上司の好みがわかっていますか？の話

「それって、こういう理解で
　よろしいでしょうか？」

A君は私の部署にいる、
できる部下だ。

私はその課長。

「3日後に、社長に提出資料ですね。
　では、今日一旦仕上げて、課長にご確認して
　いただくようにします。」

私が仕事を指示しているのに、
３つ4つの内容をしゃべった以降は
A君の方がしゃべる量が増え、
私がどんどん促され、依頼する仕事内容を
しゃべらされていく感じ。

情報を吸い取られていくようだ。

そのうち、仕事の依頼をする前に、
仕事にとりかかってしまう日がやってくるかもしれない（笑）

私がせっかちなこと、
確認したがりなことを心得て、
資料を確認させるタイミングを決めてくる。

他のメンバーはこのくらいまで出来たら、
一度見せて下さいね、と言わないと、
最後まで仕上げてしまう人もいるし、
私のチェックを飛び越えて、勝手に
部長にもっていってしまうような人もいる。

私も飽きずに、学習するまで何度も同じ指示を
するのだが、本音は、
「私の好きなポイントを押さえてよ」
と内心は感じる。

上司もいろいろな性格がいるわけで、
ちょこちょこ確認にくることを喜ぶ人もいれば、
最後まで仕上げて持ってきなさいと指示する人も
いるだろう。

私は仕事を受けるときに、
上司から仕事の締め切りと、
その仕事の意味を確認することが非常に大切だと
思っている。

仕事に取り掛かり、６，７割が完成したくらいで
全体の形が整ったら、
一度上司に見てもらい、意見をもらう方が
後戻りは少ないと思っている。

しかし、上司によってはいちいち、
いろいろ聞きに来ることを好まない人もいる。

そして、上司に好かれるようにふるまうことは
大切である。

これはゴマすりではない。

スポーツ選手でも、
いくら実力のある選手であっても
監督に嫌われて、試合に出られないという
選手を過去見てきた。

我々サラリーマンであっても
嫌われれば、良い試合、
いわゆる良い仕事を任せてもらえないことになる。

上司の性格において、どんなことに細かく、
どんなことを気にするかは、部下としてしっかりつかみ、
逆手にとることで、上司に安心化を与えていってほしい。

上司の好みを意識しない人が多いと感じる。

特に部下に気を使っている上司は、
部下に気を使われれば、すぐわかるし、
評価したくなるものだ。

皆さんは上司の好みがわかっていますか？

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