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#エッセイ
金木犀の香りにこじつけた恋の話
今年も金木犀の香りがどこからともなく漂うようになった。
もうこの季節がきたのか、早いなあ。
この香りで思い出される中学生の頃のエピソードは一年前のこちらのnoteに書きました。↓
https://note.com/hondaaam/n/nd19d41021c1b
わたしにはもう一つ金木犀にまつわる恋の思い出がある。
無理矢理に思い出にしたと言ってもいい。
今日はそのお話を。
彼に出会ったの
MY LITTLE LOVERと、えりちゃんのことを少しだけ
「悲しみのため息」も「ひとり身のせつなさ」もピンとこなかった。
小学生。まだ運動場でけいどろ(地域によってはどろけいと言うらしい)をすることが一番の楽しみだった私には、年頃の女性の憂いを帯びた複雑な気持ちが分かるはずもなかった。
歌詞には共感できなかったが、メロディーを耳にした瞬間、一目惚れならぬ「一聴き惚れ」をした。
悲しみのため息 ひとり身のせつなさ
抱きしめたい 抱きしめたいから