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酒場浴の日々

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酒場浴の記録。単にそれだけ。
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豚足呑みの勧め~酒場浴日誌01

豚足呑みの勧め~酒場浴日誌01

豚足が好きです。
いや、もしかすると「珍味亭」で呑むのが好きなので、豚足も好きなのかもしれません。そのくらい、「珍味亭」が好きです。それはさておき、今回は豚足の話です。豚足で吞む話です。実は、先月、先々月と最高の豚足に出会ってしまったのです。

まず1軒目は4月の熊本です。「住むように呑む」をやってきました。熊本はなぜか揚げ豚足の街です。普通の居酒屋でも豚足メニューがあり、基本は揚げなのです。そし

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住むように呑む~熊本編(後編)

住むように呑む~熊本編(後編)

2024年春に「住むように呑む」で訪問した熊本、想定以上に多くの酒場を歩いてしまったため、前編・中編・後編に分けて整理しています。ようやく後編です。
「住むように呑む」とは、新しい酒場巡りのコンセプトです。一定期間、あたかもその街に住んでいるように、ゆるりと酒場巡りをします。私なりの「住むように呑む」の原則を再録します。
① 4日以上、1つの街に居住すること(宿泊地の移動はしない)
② 観光は基本

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住むように呑む〜熊本編(前編)

住むように呑む〜熊本編(前編)

2024年春の「住むように呑む」は熊本でした。
「住むように呑む」とは、新しい酒場巡りのコンセプトです。一定期間、あたかもその街に住んでいるように、ゆるりと酒場巡りをします。私なりに「住むように呑む」の原則を下記のように整理しています。
① 4日以上、1つの街に居住すること(宿泊地の移動はしない)
② 観光は基本的にしないこと
③ 昼間は普通に働くこと(テレワーク)。ただし、午後半休やフレックスを

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住むように呑む~新たなワーケーションのかたち

住むように呑む~新たなワーケーションのかたち

経営学習研究所のイベントが明日あるので、前乗りして静岡にいます。雨です。明日のテーマは、ワーケーション。「【Workation Day 2023】ワーケーションについて考える日!in静岡!」なるタイトルです。登壇いただく松下先生が、出社回帰のムーブメントの中でのワーケーションに関する記事を書かれていましたので、私も明日を前にワーケーションについて書きたいと思います。松下先生の書かれている「ワーケー

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梯子酒酒場浴003 青森

梯子酒酒場浴003 青森

青森は、これまでは牛乳味噌バターラーメンを慌ただしく食べてすぐに次の街に移動するだけの街で、宿泊したことが一度もありませんでした。なので、今回は八戸でも弘前でもなく青森泊。しかも2泊。最近は同一の街に連泊の旅が好きです。その街に住むように呑むことが少しだけできるからです。で、2泊3日の酒場酒記録です。

初日は予定よりもだいぶ早く午後の2時過ぎに到着しました。仙台で昼呑みしてからの到着です。初日の

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梯子酒酒場浴002 魚崎から三ノ宮のご

梯子酒酒場浴002 魚崎から三ノ宮のご

先月は関西で5日連続梯子酒をしてきました(※梯子酒の定義を1日5軒以上から3軒以上に変えました)。幸せです。そのうちの1日の振り返りです。最近、関西に行くとなぜか午前中のうちに魚崎に行きます。といっても、2回目ですが。魚崎で予定が終わると、ちょうどお昼。次は三ノ宮と決めてましたが、このあたりって灘の蔵がいっぱいあるんだよなと思い、ちょっと散策してみました。いきなり菊正宗が現れます。

工場の近くに

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梯子酒酒場浴001 生涯一番の短髪の晩

梯子酒酒場浴001 生涯一番の短髪の晩

同じ理容師の方に7年くらい続けて髪を切っていただいています。4年くらい前からかな、オーダーを「前回よりも少し短くして」にしました。年々、短髪になってきました。そして、短髪になると、理容店に行く頻度が不思議と高まります。2週間ほど前にお邪魔した際も同じオーダーでした。もう、この上ないほど短髪です。その翌週に副業先に行ったら、みんなに「どうしたの?」と言われたくらいの短髪です。年をとると不思議と前髪の

