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しばらくNOTEでブログ書いてみます。過去のブログは、http://jqut.blog98.fc2.com/ でご覧いただけます。
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#人事部長

027 人材開発は人事のど真ん中

027 人材開発は人事のど真ん中

人的資本経営とかリスキリング・学び直しとか、言われてますね。

長く人事の仕事をしている立場からだと、人的資本経営なんか「何を今更当たり前のことを」と思うところも多いのですが、国が人材開発を後押ししてくれるのは、悪いことではありません。人材開発は、人事のど真ん中の仕事なのです。

人材開発担当は、以前は研修担当と呼ばれていました。研修担当は研修をすることが仕事なので、とてもdoableな名称です。

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022 課長の支援は人事部の最重要業務

022 課長の支援は人事部の最重要業務

久しぶりにリアル開催された「日本の人事部」主催の「日本の人事リーダー会」ですが、テーマは「管理職の役割とその課題」でした。登壇者は法政大学の坂爪先生。今週末に迫ったキャリアデザイン学会の研究大会委員長でもあり、とにかく週末の台風が気になってましたが、少なくとも大会期間中は大丈夫です。こちらも久しぶりのリアル開催、楽しみです。
まずは課長の役割の変化について。コアとなる役割りは変わらないものの、部下

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019 経営目線を持つために

019 経営目線を持つために

人事部長がまっとうに機能するためには、経営目線を持つことが大切なことについて、否定する人はいないでしょう。問題は、どのようにして経営目線を持つのかです。МBAチックな学びも基礎力を補強するためには役立ちますが、それで目線まで高まるものでもないでしょう。経営目線を養うために一番手っ取り早いのは、経営者との対話です。経営者の考えにふれることです。おそらくこれ以外にはないでしょう。経営者の書いた書籍を読

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017 決まったことをやる人と、やることを決める人

017 決まったことをやる人と、やることを決める人

会社組織には、2種類の人がいます。それは「決まったことをやる人」と「やることを決める人」です。そして、この2つは、連続的ではなく、不連続的な存在です。
担当者は「決まったたことをやる人」です。もちろん決まったことをやる中でも様々な判断・決断は求められるので、何も決めなくてもいいということではありません。ただ、仕事の大半は振ってくるものです。実績を認められて課長になると少し景色が変わってきます。「や

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00人事部長、引き継ぎ

00人事部長、引き継ぎ

現在の執行役員の2年の任期が終わったら、複数社に渡ってやってきた人事部長の職をおしまいにする予定です。2024年6月ですので、あと1年少し。今の任期を受ける時から決めていました。理由はシンプルで、日本の会社をもっと若い人に引き継がないといけないこと。かなり遅すぎたのですが、これはこれで責任もあったので。

今の会社の後進の皆さんにちゃんと想いと思想を引き継がないとなぁと思い、昨年実施したマネジメン

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013 やりたい施策を実現させるために

013 やりたい施策を実現させるために

人事部長として、やりたいことがいつも行列を作っています。そこにさらに、メンバーから起案されるもの、社員から持ち込まれる要望、事業本部からの要請、とにかく実現させたいことが、実現させないとまずいことが常にたくさんあるわけです。これを効率的に承認をとるのは部長の大切な仕事です。部長がこれが得手か不得手かで、その部の生産性は大きく変わるのです。最小限の手数で承認をとる、ただし大切なところには手をかける、

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人事部長としての信条

人事部長としての信条

昨年、日本の人事部のHRアカデミーに登壇した際に、一番最初に「人事部長としての信条」についてお話しました。長いHR生活で少しずつ追加・再整理されてはいますが、基本的にはここ最近、大きくは変わってないので、それこそだいたい自分の信条が体系化されてきたんだと思います。ただ、ここに来るまでは何度もアンラーニングを繰り返しています。10年前とはずいぶんと違ってると思います。円熟した感じですね。人事の皆さん

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「人事」という仕事 二つの顧客・二人の上司 ~日経産業新聞 HRマネジメントを考える (2021.01)

「人事」という仕事 二つの顧客・二人の上司 ~日経産業新聞 HRマネジメントを考える (2021.01)

ご依頼を受けて、ちょこちょこ書いていたもののアーカイブをこちらでしておこうと思うのですが、なかなか過去分が追い付いていません。。今日は日経産業新聞の連載15回目です。数年前から6~7名でリレー連載のようなものを書いてます。2カ月に1回くらい担当がまわってきます。各内容は広い意味でHRに関係があれば何でもOK。今回は人事という仕事についての持論を書きました。先日、このテーマでの講演依頼をいただきまし

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アートでサイエンスなHRの仕事、代休でのダルバート&安西水丸展&酒蔵映像

アートでサイエンスなHRの仕事、代休でのダルバート&安西水丸展&酒蔵映像

人事部長を担当しています。マネジメント以外での私の役割は3つ。➀人事制度の企画・立案・運用化、➁人材育成メニューの企画・立案・ファシリテーション、➂よろず相談の対応、です。マネジメントについては、戦略立案等を除くルーティンの中心は、➀経営者及び部署間の調整、➁人材育成、になります。ルーティンの2つは結果的にミーティングでの対応がかなり多くなります。マネジメント以外の➂も当然、ミーティングです。とな

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コロナ禍のHR➂ 人事部長には二人の上司がいる

コロナ禍のHR➂ 人事部長には二人の上司がいる

新型コロナウイルス感染の第三派が心配ですね。緊急事態宣言が出たのがもう遠い昔のようにも思えてきますが、また様々な意思決定が求められる事態になるかもしれません。あの時、誰しもがとても感染を恐れました。それでも対面での仕事が必須の人、医療従事者や、公的セクターの担当者等は、出勤しないわけにはいきません。それに対してどのような支援をするのか…。逆に自宅でも仕事ができる人は、できるだけ出勤を避けて感染リス

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人事部長には二人の上司がいる

人事部長には二人の上司がいる

昨年の秋にいくつかの大学で話をさせていただきました。そのうちの1つで、人事の仕事について語りました。どうしても学生からだと、採用のイメージしかないんですよね。その中で「人事部長には二人の上司がいる」という話をしました。学生に伝わるかなと思ったのですが、感想シートを読むと結構、学生には響くものがあるようです。学生の心理がわかるような気もします。

今日はキャリアコンサルタントの国家資格の試験でした。

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人事責任者に必要な「対話力」

人事責任者に必要な「対話力」

先日、人事部長が集まっての新春の座談会があり、参加しました。テーマは「次世代を担う人事リーダーをいかに育成していくか」。いずれ、サイトに概要がアップされることになるかと思います。

語るのが好きな人ばかりということもあり、話はいろいろと多岐に渡ります。そんな中で当然ですが、「人事リーダーには何が求められるのか」という話にも話題は移ります。求められるものは非常に多岐に渡るのですが、今の時代、そしてこ

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