猫間英介

「自分を活かす、他人を活かす、組織を活かす」を基本理念として幸せな人生のために統合的な…

猫間英介

「自分を活かす、他人を活かす、組織を活かす」を基本理念として幸せな人生のために統合的なカウンセリングとコンサルティングを実施中。趣味は音楽(歌、楽器演奏)、短歌、ヨガ、料理、旅行。企業人/キャリアコンサルタント/ファイナンシャルプランナー/メンタルヘルスカウンセラー。猫好き。

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  • 「歌うことは生きること」〜世界の歌に挑戦〜

    ジャンルを問わず、自分が心動かされる世界のいろいろな歌を歌うことに挑戦しています。歌を本格的に習い始めて12年。歌うことは生きること。人生の最後の日まで好きな歌を歌っていきたいと思います。

記事一覧

【短歌一首】 人癒し骨抜きにして漂へるクラゲの苦悶誰ぞ知るらむ

短歌は生き物観察セラピー。 先日、雨の日に雨宿りを兼ねて新江ノ島水族館(通称:えのすい)に入った。えのすいの目玉の一つが多種多様のクラゲの飼育。たくさんのクラゲ…

猫間英介
20時間前
18

【短歌一首】 そぎ傷の皮膚の自ずと治癒するをただ促すはレジリエンスぞ

こんにちは。統合カウンセラーの猫間英介です。 いつも短歌は私にとってのレジリエンス=心の自己回復力だと言い、またカウンセリングにおいてもレジリエンスの重要性をク…

猫間英介
1日前
10

【短歌一首】 大空に蹴りし楕円の球弾むその行き先を吾も知り得ず

短歌は人生の道しるべ、そして拠りどころ。 五月になると高校一年生の時の部活の始まりを思い出す。 高校の時にラグビー部に所属していた。 高校入学後、いろいろなクラ…

猫間英介
2日前
12

【短歌一首】 日曜に妖雲は告ぐ雨風の哮(たけ)り闇なる月曜来ると

こんにちは。 統合カウンセラーの猫間英介です。 短歌は雨の憂うつ感を乗り切るための、天候観察セラピーです。 昨日、月曜日は日本列島は大雨に見舞われた。 先週のゴ…

猫間英介
3日前
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【短歌一首】 譲り合ふ都電と人に信ありて町屋の路地にほろ酔へる午後

こんにちは。 統合カウンセラーの猫間英介です。 短歌は散歩散策セラピー。 東京都荒川区の町屋は、都電荒川線と東京メトロ千代田線、京成本線の3路線が結節するところ…

猫間英介
4日前
21

【短歌一首】 百歳を越えし欅は家族みな送りてもなほ伸び盛る青

短歌は、ノスタルジー&レジリエンス。 新緑の季節に、日毎に青葉を伸ばす欅(ケヤキ)の巨木を見ていると、毎年必ず思い出すことがある。 生まれてから青年期まで住んで…

猫間英介
5日前
10

【短歌一首】 何事か成さんとプランの休み前明けて気づくはダンなき十日

こんにちは。統合カウンセラーの猫間英介です。 私にとって短歌は最高の心理セラピーであり、ストレスコーピング。 短歌は、「無条件の肯定的受容」、「共感的な理解」、…

猫間英介
6日前
12

【短歌一首】 その緑なほ鮮やかに霧雨に濡れて葉叢は夏を待つらむ

こんにちは。統合カウンセラーの猫間英介です。 短歌は新緑セラピー。 心理カウンセリングでも緑の効用はとても大きいと言われている。 新緑の季節ならではのセラピーと…

猫間英介
7日前
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【短歌一首】 梅雨待てる紫陽花もまた花散りし桜・ツツジと緑は均し

短歌は新緑セラピー。 どこに行っても新緑の緑が最高に美しい季節。 すでに満開を終えて花が散り若葉一色となった桜、ツツジ。そして、来るべき開花時期の梅雨を待ってい…

猫間英介
8日前
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【短歌一首】 ゴールデンウィーク明けたるバス停の意志なき長蛇雨はむち打つ

こんにちは。 統合カウンセラーの猫間英介です。 ゴールデンウィークが明けた5月7日は朝から強い雨が降。 この時期は、キャリア・カウンセリングでもメンタル・カウンセ…

猫間英介
9日前
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【短歌一首】 鯉のぼり端午の風に活き活きと銀鱗うねらせ子らを見守る

