見出し画像

中学受験・5〜6年生でやった「苦手だった国語」の勉強内容と先生からのアドバイス

苦手だった国語が克服できたこともあり、開成や渋幕に合格することができました。先生からのアドバイスや息子がコツコツと取り組んだ内容について書いてみました。

・・・

1.安定しない国語に困る...

国語が良ければ4教科の偏差値がよくなりますが、国語が良かったり悪かったりで、いつも全体の成績が国語の偏差値に引っ張られていました。

4年生の頃は国語は偏差値40〜60代までをいったりきたりで全く予想がつかない安定しない科目でした。

息子の友達で国語が得意な男の子がいましたが、その子はいつも国語は安定して良い成績を残していました。

ずっと公文で国語を習ってた子だったのですが、国語は一度得意になれば安定した得点源になるのではと思い、理社よりも算数と国語の2教科に5年の夏ぐらいから重きを置いて取り組むことにしました。

結果としては、5年の後半から徐々に成績があがり、6年生になってもそれは続き、結果的に一番成績を引っ張ってくれる科目となりました。


2.年間学習法を読んでみた_勉強方法の確認

まずはサピックスで配布された「年間学習法」の国語の勉強方法を熟読しました。
簡潔に重要なことがまとまっています!息子と何度か一緒に読みました。
ざっくり言うと下記2点。

・記号選択問題は本文根拠をしっかり見つけてから選んでいきましょう。
・記述の書き方にはプロセスがあります!

この2点を意識して解き続けることを続けました。


3.国語の得点源_まずは「記号選択問題」をしっかり正解を目指す

国語の先生に記述の部分点が半分も取れていなかったので相談した時に(たぶん5年の夏くらいに相談)、次のように教えてもらいました。

・「まずは記号選択問題をしっかり正解できるようにしましょう。記述はその後で大丈夫です。」
・「本文根拠をしっかりと見つける作業をしましょう」※1
・「しっかりと設問に線を引いて設問分析をしましょう」※2

1、※2については授業でしっかり教えているそうですが、めんどくさがりやらない生徒が多いと先生が言ってました。(ここがポイントっぽいですね。国語を勉強してるけど、習った通りの手順をめんどくさがるから、成績はもちろんあがらない…)

息子も線を引いたり本文根拠を探す事をめんどくさがって習った事をやらずに感覚で解いていましたね。

この作業、手順をやると点数が上がると気づいてからは、普通に自らやるようになっていました。
この頃はテスト当日送り出す前に「国語は本文根拠と設問分析、線をしっかり引いてこよう!」と言って送り出し、テストの復習の時も、その作業が丁寧にできていたのかを確認しながら復習してました。

記号選択問題はちょこちょこ落としますが、その3問あっていれば…正答率60-70%のこの3問を落としてなければ…+15点。という感じでしたので、先生に言われた通り、まずは記号選択の失点を防ぐことから初めました。



4.「国語の要」で練習しました。中学受験国語の勉強方法。

通常のテキストとは別に家庭学習用に「国語の要」が配布されます。
1冊に文章題が30題くらい?あったと思います。

授業で習っている方法で解く訓練を一緒に丁寧に取り組みました。
たまに、コピーしてどちらが点数が高いかを勝負していました。

勝負すると自分も文章を読んでいるので、息子が何が読み取れていないのかがよくわかりました。

解説も一緒に読んで、手取り足取りで国語に取り組みました。
記述の採点は甘かったかもしれませんが、記号選択の練習には最適でした。



5.漢字と語彙をコツコツおぼえました。中学受絵の漢字と語彙は得点源。

・漢字
6年の頭くらいに過去問を確認し、漢字が何問出て、それが何割の得点を占めるのか調べてみました。

息子は渋幕が第一志望で、調べてみると
漢字が約20%、語彙が約6%くらいでした。
だいたい漢字と語彙だけで20-30%ですね。
合格平均点は60%くらいなので、合格に必要な点数の半分近くを漢字と語彙が占めていました

息子の志望校は、漢字と語彙の比率が高かった?ので、それを知ってからは、毎週の漢字テストは必ず満点をとるようにコツコツ勉強しました。
実際も毎回100点だったような気がしますし、そのおかげで9月以降の模試でも漢字は5問中4-5問正解という感じでした。

