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私の人生は、紙飛行機ではありません。

母親の日課は、NHKの朝ドラを毎朝見ることです。
いつからか知りませんが、直前に再放送もやってますよね、あれから30分は我が家は朝ドラタイム。

私は長く続く話があまり好きではなく、本は3冊以上のシリーズものだとそれだけで読む気が失せ、ドラマなんてあんなに何回もかけてやっているのは見てられなくて、録画して溜めて見ていても途中で飽きるタイプ。
まぁよく一日15分なのに飽きず、しかも話を忘れずに半年も見られるなぁと、朝ドラ視聴者の方々には敬意の念すら抱いております。飽き性で忘れっぽい私にはとても無理です。

ということで我が家には毎朝、朝ドラのテーマ曲が流れているんです。
今やってる「あさが来た」のテーマ曲『365日の紙飛行機』(歌詞はこちら)。これが毎朝私の耳を通過していくわけなんですが、ちょっとこの歌詞に一言言わせて欲しいのです。
別に秋元さん嫌いなわけではないんですけど。AKB48の『ファースト・ラビット』(歌詞はこちら)はカラオケで絶対歌いますしね。
でも、この歌は毎朝聞きながら歌詞にもやもやするんですよ。

「ずっと見てる夢は 私がもう一人いて
やりたいこと 好きなように
自由にできる夢 」
まずここ。
「やりたいこと好きなように自由にできる」のは「夢」だけなんて、すっごくもやもやする。
逆に言うと、この現実の「私」はやりたいことは何も出来ずに暮らしているわけですよ。
しかも、「ずっと見てる」という部分から推測するに寝ている時に見ている夢ですよね。自分の意志で見る夢ですらないなんて、哀しいというか切ないというか。

「人生は紙飛行機 願い乗せて飛んで行くよ
風の中を力の限り ただ進むだけ」

人生は紙飛行機でしょうか?
いいえ、少なくとも私の人生は違います。
私は自分で進むので、人生を風がないと墜ちてしまう紙飛行機で例えて欲しくありませんね。雨が降っても私は進み続けます。
ただ進むだけでもありません。きちんと自分で判断して、止まる時には止まりたい。曲がるタイミングは自分で決めたい。
私の人生は、風が吹かなければ進まない紙飛行機ではありません。

もしかして、今日はいちゃもんつけただけになっちゃいましたか。まぁいいや、すっきりしたので。


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