短歌は季節セラピー。 川べりで、鯉のぼりが空を泳いでいる。 風がかなり強いので、優雅に泳いでいるというよりも、力強く、タフに、しなやかに体をくねらせ、時に、ひっ…

猫間英介
10日前
9

【短歌一首】 南風網戸を抜けてコバルトの海の香部屋に運べる立夏 

5月5日は二十四節気の「立夏(りっか)」。 立夏は、暦の上で夏が始まるとされる日。 実際に昨日は暑かった。ニュースによると、本州付近は広く晴れて、多くの地点で真夏…

猫間英介
11日前
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【短歌一首】 和の小屋に洋の灯明照らししは明治の海の嵐の夜明け

短歌は散歩散策セラピー。 千葉県の船橋にある船橋大神宮には、明治時代に建設された古い木製の灯明台(千葉県有形民族文化財)と呼ばれる灯台がある。和洋折衷の作りで、…

猫間英介
12日前
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【短歌一首】 連休の初夏の公園ただ一人風と葉擦れと光と影と

5月2日、ゴールデンウィーク後半の初日、昼過ぎにたまに行く住宅街の中にある公園に行った。 いつもは散歩している人や、遊んでいる子供を見かけるが、公園に誰もいない。…

猫間英介
13日前
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【短歌一首】 葉桜は影を川面のカンヴァスに落とし緑を水草と溶く

短歌は瞬発力。 東京都内有数の桜の名所である目黒川に行った。桜の花が満開のシーズンは人が溢れているのに、花が散って葉桜の季節になるとほとんど人がいない。だからゆ…

猫間英介
2週間前
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【短歌一首】 暗雲はスカイツリーを心棒にたちまち街を押さへ込みたり

短歌は気象・天候観察セラピー。 こんにちは。統合カウンセラーの猫間英介です。 昨日からいよいよ5月に入りましたが、初日は朝から雨雲が垂れ込めていました。 遠くに見…

猫間英介
2週間前
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【短歌一首】 人癒し骨抜きにして漂へるクラゲの苦悶誰ぞ知るらむ

【短歌一首】 人癒し骨抜きにして漂へるクラゲの苦悶誰ぞ知るらむ

短歌は生き物観察セラピー。

先日、雨の日に雨宿りを兼ねて新江ノ島水族館(通称:えのすい)に入った。えのすいの目玉の一つが多種多様のクラゲの飼育。たくさんのクラゲを見てどうするんだろう、と思いながら見て回っていたが、クラゲの魅力にだんだんとはまり込んで行った。

うす暗く静かなえのすいのクラゲフロアーでたくさんのクラゲを眺めていると、確かにとても落ち着いたゆったりとした気持ちになってくる。クラゲの

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【短歌一首】 そぎ傷の皮膚の自ずと治癒するをただ促すはレジリエンスぞ

【短歌一首】 そぎ傷の皮膚の自ずと治癒するをただ促すはレジリエンスぞ

こんにちは。統合カウンセラーの猫間英介です。

いつも短歌は私にとってのレジリエンス=心の自己回復力だと言い、またカウンセリングにおいてもレジリエンスの重要性をクライエントにお話しているけれど、今回は体そのもの、特に皮膚の持つ自己回復力、自然治癒力の大切さを思い知らされた。

一昨日の夜に、新生姜を刻んで油揚げと一緒に炊く「生姜ご飯」を作ろうと、大きな新生姜を包丁で刻んで千切りにしていた。調子に乗

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【短歌一首】 大空に蹴りし楕円の球弾むその行き先を吾も知り得ず

【短歌一首】 大空に蹴りし楕円の球弾むその行き先を吾も知り得ず

短歌は人生の道しるべ、そして拠りどころ。

五月になると高校一年生の時の部活の始まりを思い出す。
高校の時にラグビー部に所属していた。

高校入学後、いろいろなクラブ活動の紹介を見て回った時、ラグビー部の部屋に入ったら扉を閉められ、「お前ら、ラグビージャージ買うよな。」と先輩が迫ってきて、半ば強制的に入部させられた。

五月ごろから本格的にきつい練習が始まり、毎年、新緑の季節になると当時の辛さ、苦

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【短歌一首】 日曜に妖雲は告ぐ雨風の哮(たけ)り闇なる月曜来ると

