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【短歌一首】 日曜に妖雲は告ぐ雨風の哮(たけ)り闇なる月曜来ると

日曜に
妖雲は告ぐ
雨風の
哮(たけ)り闇なる
月曜来ると

こんにちは。 統合カウンセラーの猫間英介です。
短歌は雨の憂うつ感を乗り切るための、天候観察セラピーです。

昨日、月曜日は日本列島は大雨に見舞われた。 先週のゴールデンウィーク明けの火曜日も強い雨。 二週続けて休み明けが暴風雨の直撃を受けた。

先日、心理カウンセリングルームを営む知人と話していたら、GW明けからクライエントの予約が急増し、5月中はもう新たなアポイントを入れる隙間は全くないと言っていた。休み明けの雨というもの少なからず影響しているとのこと。

西の空の雲行き(日曜日午後)

日曜日の天気予報では、月曜日には全国的に大雨になるであろうことを告げていた。実際、日曜日の午後になると空模様はどんどん暗くなり、雲は灰色となり、やがて黒雲となっていった。

黒雲が広がる

黒い雲がどんどん大きくなり、太陽も翳りゆく。温い風と冷たい風が交互に吹いてきて、暑いような寒いような、とても不安定は天候となる。

木や電線も大きく揺れだす

黒雲の広がりとともに、寒暖差により風も激しくなってきた。強い風がときおり木や電線を大きく揺らす。

工事現場の空模様

工事現場のクレーンもときおり揺れて、ギィーコ、ギィーコと軋んで不協和音を奏でる。


そしていよいよ昨日の月曜日。 日曜日の天気予防どおり、やはり朝から強い雨。
(天気予報は外れることもよくあるのに、こういう時に限って大当たり。)
天候を嘆くことは「詮なきこと」と心得ているつもりだが、それでも月曜の朝から強い雨が降っていると、会社に向かう気持ちがどんどん失せてくる。(ただでさえ、雨でなくても朝の通勤はローテンションだというのに。)

外は大雨
建物の排水口もすでに大量の水

天候を嘆いても仕方ないので、気を取り直してなんとか前向きになろうとする。いつも効果の高い回復策の一つが歌を聴くこと。 雨の歌はたくさんいい曲があるが、雨の月曜日の憂うつを歌った曲といえば、1970年代に大人気だったカーペンターズが歌う「Rainy Days and Mondays (邦題:雨の日と月曜日は)」。  

【カーペンターズ 雨の日と月曜日は】

電車とバスに乗っている間、カーペンターズの「雨の日と月曜日は」を何度も聴いた。カレンさんのしっとりとした豊から歌声に救われる。この曲のサビは、”Rainy days and Mondays always get me down" (雨の日と月曜日はいつもわたしを憂うつにさせる)

ここでふと思う。この曲は(ある特定の日ではなく一般的に)雨の日と月曜日は憂うつなのだと歌う。だから、雨の日と月曜日はセットではなく、「雨の日って憂うつね、あと月曜日も同じようにイヤね」ということなのでは。(翻訳などは雨の月曜日は憂うつと書かれているものが多いが。)

ということは昨日のような月曜日は、「雨の日」であり、且つ「月曜日」でもあるのだから、その憂うつ感は憂うつ感✖️2ってことだから、そりゃ、なおさら、辛い、苦しいはず。

早朝のバス停は雨
雨の中をゆく通勤バス
ビル風の暴風雨

朝も昼も大雨が続く。昨日は夕方、夜になっても強い雨が降っていた。帰りのバス亭は、大雨の中長蛇の列。

帰りのバスの中から
帰りのバスの中から

大雨が降り続いた5月13日(月曜日)。

いつも雨の憂うつ感から救ってくれるのは歌。 
好きな曲を聴いて、どんな不快な天気でもありのままに受け止めて、自分の中に受け入れて、五感と頭で全身でそれを感じて、そして短歌で詠む。

やはり歌(楽曲と短歌)は、自分にとって最高のメンタルセラピー&コーピング。

猫間英介


ゴールデンウィーク明けの憂うつ感も。


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