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たまには旅の記録。

たまには旅の記録。

まだ、いったことのない都道府県が残っているので、潰さないとねと思い、思い立って富山県に。酒呑み仲間によさげな酒場情報はちょっと聞いたものの、特に何を調べるでもなく呑気な時間。パソコン1つあれば、どこでも仕事ができる時代だし。で、すごくテイストにあう素敵な街でした。新湊、高岡、氷見にも足を伸ばして、万葉線と氷見線も踏破できました。万葉線が素晴らし過ぎます。なので、そこらを中心に記録に残します。お邪魔

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初渡米報告

初渡米報告

今日は呑気な旅の記録。人生で初めてあこがれの山陰地方に行きました。米子です。初渡米です。燗酒好きとしては、山陰はあこがれの地です。隠岐の海士町に住んでいる知人を土曜からの三連休で訪ねるため、金曜日前泊で米子入りの予定が、前泊の金曜日が出なきゃいけない会議になったので、その前の木曜日を休んで陸路で移動、金曜日は1日、米子のホテルでテレワークという逆転の発想で結果4泊の旅となりました。嬉しい。それにし

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補足:酒場学習論~第29回「花見川 大富」

補足:酒場学習論~第29回「花見川 大富」

日本の人事部のサイトに「酒場学習論」という連載を書かせていただいていますが、紙面(サイトだから紙面とは言わないのかな)の都合で、写真を載せられる数が限られるのが寂しいので、こちらで補足をしていきたいと思います。この連載、ちなみに初回の「まるます家」以外は、酒場の皆様には承諾を得ずに掲載させていただいております。申し訳ない。

今回は第28回の「花見川 大富」さんです。写真は最後の数枚を除いては移転

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禁酒法が明ける前夜。徹底的に酒場への風評被害にピリオドを打ちたい!!

禁酒法が明ける前夜。徹底的に酒場への風評被害にピリオドを打ちたい!!

禁酒法が明ける前夜です。そんな日に写真の素敵な雑誌を。特集は「命短し返せよ酒場」。そして、角田さんと倉嶋さんの対談のタイトルは「コロナ禍の中心でお酒愛を叫ぶ」。いやあ、泣けます。これを本当に徹底的に過去のことにしたいです。

禁酒法が明ける前夜です。でも、うわっついた気持ちにはならないでください。酒場への激しい風評被害をここで止めなければいけません。絶対に酒場起因のクラスターなどという報道が出ない

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コクとキレの二元論の中で~マルエフに考える

コクとキレの二元論の中で~マルエフに考える

アサヒビールからの新商品、マルエフ。とてもレトロな佇まいで「ぬくもり」「やさしさ」をコンセプトにしたビールとのことです。で、実はこれリバイバル商品、1986年にアサヒビールを危機から救ったコクキレビールの復活なのです。えー、あの昭和コクキレビールが令和に「ぬくもり」「やさしさ」で復活するとは。1986年にアサヒビールが膨大なモニター調査の結果、従来のビールの常識を覆して出したコクキレビール。「コク

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赤ん坊のコミュニケーション能力

赤ん坊のコミュニケーション能力

赤ん坊のコミュニケーション能力って凄いと思いませんか。

彼ら彼女らが行っているのは、大雑把にいえば「笑う」ことと「泣く」ことの2つだけです。言葉をつむぐことはまだできません。でも、彼ら彼女らはこの2つのことを駆使して、親をはじめとする周りの人にあらゆることを伝え、動かします。

「眠い」「腹が減った」「気持ちがいい」「おむつを替えて欲しい」「嬉しい」「ミルクが欲しい」などなど。豊富な語彙を学び、

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「他者による評価は、私の指針にはなれない」

「他者による評価は、私の指針にはなれない」

「他者による評価は、私の指針にはなれない」

現代は、「承認欲求の肥大化」の時代である。他者の思惑を詮索しながら右往左往している。ロジャースは、このような在り方をとらない。他者の判断は耳を傾け考慮するに値するものであるが、それで自分の判断を決めることはない。「他の人の判断は、決して自分の主人にはなりえない」のである。

「カール・ロジャース カウンセリングの原点」諸富祥彦著

諸富先生のこの本から

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