【短歌一首】 日曜に妖雲は告ぐ雨風の哮(たけ)り闇なる月曜来ると

こんにちは。 統合カウンセラーの猫間英介です。
短歌は雨の憂うつ感を乗り切るための、天候観察セラピーです。

昨日、月曜日は日本列島は大雨に見舞われた。 先週のゴールデンウィーク明けの火曜日も強い雨。 二週続けて休み明けが暴風雨の直撃を受けた。

先日、心理カウンセリングルームを営む知人と話していたら、GW明けからクライエントの予約が急増し、5月中はもう新たなアポイントを入れる隙間は全くないと言っ

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【短歌一首】 譲り合ふ都電と人に信ありて町屋の路地にほろ酔へる午後

【短歌一首】 譲り合ふ都電と人に信ありて町屋の路地にほろ酔へる午後

こんにちは。 統合カウンセラーの猫間英介です。

短歌は散歩散策セラピー。

東京都荒川区の町屋は、都電荒川線と東京メトロ千代田線、京成本線の3路線が結節するところ。この日は仕事が終わってから千代田線でぶらりと立ち寄った。下町情緒あふれる好きな街。

都電・荒川線(通称:東京さくらトラム)は、東京都内に唯一残っている都電。都電荒川線の駅(都電では「停留所」と呼ぶ)の中で、町屋は停留所とその周辺がか

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【短歌一首】 百歳を越えし欅は家族みな送りてもなほ伸び盛る青

【短歌一首】 百歳を越えし欅は家族みな送りてもなほ伸び盛る青

短歌は、ノスタルジー&レジリエンス。

新緑の季節に、日毎に青葉を伸ばす欅(ケヤキ)の巨木を見ていると、毎年必ず思い出すことがある。

生まれてから青年期まで住んでいた家の庭に大きなケヤキが1本あって、その木は樹齢が100年以上だと祖母から聞かされていた。秋から冬にすっかり葉を落としたケヤキが、初夏になると一気に青葉を伸ばしてゆくその勢いと速さを、毎年驚きと感動を持って眺めていた。

大家族であっ

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【短歌一首】 何事か成さんとプランの休み前明けて気づくはダンなき十日

【短歌一首】 何事か成さんとプランの休み前明けて気づくはダンなき十日

こんにちは。統合カウンセラーの猫間英介です。

私にとって短歌は最高の心理セラピーであり、ストレスコーピング。
短歌は、「無条件の肯定的受容」、「共感的な理解」、「自分を偽らない自己一致」という、カウンセリングの3大基本原則をそのまま満たしてくれる。
(カウンセリングの対象者がクライエントではなくて、自分自身だけど。)

今週はゴールデンウィーク明けの仕事、心身ともに絶不調だった。妙に焦燥感、疎外

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【短歌一首】 その緑なほ鮮やかに霧雨に濡れて葉叢は夏を待つらむ

【短歌一首】 その緑なほ鮮やかに霧雨に濡れて葉叢は夏を待つらむ

こんにちは。統合カウンセラーの猫間英介です。

短歌は新緑セラピー。

心理カウンセリングでも緑の効用はとても大きいと言われている。
新緑の季節ならではのセラピーとして、緑を目にしたり、緑に接することで心身をリラックスさせることを薦めている専門家もたくさんいる。
確かに、鮮やかな緑を見ていると、気持ちが本当に安らぐ。

晴天が数日続くと今度は雨。その繰り返しの中に新緑はある。
雨に濡れて養分を吸収

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【短歌一首】 梅雨待てる紫陽花もまた花散りし桜・ツツジと緑は均し

【短歌一首】 梅雨待てる紫陽花もまた花散りし桜・ツツジと緑は均し

短歌は新緑セラピー。

どこに行っても新緑の緑が最高に美しい季節。
すでに満開を終えて花が散り若葉一色となった桜、ツツジ。そして、来るべき開花時期の梅雨を待っている紫陽花もまた、同様に柔らかな黄緑色の葉に覆われている。

すでに花を散らしたもの、これから花をつけるもの、5月初旬の公園は万物が同じように鮮やかな緑色に染められている。

午後の陽が紫陽花、桜、ツツジの若葉を鮮やかに照らしている。この坂

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【短歌一首】 ゴールデンウィーク明けたるバス停の意志なき長蛇雨はむち打つ

【短歌一首】 ゴールデンウィーク明けたるバス停の意志なき長蛇雨はむち打つ

こんにちは。
統合カウンセラーの猫間英介です。

ゴールデンウィークが明けた5月7日は朝から強い雨が降。
この時期は、キャリア・カウンセリングでもメンタル・カウンセリングでも要注意の時期。新年度や新学期の緊張が大型連休で一度ほぐれ、それを元に戻すことが難しくなる会社員、学生、子供なども増加する。(自分自身も毎年苦手な時期)

