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アートでサイエンスなHRの仕事、代休でのダルバート&安西水丸展&酒蔵映像

人事部長を担当しています。マネジメント以外での私の役割は3つ。➀人事制度の企画・立案・運用化、➁人材育成メニューの企画・立案・ファシリテーション、➂よろず相談の対応、です。マネジメントについては、戦略立案等を除くルーティンの中心は、➀経営者及び部署間の調整、➁人材育成、になります。ルーティンの2つは結果的にミーティングでの対応がかなり多くなります。マネジメント以外の➂も当然、ミーティングです。となると、結果的にかなりミーティング時間比率が高まります。テレワーク化のおかげで儀礼的なミーティングは壊滅してくれましたが、それでもミーティングは多くあります。これに対して、➀と➁の仕事は、かなりアートでサイエンスな仕事だと思っています。アートでサイエンスな仕事はミーティングの合間にはできません。研修パワポ作成だって、人事制度の企画だって、急に神様が天から降りてくるのです。降りてきたからにはわき目を振らずに徹底的にやり遂げないともったいないことになります。気づいたら3時間たってたよ、みたいな感じです。で、これらの仕事と日常の仕事を同じタイムラインで行うのは不可能であり、あまりにも非生産的です。アートでサイエンスな仕事は、絶対打ち合わせが入らないときにやらないといけないのです。多くの会社では共有スケジュラーがあり、空いているところに好きにミーティングを入れられる運用をしていると思います。これがアートでサイエンスな仕事を妨げます。スケジュラーに防御的に「集中時間・打ち合わせ不可」等と書いておいても、勝手にスケジュールは入ってきて、一言「打ち合わせ不可とありましたが、急案件なのでここでしたら打ち合わせ可能と思い、入れさせていただきました」といった牧歌的なエクスキューズがついてきたりします。で、どうするかというと、アートでサイエンスな仕事は土曜日か日曜日にやるしかありません。いろいろ試しましたが、これが最も効率がよく、ストレスがありません。そして、平日にけれんみなく代休をとります。さすがに休みと入れておくと打ち合わせは入ってきません。ただ、その平日の代休が、副業対応日にたいていなってしまい、結局、休みなしで働き続けたりするので、100連勤とかやっちゃうのですが、先週の木曜日の代休は完全オフにできました。先週の木曜日の話を書こうと思って、前置きがやたら長くなりました。

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まずは人生初の豪徳寺。お目当ては「OLD NEPAL TOKYO」。大阪へ行くと高頻度で「ダルバート食堂」「スパイス堂」にはお邪魔するのですが、こちらはオープンしてなかなか来れませんでした。気持ちがはやったので開店30分前についちゃいました。なので、豪徳寺の街を散策。大通りがなくてよい街です。世田谷線の山下駅と近接してます。「OLD NEPAL TOKYO」の二階はスパイス・ショップになっています。ダルバートは水牛と山羊で悩み、水牛をいただき、ドリンクはヒマラヤン・モクテル。あー、呑みまくりながら食べたい。

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ダルバート堪能してスパイスあれこれ調達して、次の目的地に向かいますが、少し歩こうと思い、隣の宮ノ下駅までてくてく。すると、不思議な八百屋に出会います、「九百屋」。段ボールに「スムージー200円」と書いた看板、小さな店先には行列。店内を遠めに除くとバインミーみたいな奴とか、惣菜もあれこれありそう。行列についている間にお客さんたちは、そこかしかの野菜を手に取ります。スーパーのレジ前商品みたい。店内に入ると小さなインストアベーカリーのノリであれこれ買っちゃいます。この後の工程を考えると野菜を買うのはなしなので、スムージーを。三種類あって悩んだので二つ買います。自宅の近くにあるといいなぁという八百屋でした。

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で、超久しぶりの世田谷線。駅の構内なのに線路に雑草が生えているのが素敵。下高井戸までのんびりだけどひとっ飛び。京王線にのって芦花公園の世田谷文学館に。日本SF展、筒井康隆展以来です。そう、終わり間際の安西水丸展です。倉嶋さんはこの方とカレーかっくらって〆張鶴呑んでたのかと羨ましく思いつつも「古典酒場」もちゃんと展示されてます。水丸さんの青と緑が好きです。すっとしてるけど不思議な湿度感もある。それから真横に引かれた水平線のような線の構図も好きです。写真OKの展覧会は増えましたが嬉しいですね。

さて、次は渋谷です。よくわからないのですか、Facebookで玉櫻さんが紹介してくれていた映像展 「saketrimony」。全国の酒蔵、蔵のある街、蔵の人の映像展です。何も予備知識なしで行ったので、入り口であわててPeatixで申し込みを。お猪口をいただいて会場で。ここ飲食店ではないので、酒類提供禁止ではなく試飲しながら見れるのです。9月、10月で蔵が入れ替わるとのことで、今回は前半の11蔵。玉櫻は後半の部でした。11蔵の映像をみながら11蔵の酒をいただけます。無理をお願いすると燗もつけていただきます。入った時にはちょうど十旭日の映像が流れており、躊躇なく十旭日の燗をお願いしました。10月になったら、また来よう。どの蔵の映像も、街→蔵→人と流れます。最後に蔵の皆さん全員での映像が入りますが、結構、腕組みしてラーメン屋の店主ポーズの蔵が多い中で、十旭日ははっちゃけていてまた素敵でした。それにしても、こんな映像を見続けたら旅をしたくなります。旅がしたくて窒息しそうです。出雲も行きたい。で、そのあとは目黒のお店に長く立ち寄り、帰宅。豪徳寺→芦花公園→渋谷→目黒、よい一日でした。

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アートでサイエンスな仕事をしているおかげで得られる平日の小さなな旅のお話でした。









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