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歌が好きなの

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#歌

衝撃的な歌詞@中島みゆき

衝撃的な歌詞@中島みゆき

中島みゆきさんの数多ある歌詞の中から、過去の私が衝撃を受けたものをピックアップします。

『がんばってから死にたいな』
〜「重き荷を負いて」より

この歌詞はすごい、本当にすごい。
頑張ってから死にたいけど。そうだけど。そういうの言っちゃってもいいんだ……と当時中学生だった私は衝撃を受けました。
死にたい、というのが何か衝撃で。遠回しでないから、直球で迫ってくるんですよね。
この歌詞のリフレインは

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中島みゆき Concert「一会」2015〜2016 劇場版

中島みゆき Concert「一会」2015〜2016 劇場版

必ず死ななければならないのなら、いっそ今死にたい。
見終わって余韻に浸りながら、そう思ってしまう映画でした。

ファン以外は見ないであろうこの劇場版のコンサートを、私は「中島みゆき」という存在の作り出す世界に入り込んで見ていました。
見ていたというよりも、「中島みゆき」と向き合っていました。あの人と二人の世界に、私はいました。

中島みゆきを「」で括ったのは、音楽プロデューサーの瀬尾一三さんが、こ

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自分探し

自分探し

【たとへば君 ガサッと落葉すくふやうに私を攫つて行つてはくれぬか】

俵万智さんのエッセイでこの歌が紹介されていて、河野裕子さんを知りました。それから気にはなっていたのですが、エッセイ集を図書館で見つけたので読んでみました。
「わたしはここよ」。
読んでいて、すごくそれだー!と思った部分があったので、引用してみます。

『自分は何者なのか。それは誰にもわからない。けれど、歌をつくっているうちに、ど

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私の人生は、紙飛行機ではありません。

私の人生は、紙飛行機ではありません。

母親の日課は、NHKの朝ドラを毎朝見ることです。
いつからか知りませんが、直前に再放送もやってますよね、あれから30分は我が家は朝ドラタイム。

私は長く続く話があまり好きではなく、本は3冊以上のシリーズものだとそれだけで読む気が失せ、ドラマなんてあんなに何回もかけてやっているのは見てられなくて、録画して溜めて見ていても途中で飽きるタイプ。
まぁよく一日15分なのに飽きず、しかも話を忘れずに半年も

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【中島みゆき】4.2.3.

【中島みゆき】4.2.3.

『4.2.3.』というタイトルから、私はペルー日本国大使公邸占拠事件(1997年)を連想できない。
物心ついていない頃だったから。
それからもう一つ。
日本社会がこの事件に触れないから。

中島みゆきのこの歌を知ったのは偶然だった。
でも、この時期に知れたのは必然だと思えるほど、衝撃を受けた。
ペルー特殊部隊が強行突入して、人質を解放した4月23日がこの歌の由来。
この歌の最後の方に、こんな歌詞

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【中島みゆき】タクシー・ドライバー

【中島みゆき】タクシー・ドライバー

『笑っているけど
 みんな本当に幸せで 笑いながら
 町の中歩いてゆくんだろうかね』

歌詞がぐっときます。
中島みゆきさんのタクシードライバー。
マツコ・デラックスさんもテレビで好きと仰ってましたね。
最近、この歌がぐるぐる頭の中を回っているので少しアウトプットしてみます。

『ゆき先なんて どこにもないわ』

と、タクシーに乗り込んだ彼女は、ひとりぼっちと歌います。
けれど、冒頭の歌詞の続きで

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【吉田拓郎】どうしてこんなに悲しいんだろう

【吉田拓郎】どうしてこんなに悲しいんだろう

吉田拓郎という人は、結構個人的に大事な人だったりするのですが、今回はそれは置いといて、「どうしてこんなに悲しいんだろう」です。
名曲!!!
名曲という言葉の上があるんだったらそれ!!

『悲しいだろう みんな同じさ
 同じ夜をむかえてる』

まずこの出だし。
悲しい、けれどそれは皆同じである。
同じ夜を迎え、同じ悲しみを味わっている。
"僕"は、それを分かってるんですね。でも、例え皆が同じ悲しみを

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