仕事や環境への不適応、気分の落ち込み、憂うつ感・抑うつ感、身体の倦怠感、

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【短歌一首】 鯉のぼり端午の風に活き活きと銀鱗うねらせ子らを見守る

【短歌一首】 鯉のぼり端午の風に活き活きと銀鱗うねらせ子らを見守る

短歌は季節セラピー。

川べりで、鯉のぼりが空を泳いでいる。
風がかなり強いので、優雅に泳いでいるというよりも、力強く、タフに、しなやかに体をくねらせ、時に、ひっくり返りそうになりながら泳いでいる。昔から端午の節句には鯉のぼり。

午後の日差しに川面が眩しい。鯉の体もうろこも光る。

風が少し弱まる。真鯉の向こうにいた緋鯉の姿が初めてはっきり見えた。子供の頃から「🎵屋根より高い鯉のぼり〜」と歌っ

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【短歌一首】 南風網戸を抜けてコバルトの海の香部屋に運べる立夏 

【短歌一首】 南風網戸を抜けてコバルトの海の香部屋に運べる立夏 

5月5日は二十四節気の「立夏(りっか)」。
立夏は、暦の上で夏が始まるとされる日。
実際に昨日は暑かった。ニュースによると、本州付近は広く晴れて、多くの地点で真夏日(最高気温30℃以上)となった。

朝から風が強い。ベランダに干した洗濯物が飛ばされそうに大きく揺さぶられている。網戸を抜けて南風が部屋に入ってくるが、明らかのこれまでの風とは肌触りも何もかもが異なる気がする。

一番違うのは匂いかな。

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【短歌一首】 和の小屋に洋の灯明照らししは明治の海の嵐の夜明け

【短歌一首】 和の小屋に洋の灯明照らししは明治の海の嵐の夜明け

短歌は散歩散策セラピー。
千葉県の船橋にある船橋大神宮には、明治時代に建設された古い木製の灯明台(千葉県有形民族文化財)と呼ばれる灯台がある。和洋折衷の作りで、建物は和風、灯室は洋風の作り。

【船橋大神宮公式サイト】

灯明台は、拝殿・本殿に繋がる神門を左手に見ながら奥へ進むとある。
船橋はもともとは漁業の街で、船橋沿岸を通る船は、船橋大神宮の境内の常夜灯を頼りにしていたらしい。 

その常夜灯

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【短歌一首】 連休の初夏の公園ただ一人風と葉擦れと光と影と

【短歌一首】 連休の初夏の公園ただ一人風と葉擦れと光と影と

5月2日、ゴールデンウィーク後半の初日、昼過ぎにたまに行く住宅街の中にある公園に行った。
いつもは散歩している人や、遊んでいる子供を見かけるが、公園に誰もいない。

いつもはグラウンドでサッカーやバスケットボールの練習をしている子供を見かけることが多いが、この日は誰もいない。ベンチにも誰もいない。こんなに清々しく、柔らかい光と風の日なのに。

公園で人気の遊具のすべり台にも誰もいない。

木陰のベ

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【短歌一首】 葉桜は影を川面のカンヴァスに落とし緑を水草と溶く

【短歌一首】 葉桜は影を川面のカンヴァスに落とし緑を水草と溶く

短歌は瞬発力。
東京都内有数の桜の名所である目黒川に行った。桜の花が満開のシーズンは人が溢れているのに、花が散って葉桜の季節になるとほとんど人がいない。だからゆっくり、じっくりと新緑を観察することができる。清々しい空気に新緑が匂い立つ。

橋の上から目黒川の流れを眺めると、川の中でも水草が新緑の季節を迎えており、鮮やかな緑色を流している。水面に映る葉桜の影と水草の緑が一緒になり、水の流れをよりいっ

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【短歌一首】 暗雲はスカイツリーを心棒にたちまち街を押さへ込みたり

【短歌一首】 暗雲はスカイツリーを心棒にたちまち街を押さへ込みたり

短歌は気象・天候観察セラピー。
こんにちは。統合カウンセラーの猫間英介です。

昨日からいよいよ5月に入りましたが、初日は朝から雨雲が垂れ込めていました。
遠くに見えるスカイツリーにも、低く雨雲が降りてきて尖端はすでに雲の中。

尖端が雲に入ったスカイツリーをしばし眺めていると、雲がいっそう低く降りて来て、たちまちスカイツリーの展望台も雲の中に入った。

まるでスカイツリーを中心の軸として、巨大な

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