サピックスでは、この「漢字の要」を2-3周するカリキュラムだったと思います。


覚えるだけで点数が20点近くもらえる漢字はかなり威力があるなと。覚えるまでなんどもしつこく間違えた問題繰り返しました。
何度も何度も...笑


・語彙力
6年のはじめに5年の国語Aのコトノハを総復習しました。
コトノハの解説が非常にたくさんの言葉の意味が書いてあるので、とても勉強になりました。
解説をメインに使って口頭で私が問題を出し息子が答えるを繰り返しました。(息子は5年の時にこの復習を適当にやっていたことが判明し、全部やり直ししました。。。)

コトノハの解説神テキストだと思っています。

授業で読んだ文章を復習の時に読み直し、必ずわからない言葉は印をつけて意味をしらべるようにしました。
辞書で意味を調べるにも最初は慣れていなくて時間がかかりますし、めんどくさいので、最初は2-3個しらべて、あとは口頭で私が答えたり、私がスマホで調べて意味を教えていました。

3ヶ月くらい少しずつ辞書を使い続けると、途中からあまりめんどくさがらずに辞書を使うようになりました。
私がそばにいる場合は、スマホで調べて意味を教えるということも結構ありました。

「語彙力おばけな子は国語ができる」というtweetをどこかで見て、語彙力強化に取り組みました。

↓この本を5年の冬くらいに購入して、少しずつ6年の夏までに2周やりました。


6.文章の背景やテーマを事前に知っているかどうか。中学受験では、子供がなじみの無いテーマを幅広く知っておくことが物語文を解く上でとても重要。

国語の先生に相談したときに、次のように教えてくれました。

・子供が普段生活しているだけでは知ることができないテーマを知っていると問題文がとても読みやすくなります。(※ 物語文)
・映画を見るのもいいです。

子供だけの世界では知り得ないような世界を映画や本で知っておくことは国語(物語文)の問題をとく上でアドバンテージになるようです。

↓こちらの本はテーマを体系的に説明してくれているので、とても勉強になりました。
息子ともちょこちょこ一緒に読んで、このテーマはもう読んだ!これはまだ読んでないかも!みたいな感じで確認していました。

説明文は物語文よりもいつも点数が取れていたので、特別何か対策などはしませんでした。


↓5年生のころに国語の対策として読み聞かせも3ヶ月くらい取り組みました。


いきなり長文を読むのが大変だったら、30日間無料で使えるアマゾンオーディオで読み聞かせ的に物語に触れるのもありかもです。↓





5年の春くらいから「ぼくらの〇〇」シリーズのような簡単で楽しい本から読み始め、徐々に入試で過去に出た本、さぴあで紹介されている高学年向けの本を読むようになりました。2ヶ月に1-2冊くらいのペースでした。

5年の春くらいから少しづつ本を読むようになりました。こんな感じの本を読んでいました。6年は9月以降はまったく本を読んでないですね。SS特訓の復習に追われていました。
(アマゾンの注文履歴から抜粋してみました。)




7.国語の成績が安定しました。得意になればそれ以降はそこまで勉強しなくても安定したまま。

6年になり精神年齢も少し上がってきたことも関係してなのか、成績はどんどん上がりました。

サピックスの先生からも切れ味鋭い記述をすると褒められました。
6年になり、偏差値は60を切ったのは5回くらい、たまに70近くになる時もありました。(6年でサピだと全部で18回くらいテスト受けます。)

急に国語男子に変身しました。
一番苦手もしくはムラがあった国語がとても頼もしい科目になりました。

国語はやはり安定するとずっとキープでした
夏くらいにはいい感じになり、6年の9月以降は、「語彙力」「漢字」の2つを毎日コツコツやり、たまに授業でやらなかった演習を解く程度でした。
国語にあまり時間を使う必要がなく、その分、算数やその他の教科にじっくり時間を使うことができました。
9月以降国語は漢字&語彙以外はあまりやらなくなりましたが、SS特訓や、単科の記述のクラスでも国語はクラスで1位を取ることもありました。

ただ、前半は国語に時間を使っていたので、理科や社会の成績は緩やかに低下。6年の10月くらいから理科の苦手分野の把握とその穴埋めに取り組み、入試直前までにはしっかりと戻すことができたと思います。

