katsuo

なんにもないけど日々。
    • 【長編小説】見えない湖

      • 20本

      見えない湖を求める青年と老人の物語

    • 【長編小説】熊の飼い方

      • 53本

      新社会人になり、不安と期待を寄せる青年。 一方で平凡な毎日に飽き飽きした青年。 そんな二人の青年の苦悩と不安を描いた小説。 ※フィクションです。登場人物や団体は架空のものです。

見えない湖 20

 ダンさんは大きく深呼吸をしてから、また歩き出した。僕は、「もう帰りませんか?」と言いたかった。でも、言い出せなかった。僕は知らない間に欲していた。生と死が入り…

2時間前

見えない湖 19

 疑問を抱えながら、次の家に行く。このような人々が住んでいるところを回るのかと思うと先が思いやられる。足が鉛をいくつも積んだみたいに重く、歩きにくくなる。  次…

5日前

見えない湖 18

 虫の鳴き声が耳元で膨張してくる。胸の鼓動とともに、耳から聞こえる虫の鳴き声が大きくなる。ダンさんの足取りは重いように見えた。  二十分ぐらい歩いたところに、小…

6日前

見えない湖 17

 廊下に出て歩いて突き当たりの階段を登って二階に行く。廊下の両脇には教室のような部屋がいくつもある。二階に上がって左に曲がった。最初の教室に入っていく。ここには…

7日前

見えない湖 16

 建物の中は無音ではなかった。無音で不気味な建物内を想像してしまっていた。二階や一階から何人かの人の声が聞こえてくる。比較的楽しそうな声だ。この声を聞くとなぜか…

9日前

見えない湖 15

 島に降り立つと、何軒か家がある。その背後には山がそびえ立ち、木々が生い茂っていた。浜辺もそんなに大きいものではなく、山までの距離は短い。  ダンさんと僕は、船…

2週間前