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なんにもないけど日々。

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  • 【長編小説】見えない湖

    見えない湖を求める青年と老人の物語

  • 【長編小説】熊の飼い方

    新社会人になり、不安と期待を寄せる青年。 一方で平凡な毎日に飽き飽きした青年。 そんな二人の青年の苦悩と不安を描いた小説。 ※フィクションです。登場人物や団体は架空のものです。

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    Music for Tomato Plants/Loris S. Sarid

    ポン、ポン。 ゆっくりと歩いている。 誰からも追われず、何のしがらみからも解放されている状態で。 広大な農場にいるかと思えば、ベランダのプランターを除いている。 静かな朝とも言える。 これはトマトに聞かせるとよく育つような音楽らしい。すごくわかる気がする。 なんといってもLPが赤い。トマトや。 可愛さの中に癒しがある音楽。 これぞ自然。 Music for Tomato Plants/Loris S. Sarid

    Music for Tomato Plants/Loris S. Sarid

    Golden Pear / Omni Gardens

    海の中にいるような気がする。 初めに聴いた時にそう思った。 大きな農園の中にいるとも思った。 このアルバムを聴いていると時間が過ぎるのが分からなくなる。早い遅いの尺度ではない、感覚的なもの。 体ごとどこか別の次元に持っていかれるような、浮遊するような。 行きつけのレコード屋さんで、視聴させてもらった時にこれだ!と思った。 アンビエントって難しいジャンルかもしれない。けどこれは、爽快にそんな概念を変化させてくれる。 暗い気持ちになった時、歌詞の言葉が刺さりすぎて、ちょっと

    Golden Pear / Omni Gardens

    避寒宮古島1日目①

    寒さから避難したい。 高校から毎年、冬になると思う。 大学の時は、よく冬に南国に行っていた。 社会人になって、コロナが始まってしまったので行けなくなっていた。 そして今年、やっと念願の冬南国に再挑戦。 ウキウキしながら、極寒の朝に神戸空港を出発。 神戸空港に来るのは意外にも初めてで(兵庫県民)なんか楽しかったから、いっぱい写真撮った。 飛行機からの眺めも最高やった。ああ、旅行しとるわあ!って感じる。 降りた途端、めちゃくちゃに曇ってた。 島国で曇ってるのはNGなんよ

    避寒宮古島1日目①

    好きなことで生きる?

    好きなことで生きる って、ほんまに素晴らしい言葉やと思う? そういう思考にならん人だってたくさんいるし、そういう思考ができない人もいる。 好きなことで生きるに、個人的にはある意味では同意するし、ある意味では同意しない。 条件があるからだと感じる。 好きなこと=仕事 っていうものが今では蔓延してるから。 でも、そうじゃなくない?ってよく思う。 別にお金稼ぐためだけに仕事して、それ以外の時間を好きなことで生きてもいいと思うし、将来好きなことをするためにお金貯めるために嫌な

    好きなことで生きる?

    働く

    なんか野暮なタイトルになってしまった。 特に働くことに関して大きな思い入れがあるかと言われればない。 普通にサラリーマンで毎月給料をもらいながら働いている。 でも、働くことに関しては常に疑問は持っている。 働くことに関しては、大義では暇つぶしだと思っている節がある。だから、暇つぶしというのは楽しい方がいい。でも、暇つぶしが楽しいだけでは面白みがない、とも思う。 この働くことに関しては、個人のキャパや価値観、合う合わないがあるから本当に一概には言えないし、人の働き方にど

    笑う

    無理矢理にでも笑うことって時には必要やと思った。 心が疲れてる時とか特に。 小説家の中村文則さんも何かのインタビューで、「毎日絶望して起きるから、お笑い番組を見るようにしてる」というようなこと言ってた。 無理矢理にでも笑うってことは、生きるために必要なことなんかなって思う。 疲れ過ぎてる時は何にも面白くないけど。

    冬になると

    冬になると、夏にアスファルトだった地面が砂場になってしまう。 自分が思ったより進んでるつもりでも、思ったより進んでいない。 余裕も無くなるし、自由に動けなくもなる。 毎年のことなんやけど、今年はちゃんとライフハックを見つけていきたいな、と思う。 今日見つけた、ライフハックは 冬はご飯が美味しい 今年はこれでいこう。うめえご飯食い散らかしてあったかくしていこう。

    冬になると

    悲しいものを見たくなる

    時々、悲しい物語を見たくなる。 救いがないとは違くて、悲しくても受け入れてる物語。 僕はそんな作品を何個か知っている。 それだけで何か救われてる気がする。 楽しさに救われることもあるけど、悲しさに救われることもある。 だから悲しい時は、悲しいと言っていいと思う。 その悲しさが人を救うこともあるから。

    悲しいものを見たくなる

    友達

    友達ってみんなどんな感じで捉えてるのだろう。 「ゆとりですがなにか」で色々あって仲良くなった、坂間(岡田将生)がまりぶ(柳楽優弥)に「友達じゃねーし!」って言い放つ会話が印象的だ。多分僕の中だけで。 友達と言いたい、友達じゃないと言いたい これは主観が入ってくるからさらに難しい。 客観的に見てどう見ても友達なのに、2人とも、もしくは片一方がいい思いを持っていないこともある。 そんな曖昧で、不透明な友達という言葉に僕らは迷わされている。これは多分、言葉そのものに迷わされる