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講師と支援員の話 その9

こんにちは。ぐうぽんです。

1つの学校で、時間講師と学習支援員の二足のわらじ生活で気づいたことを徒然と描いています。
今回は、ICTのお話。


情報担当の先生と私

最近お呼びがかかっているのが、少人数算数です。

ただでさえ1クラス少ない人数なのですが、習熟度別に分けるのでさらに少数。
1学年3名~5名程度の運用です。

そんな少人数算数の先生は、勤務校の情報担当であり、PC等すべての管理者でもあります。

昨年度その様子を見ていて(自分も同じことできるのに・・)(自分もやりたいのに・・)と少々うがった見方、というか負けず嫌いの性格が出て、正直あまり面白くないと思っていました。

また私と違って寡黙な方なので相談もしにくく、システム関係で困っても話がしにくい…と身構えてしまう部分もありました。

今回、算数の支援に入る中で、先生方が面白いものを使っていることに気づきました。

それが、Kahoot!(カフート)Quizlet(クイズレット)でした。


2つのアプリを見たとき

どちらのアプリも、簡単に言えばクイズアプリです。
問題を提示し、それに対する答えを選び、高得点を目指すもの。

Kahoot!自体は昨年の勤務校で先生から伺っていましたが、どんなものなのか詳しく知ったのは今。

実際に見たのは算数の授業終了前。
担任の先生がKahoot!を起動し問題を提示。児童が早押しで答えるといったものでした。

20秒ごとに現れる問題に、素早く答える児童たち。
結果が出る事に「また負けたー!!」「やったぜ!」と一喜一憂の様子。


な、なんだこれは・・・・・

教科書問題に取り組んでいる時よりものめり込む児童の姿に、

(すごいな、Kahoot!・・)と正直に思いました。


次のQuizletは、少人数算数の先生が使っていました。

見た目はKahoot!と同じに見えましたが、違うのは問題は絶えず出る点と、結果は最後に出ること。

ここでは九九の問題を数人の児童が競っていましたが、やはりここでも

「やば!◯◯くんに負ける!」「よし!いい感じ!」と盛り上がる。

即座に結果が出ない分、問題に必死になる様子が見えました。

最終的に優勝は一人の子が独占しましたが、他の子たちは「今度は勝ちたい!」と意欲をのぞかせていました。


恥を忍んで・・助けてほしい!

後日、私は少人数算数の先生にKahoot!の詳しい話を聞かせてほしいとお願いしました。

なぜなら、授業でKahoot!の力を借りたいと思ったからです。

自分自身、ICTだけは負けたくない、という変な意識があって、先生に直接聞くなんて恥ずかしい!プロとしてどうなんだ!という、変なプライドもあったのです。

目の前にすごいアプリがある。
自分が行う授業の展開で迷いがある。
これを使えたら、面白いんじゃないか・・
でも一から学ぶ時間もない。
ましてや教えて、なんて言えない

・・・

ようやく素直に「助けてほしい」と懇願できたのです。

少ない時間の中でアカウント作成や簡単な操作手順を聞いたことで、少し活用の道筋が見えてきました。

そして今回の支援を通して、先生が持っている引き出しの多さに内心(負けた・・)と思いました。

ですが逆に先生から「いや、むしろぐうぽん先生の方がすごいですよ。授業で色々ソフト使ってますし、あの説明だけで理解できるんですから」と言われ、

(・・これって・・私が一人強がっていた・・だけ?)

と少々申し訳なく思えてしまいました。


同じフィールドに立つ者同士は、どうしてもお互いをライバル視してしまう気持ちも出てきてしまいます。

でもここは職場。

自分がー、自分がー、と言うよりも、それぞれの持つ知識や技術を相互に利用し合うことで、一人ではできないこともできるようになるし、相乗効果が生まれることにもつながるんだよね・・

と思えるようになりました。

新たなソフト活用は、新たな学習スタイルを生み出す

最後に、ICT活用の観点からまとめてみようと思います。

これらのアプリのメリットは、iPadやChromebookといったOSや端末の垣根を超えて使えることと思います。

GoogleのClassroomもそうですが、ブラウザ経由のアプリは幅広い活用が生み出せるので学校現場ではとても有用です。

そう考えると、これまでのインストールしないと使えないソフトの時代は、もしかすると今後少しずつ終わっていくのか?とも感じました。

活用に向けて感じたのは、どちらのアプリもクイズ形式なので、遊びになりすぎない、主体的な活用を促すなど、利用方法を先生が少々工夫する必要があると思います。

児童の意欲を掻き立てる部分は大いに感じますし、無意識的に学習に向かわせられるのは効果的と感じます。


新たなアプリ活用を知ったので、今後家庭科や国語等でどう利用しようか・・

すでに私の頭の中は、新たな学習スタイルの構築に向けて動き出しています。


⭐️ご紹介したアプリ⭐️

Kahoot!


Quizlet

https://quizlet.com/jp



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