「メランコリック(2019)」と10本の映画

今回は、2019年公開の田中征爾監督作品「メランコリック」をもっとよく知るための10の映画をピックアップしてみました。本作について、その周辺にあると僕が勝手に思う作品を挙げながら本作の輪郭を見つけることができたらいいなと思います。(「メランコリック」についてのあらすじなどの基本情報は、…

【映画批評】 宮台真司 x 荘子it 対談が面白かった件

インターネットディグをしていると思わぬ出来事に出会います。 これまでは外に出かけて、新しい人と出会って、親交を深めて、互いの違いを認識し合い、その違いについて楽しむ/会話する。 業種によっては、もしかするとほとんど多くの人が今ではオフラインよりもオンラインで繋がる生活の方が主とな…

“作家の映画”と“作家のドラマ”について私が記事を書く2,3の理由

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【映画】ファーザー

アンソニー・ホプキンスが米アカデミー賞最優秀主演男優賞を獲得したことでも話題の作品である。元々は舞台の作品であるが、舞台の製作を務めたフロリアン・ゼレールが自ら監督となって製作された。フロリアン・ゼレールは、本作が長編監督デビューである。 まず、この作品を頭から見ていくと、わけが…

シネマの起源を映すVR映画──ツァイ・ミンリャン『蘭若寺の住人』 評

金子 遊(批評家・映像作家) ______________________ VR映画の体験 2021年2月某日、六本木のANB TOKYOビルへいった。ツァイ・ミンリャンのVR映画『蘭若寺の住人』(2017年)は、一度に16人ずつしか鑑賞できないので、しばらくのあいだ待つことになった。エレベーターで6階に…

ファーザー

 すごい作品だな〜と思いました。  何がすごいって、アンソニーという年老いた認知症の男が主人公で、彼の視点で描かれているんですよね。だから観客に入ってくる情報が正しいのかどうか疑わしいんですよ。娘がさっきとは別の人に替わったり、相手の発言内容が以前と180度違ったりします。もしかした…

【ザ感想】サウンド・オブ・メタル ~ あ、懐かしい、でも、どうしても許せない描写に怒…

すごく特別な感想です。めっちゃ悩みました。

告白の幾何学夢譚。ラウス・ルイス監督『ミステリーズ 運命のリスボン』、福永武彦『忘…

わたしたちは過去という固有の時間(=物語)を持っており、固有の時間を告白することで物語は相互に交差しあうという現象が起きる。固有の時間(=物語)、それを記憶と名づけてもいい。 修道院に預けられた孤児ジョアン、彼には姓はない。姓とは出自の記憶であり、ジョアンには出自の記憶が隠蔽され…

流刑囚の映画千夜一夜物語~第28回『アナイアレイション -全滅領域-』(’18 米…

 私流刑囚がその時々で見た映画を紹介するコーナー。第228回『アナイアレイション -全滅領域-』(’18 米、英)。 本作の5点満点評価は… コンセプト…4.5点 カメラワーク…4.5点 ビジュアル…5点 脚本…4.5点総合評価…4.7点   突如宇宙より飛来した「シマー」という謎の空間に潜入調査を行…

レディ・プレイヤー1は日米同盟ポップカルチャー版ともいうべき名作!

レディ・プレイヤーワンは2018年のスティーブン・スピルバーグ監督の映画作品である。 先日、シン・エヴァンゲリオンの考察記事を書いてみたところ、なんだか急にレディ・プレイヤーワンが見たくなったので、再鑑賞した。 すると、何だか深遠なテーマに気付いてしまったような気がするので(笑)、今さ…