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#プーチン
映画 『マリウポリの20日間』 : 事実をして語らしめる、 結果としてのプロパガンダ映画
映画評:ミスティスラフ・チェルノフ監督『マリウポリの20日間』 (2023年・ウクライナ映画)
「第96回 アカデミー賞長編ドキュメンタリー賞受賞作」である。
だからこそ、終わりの見えない「ウクライナ戦争」に、いささか倦み疲れてきた私たちの間でさえ、話題にもなり得た作品だ。
だが、「アカデミー賞」が、アメリカ映画界の賞だということを意識した人が、いったいどれだけいただろうか?
例えば、カンヌ映
地政学から見たウクライナ戦争 なぜロシアはクリミア半島にこだわるのか 海洋への出口をめぐる300年の闘争 ウクライナ戦争に関する私見10 2022年5月16日現在
今回の論考は、視点を大きく広げて考えてみようと思う。空間軸を地球全体、時間軸を100年単位に広げた「ビッグ・ピクチャー」にウクライナ戦争を置いて、それがどう見えるか考察する。
こうしたビッグ・ピクチャーから国際安全保障を考える思考については、拙著「世界標準の戦争と平和」(悠人書院)で詳しく述べた。興味のある方はそちらを参照してほしい。
同書で、地球を「海」「陸」「空」の3つの空間に分類し、地理
スマホ+SNS時代の戦争ニュースを 理解するためのメディアリテラシー 国際世論を戦場に 「ハイブリッド・ウオー」が進んでいる ウクライナ戦争に関する私見4 2022年3月23日
<前置き1>今回も戦争という緊急事態であることと、公共性が高い内容なので、無料で公開することにした。
<前置き2>今回もこれまでと同様に「だからといって、ロシアのウクライナへの軍事侵攻を正当化する理由にはまったくならないが」という前提で書く。こんなことは特記するのもバカバカしいほど当たり前のことなのだが、現実にそういうバカな誤解がTwitter上に出てきたので、あらかじめ封じるために断っておく。