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境界線の私、国境の島

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孤島の端っこに1人いたい自分と。敢えて人との境界線に身を置く自分と。
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#沖縄

Jアラート

Jアラート

5/27(月)夜。
私はいつも楽しみにしているEテレ「100分de名著」『魔の山』最終回の終盤を視聴していた。その前にはオンライン読書会にも参加していて、あとはこれを見て寝るだけ…と心地よい時間を過ごしていた。

22時46分
突然、画面が切り替わった。
スマホからの、心臓に悪い音。

「ミサイル」「飛翔体」
「TVは緊急速報ばかり」
いびつなニュースの実態と、
報道の「横並び」に辟易し、
分析・

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2024 辺野古 Jan.

2024 辺野古 Jan.

今朝は悪寒がした
気圧と寒さのせいと言い聞かせ
起き上がれない身体を説得した
何も食べられなかった
気象のせいにしてしまいたい
でも海からの叫びが聞こえる
心の痛みは
もはや身体的な痛み
凌辱される島は
私のからだ

🌿imo

2024.1.9(火)夜

辺野古・大浦湾・5年

辺野古・大浦湾・5年

「軟弱地盤」
という取り上げ方に、ずっと違和感を感じている。
“基地を作るには相応しくない”というような…そんなラベルを本当は貼ってほしくない…
(便宜上なのだろうけれど)

本来そこは「柔らかくあるべきもの」なのだ。柔らかいからこそ絶妙なバランスで豊かな湾を保ってくれてるはずなんだ。

「珊瑚が育つ・産卵する」ことが、どんなに奇跡的か。
水深、水質、水温、酸素、太陽光の具合、海流etc…
そうし

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「ポジショナリティ」とは?…深夜の対話

「ポジショナリティ」とは?…深夜の対話

夜、本を読みつつぼんやり。
いつもの「私の」のんびり時間だ。
ふとスマホに目を見やると…フォローしている方がツイッターの「スペース」を開始したようだ。
他の通知もまとめてチェックして閉じよう…と思ったその画面に

と気になるタイトル。

「嗚呼…そうか…」
なんとなく、察した。これは大切なテーマを「今夜」話したい。そういうことなのだな…と。
そう直感する時がある。

もうあとは寝るだけだし、リスナ

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裂け目

裂け目

島の現実があまりにも辛いから
逃げるように救いを求めるように東京へ本土へ、米国へ他国へと脱出する。
救ってくれた東京だからそこへ帰ればほっとする、でもその東京が米国が島を苦しめる…心がいつも2つに裂かれている。

この感覚をわかってくれる人はいるのだろうか。
この裂け目を何とかしたくて…

どうしようもなく島を愛している。
この風を故郷と感じる魂があなたにもあるといい。
島の光や匂いや人々の姿にふ

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神宮外苑の木々と辺野古

神宮外苑の木々と辺野古

🌿“芸術は長く、人生は短し”

・坂本龍一さん逝去に伴い、その遺言のような手紙(ことば)から、神宮外苑の木々を守ろうという機運が高まっている。
「これだけ署名が集まりました」
「海外メディアが取り上げました」
「著名人が賛同しています」etc.

・特に海外の報道機関への期待は大きく、いかにも“外圧”に弱い日本、というポイントを突いてくる。

・…ただ、沖縄の基地は、とうの昔からそれは経験済みだ

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2022年を振り返る(clubhouse、#沖縄本・小さな読書会📚、もちよる詩集の会)そして2023年🎍謹賀新年🎍

2022年を振り返る(clubhouse、#沖縄本・小さな読書会📚、もちよる詩集の会)そして2023年🎍謹賀新年🎍

🌿こんばんは。芋仁です。
2022年も暮れようとしています。
(第九を聴きながら書いてます)
今年もコロナ禍の影響でいろいろ考えさせられることが多く、だからこそ社会問題や島のために「何か家に居ながらにしてできることはないだろうか」と自分なりに試行錯誤しながら、特に音声SNSを用いてトライしてきました。

🌿2月1日がちょうど旧正月だったので、それをきっかけにまずclubhouseにて沖縄のこと

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「プリズン・サークル」

「プリズン・サークル」

この夏から秋にかけて、
坂上 香さん(ドキュメンタリー映画監督)の著書「プリズン・サークル」を読みました。
私は映画は観ていないので、本の中に没頭し、思考する形でした。

詳しい内容はここでは言及しないことにして、あくまで私自身が感じたものを記述いたします。

まず、読み終えてしばらく経つのに、ずっと考え込んでいる私がいます。書きたいことが山ほどあるはずなのに…でも言葉にならないのです。

偶然に

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とにかく一生懸命やる。
もうそれしかないと思う。
島のことは。
よこしまな気持ちを持ち込んだら終わりだ。

島々の ともしび想う それぞれの 秋空に響け 南西諸島🍁