①

          寒さから避難したい。 高校から毎年、冬になると思う。 大学の時は、よく冬に南国に行っていた。 社会人になって、コロナが始まってしまったので行けなくなっていた。 そして今年、やっと念願の冬南国に再挑戦。 ウキウキしながら、極寒の朝に神戸空港を出発。 神戸空港に来るのは意外にも初めてで(兵庫県民)なんか楽しかったから、いっぱい写真撮った。 飛行機からの眺めも最高やった。ああ、旅行しとるわあ!って感じる。 降りた途端、めちゃくちゃに曇ってた。 島国で曇ってるのはNGなんよ

          避寒宮古島1日目①

          好きなことで生きる?

          好きなことで生きる って、ほんまに素晴らしい言葉やと思う? そういう思考にならん人だってたくさんいるし、そういう思考ができない人もいる。 好きなことで生きるに、個人的にはある意味では同意するし、ある意味では同意しない。 条件があるからだと感じる。 好きなこと=仕事 っていうものが今では蔓延してるから。 でも、そうじゃなくない?ってよく思う。 別にお金稼ぐためだけに仕事して、それ以外の時間を好きなことで生きてもいいと思うし、将来好きなことをするためにお金貯めるために嫌な

          好きなことで生きる?

          働く

          なんか野暮なタイトルになってしまった。 特に働くことに関して大きな思い入れがあるかと言われればない。 普通にサラリーマンで毎月給料をもらいながら働いている。 でも、働くことに関しては常に疑問は持っている。 働くことに関しては、大義では暇つぶしだと思っている節がある。だから、暇つぶしというのは楽しい方がいい。でも、暇つぶしが楽しいだけでは面白みがない、とも思う。 この働くことに関しては、個人のキャパや価値観、合う合わないがあるから本当に一概には言えないし、人の働き方にど

          笑う

          無理矢理にでも笑うことって時には必要やと思った。 心が疲れてる時とか特に。 小説家の中村文則さんも何かのインタビューで、「毎日絶望して起きるから、お笑い番組を見るようにしてる」というようなこと言ってた。 無理矢理にでも笑うってことは、生きるために必要なことなんかなって思う。 疲れ過ぎてる時は何にも面白くないけど。

          冬になると

          冬になると、夏にアスファルトだった地面が砂場になってしまう。 自分が思ったより進んでるつもりでも、思ったより進んでいない。 余裕も無くなるし、自由に動けなくもなる。 毎年のことなんやけど、今年はちゃんとライフハックを見つけていきたいな、と思う。 今日見つけた、ライフハックは 冬はご飯が美味しい 今年はこれでいこう。うめえご飯食い散らかしてあったかくしていこう。

          冬になると

          悲しいものを見たくなる

          時々、悲しい物語を見たくなる。 救いがないとは違くて、悲しくても受け入れてる物語。 僕はそんな作品を何個か知っている。 それだけで何か救われてる気がする。 楽しさに救われることもあるけど、悲しさに救われることもある。 だから悲しい時は、悲しいと言っていいと思う。 その悲しさが人を救うこともあるから。

          悲しいものを見たくなる

          友達

          友達ってみんなどんな感じで捉えてるのだろう。 「ゆとりですがなにか」で色々あって仲良くなった、坂間(岡田将生)がまりぶ(柳楽優弥)に「友達じゃねーし!」って言い放つ会話が印象的だ。多分僕の中だけで。 友達と言いたい、友達じゃないと言いたい これは主観が入ってくるからさらに難しい。 客観的に見てどう見ても友達なのに、2人とも、もしくは片一方がいい思いを持っていないこともある。 そんな曖昧で、不透明な友達という言葉に僕らは迷わされている。これは多分、言葉そのものに迷わされる

          作ること

          最近、作ることについて考えることが多い。 僕は作ることが好きだ。お金にしようとか、有名になろうと思うこととは違くて(有名になりたいと思っていた時期もある笑)、ただ楽しくて暇つぶしになるからやっているということもある。 でも、これは30代手前の人間たちからすると、感覚が違う。作っている、というそれだけですごいと言われる。みんな小学生や中学生までは、特に何も考えることなく作っていたものがあるはずだ。少し違和感がある。 僕が作ったものを渡すと、「私も作りたいんですよね」という

          作ること

          焦りの考察

          焦っている。いや、正確には焦っていた。 在来線を逃し、新幹線に乗る。 少し罪悪感と背徳感。 あー、もう少し時間見て朝動いたら良かったな。そんなことをグダグダ考えている。 実際、そんなに急がなくてもよかった。別に遅れて行ってもよかった用事だった。 けど、なんかせっかくだから間に合いたい。 欲望と欲望が戦った。 まだ午前だが、欲望が暴れ回った時間だった。 何事も焦りは本当に良くない。正常な判断が鈍るからだ。平常時に正常な判断ができるかは別として。笑 かといって、焦る時は

          焦りの考察

          苦しく未知の世界

          この世界についてもっと拡大する。 疲れた時、気持ちが落ち込んだ時、たまに宇宙のことを考えてみる。 宇宙はまだ、分からないことがたくさんある。 僕はこの世のことを分かったように思いがちだけど、知らないことがもっとある。 この世のことを知ったように思ってしまうと、先には悲しいことしかないと思いがちになってしまう。 だからこそ、知らないことを知っていくのは楽しい。 違う世界を拡張できるから。 狭く苦しい世の中を生きるために。

          苦しく未知の世界

          知っているけど、知りたくない

          僕はどこに向かっているのだろうか。 希望という言葉を簡単に使えなくった。 絶望という言葉は良く使うようになった。 向かっている方向は分かってる。 でも、みんな見ないふりをしている。 見ないふりをしないのが上手い人はこんなことは考えなくていい。 僕はどこに向かっているか知っている。 知っているから身動きが取れない。 出来れば、意識せずに生きていきたい。 その先があるからこそ僕らはもがくのかもしれない。 未開の地で、そんなこと思いながら酔っ払っている。

          知っているけど、知りたくない