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2021年6月の記事一覧
わたしはとても雨がすき
ちとん ちとん 雨の日は
もう出ておいでと 声がする
ぱしゃん ぱしゃん 雨の上
歩いてゆくと いいきもち
おへんじしない 虫さんは
ひそひそ のろり かくれんぼ
わたしは とても 雨がすき
雨は やさしい 音がする
ささん ととん 雨の日は
窓が おうたを うたうから
ららん ららん わたしもね
雨の日の歌 うたいましょう
ふるふる雨の まんなかに
ちいさなわたしは 守
彩り繋いで私になる[イシノアサミ✖️cofumiコラボ]−詩−
ブルーのボタン
ブルーのビーズ
ブルーが好きだった あの頃
それは 心の色
それは 淋しさの色
それは 悲しい涙の色
小さな幸せの芽は
涙で育つことは なかった
赤いボタン
赤いビーズ
赤や黄色を好んだ あの頃
それは トキメキの色
それは 恋心の色
それは 夢に向かう色
小さな幸せの芽は
愛で育つことを 覚えた
悲しみのブルー
トキメキの赤
ワクワクの黄色
全部自分の色になる
夢見る猫は、しっぽで笑う。(承)
この作品は、
イシノアサミさん(絵)
闇夜のカラスさん(小説)
拝啓あんこぼーろ(小説)
3人で創り出しているお話です。
第1話 起 はこちら↓
第2話 承
「ねぇねぇ、ねぇ、どこまで歩くの?」
「ったくもう、アンタねぇ、なんでもかんでも人任せじゃなくて自分で考えるってことができないわけ?」
「え、でもだってドリちゃん導き手だってさっき言ったじゃん。」
「だからって、ここのこと全部知っ
夢見る猫は、しっぽで笑う。(結・前篇)
ドラゴンは、ばさりばさりと羽を鳴らし、城の前に降り立った。城の石の扉は、冷たくて重そうで、電柱ぐらい高い。私とドリちゃんは、ドラゴンの背の上から、扉を見上げる。
ドラゴンは、背中の私達をちらりと見てから、顎を地面につけて、私達が降りやすいように階段みたいにしてくれた。私達が降りると、ぶりゅるると鼻息を吐く。ドリちゃんが、よおしよしよしよしよしよしって、喉のところを掻いてあげると、くしゃみをしそう
夢見る猫は、しっぽで笑う。(結・後篇)
この作品は、
絵 イシノアサミ
文 闇夜のカラス
文 あんこぼーろ
3人で作る作品の、完結篇です。
前のお話はこちらから。
「そんなことよりさぁ、菜花との同期率かなり下がってるみたいだけど大丈夫?ドリちゃん。」
私も、ドリちゃんも息をのんだ。
黒髪のその女の子は、私の顔で、私の声だったから。
「え…あの子って…私??」
私がドリちゃんに訊くと、ドリちゃんは頷いて話しだした。
「なるほど。さ
「ことばの森図書館」の司書になりましたー夢を応援することは自分の夢を叶えることにつながっていた
以前参加した企画でお知り合いになったくらげさんがnote図書館をオープンしました。もともとnoteを始めた当初、こんな記事を読みたいと思った時に探しにいける場所が欲しかった私は、夢を実現して図書館をオープンしたくらげさんの「司書さん募集」の記事を拝見し、「いいかも、やりたいかも」と閃きました。でも「使える時間がないな」と二の足を踏んでいましたが、参加表明をされたほかの司書さんの記事を拝見し、ピピっ
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