カラオケ現在過去未来
数ヶ月ぶりに1人でカラオケへ行った。
今日はとにかく90年代から2000年代初期の曲をうたいまくった。
My Little Lover、JUDY AND MARY、椎名林檎、Cocco、川本真琴、一青窈。
調子に乗ってSPEEDまでうたってしまった。
ラップの箇所はさすがにキツかったなあ。
まさに誰も止められないボディーアンドソウル。
たのしいし誰も見てないからいいのだ。
小中学生の頃、今は亡き母とよくカラオケに行った。
母がうたっていたのは中島みゆき、松任谷由実、DREAMS COME TRUE、高橋真梨子、さだまさし、かぐや姫など。
わたしは母の影響で昭和歌謡にわりと詳しい中学生だった。
中島みゆきの暗いというか渋いというか、「わかれうた」と「ひとり上手」が大好きで、さだまさしの「無縁坂」を聴いて人生とはなにかと考え、中でもお気に入りだったのは伊勢正三の「22歳の別れ」。
く、くらい!
わかれ、ひとり、無縁に次ぐ別れ!!
哀愁漂う曲調が好きで、これも母の影響だと思う。
わかれうたとひとり上手はのちに友人とほろ酔いで必ずうたう曲となり、22歳の別れは中学のクラスメイトに歌詞が良いから!とおすすめし、一時的にごくごく内輪で大流行となった、ような気がする。
遠い記憶。
特にこの歌詞が好きだった。
その情景を想像する、美しい。
22歳なんて今思えばめちゃくちゃ若いけれど、中学生のわたしには大人そのものであこがれた。
母にはよく「お母さんは歌い方ねちっこいな。」などと生意気なことを言った。
「長いこと生きてると色んなことがあってな。ねちっこくもなるんやで。」
母はいつもそう答えた。
たとえば子供のまっすぐな歌声に心を打たれることがある。
反対に酸いも甘いも経験した大人だからこそ出せるしっとりとした、説得力を持つ歌声。
歌声の背景にその人のこれまでを垣間見るような。
イメージとしてはスナックのママさん。
スナックのママさんはきっと子供の頃のように素直にはうたえないし、子供が抑揚をつけて歌い上げるのも難しい。
その時にしか出せない歌声がある。
母も子供の頃はきっとまっすぐな歌をうたっていたのだろう。
とにかく今日は絶好調で、EGO-WRAPPINの「くちばしにチェリー」が自分のなかではバッチリうたえた。
1年以上前のnoteでヨガを始めたら身体の調子が良くなり、なんだか声も出やすくなったから、くちばしにチェリーを歌い上げることが目標!と書いていた。
目標を書き残すって大切!
次は何を目標にしようか。
最終的にはおばあちゃんになっても楽しくうたうを目標にしたいと思っている。
その頃にはきっと説得力のある歌声になっているはず。
この記事が参加している募集
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?