理科と社会は国語と違い、勉強した翌日には成果となって現れやすい教科と言われています。暗記ですから。
理科の物理分野は暗記ではありませんが、原理原則は暗記する必要ありますし、その原理原則も少ないです。直前でもぐっと最後のひと伸びを期待にして取り組みました。

6年の保護者会で、国語の先生が次のように話していました。

国語かけた時間に対しての効果がすぐに現れにくいので、6年の9月以降は理科や社会に時間を当てた方が効率がいいです。」

国語をじっくり6年の夏までに取り組む作戦?が結果的にとても良かったと思います!


こちらも国語について、どこから得点をとって、どこからへんから固めていったのかを書いてみました。


アマゾンでオーディオで聞く本もあるので、それを試すのもありかもです。
お試しは1ヶ月間無料みたいです。↓

以上、読んで頂きありがとうございました。
※よければ「❤️スキ」「フォロー」よろしくお願いします。

----------------------------------

こんな記事も書いてます。 

----------------------------------

   -----   twitter   -----   
>>  https://twitter.com/withGoodmyBoy
(ご質問があればDMなどお気軽にどうぞ!)

>>5年生 5-7月のつぶやき
>>5年生 8-10月のつぶやき
>>5年生 11月のつぶやき
>>5年生 12月のつぶやき
>>5年生 1月のつぶやき

>>6年生 2-4月のつぶやき
>>6年生 5-7月のつぶやき
>>6年生 8月のつぶやき
>>6年生 9月のつぶやき
>>6年生 10月のつぶやき
>>6年生 11月のつぶやき
>>6年生 12月のつぶやき
>>6年生 1月のつぶやき(いよいよ本番)
>>6年生 2月のつぶやき(受験終了)

   -----   テスト結果   -----   

>>4年生のテスト結果一覧(12回分)サピックス

>>5年生のテスト結果一覧(14回分) サピックス
>>5年生 第1回サピックスオープンの結果

>>6年生のテスト結果一覧(14回分)サピックス
>>6年生 第1回サピックスオープンの結果
>>6年生 合格力判定サピックスオープン全4回 結果
>>6年生 学校別開成OP結果 全2回分
>>6年生 学校別渋幕OP結果 

   -----   勉強方法   -----   

【● 国語 】
>>国語の対策_5年生から読み聞かせをはじめました。(3ヶ月間くらい)
>>5〜6年生でやった「国語」の勉強内容と先生からのアドバイス
>>国語の成績の上げ方には手順がある

【 ●算数 】

>>息子の成績アップのサイクル_算数
>>5〜6年生前半でやった「算数」の勉強方法
>>中学受験の算数特化のオンライン塾「コベツバ」について
>>サピックス 算数の復習はこうやってました
>>我が家の算数で偏差値60を取る方法

【●理科】
>>理科/5年-6年】の家庭学習の内容、スケジュール
>>理科の勉強方法「ポイントチェックがとても大事

【●社会】
>>社会/5年-6年】の家庭学習の内容、スケジュール

【 ●勉強方法全般
>>中学受験_睡眠時間と復習方法について
>>サピックス広野先生が語る学びの順番と時期。基礎→応用→思考力
>>サピックスのテキスト以外で取り組んだ問題集
>>中学受験 サピックス「年間学習法」熟読のススメ。
>>中学受験・参考になった情報源5つご紹介!(勉強方法や取り組み方)
>>中学受験 9月からの過去問について、塾で教えてもらった取り組み方

   -----   密着伴走でやったこと   -----   

>>中学受験の密着伴走でやったこと一覧
>>備忘録_中学受験 もう一度やるなら何を意識する
>>中学受験 毎回のテスト後の振り返り
>>中学受験 スケジュール管理(やることリスト)を作ってました。

   -----   その他   -----   

>>サピックスαクラスの様子 by息子からの話まとめ
>>サピックス アルファクラス 息子の性質
>>中学受験_カンニングについて
>>鉄緑会の説明会に行ってみた
>>中学受験のお気に入りグッズのご紹介!
>>中学受験 我が家の受験プラン
>>中学受験 心に響いた名言集①
>>中学受験 A3プリンター、買うか買わないか

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?