記事一覧
AI時代における「人間の条件」を探る(読書会の振り返り)
2035年。AIはさらに日常生活に深く浸透し、その影響は想像以上に広がるとされています。そんな未来を見据え、探究パートナーのまさ、そしてコーチ仲間のすずまりと一緒に『2035年の人間の条件』という本を読み、その内容を対話しました。
この本は、暦本純一さんと落合陽一さんが共著したもので、AIの進化が進む中での人間の役割や生き方について鋭い洞察を投げかけています。
私たちは、この本をきっかけに「AI
スタンフォード・ソーシャルイノベーション・レビュー 日本版03を囲んだ探究対話
先日、探究パートナーのまさと一緒に、スタンフォード・ソーシャルイノベーション・レビュー 日本版03「科学技術とインクルージョン」を題材にした読書会を開催しました。この読書会は、英治出版の応援キャンペーンを通じて献本いただいた本を基に行いました。
まずは、この機会を提供してくださった英治出版の皆様、そしてSSIR共同発起人である井上英之さんに、心から感謝申し上げます。この読書会を通じて、私たちはA
「言葉」が持つパワフルさと「言葉」がもつ弊害
「内省をすること」の見直しについて言葉にしてみて改めて、ことばが持つ可能性と限界を感じている。
”ことば”というインターフェースを活用するコーチングにおいて、
人が無自覚にとらえている「言葉の定義」や「言葉の奥にある自分の解釈」を見直し続けることの必要性を感じるのだ。
たとえば、当たり前に使われている”成長”、”豊かさ”、”変化・変容”などの言葉たち。
これらの定義やとらえている質感は人によ
"自己内省の価値"の妄信について
少し離れたところから「コーチングの価値」を見直してみたいこれまでの探究は、コーチの在り方に対する批判的な視点や、コーチングのやり方によっては危険性が伴うという視点を持ち込んできた。
しかし、「”正しく”提供することができればコーチングには価値がある」というスタンスを一貫して持っていたように感じる。
今回は、あえてそこを見直してみたい。
”自己内省の価値を妄信すること"について
最近ずっと頭
コーチングは、「辿り着きたいところに辿り着くこと」のためにはないのではないか。
コーチングと言う言葉の語源は「馬車」から来ていると言われる。
だけど、私はこれに長年疑問を持っていて、あえて使わないようにしてきていた。
馬車のように人を「行きたいところに連れて行く」ようなコーチングは時代にフィットしているのだろうか?私はそこに疑問を持っている。
今の時代は
「混沌として前が見えない」
「前も、後ろも右も左もわからない」
「明日どうなってるかもわからない」
そんな霧がかかっ
おすすめしたい、7つのセルフジャーナリング手法
5年前に山川咲さんが書かれていたこのnoteが個人的にとても好きだ。
子供が起きる前の、贅沢な朝のひとり時間。
大好きな香りのお香をたいて、大好きな音楽をつけて、カフェラテをお供に本を読んでいたら、全然関係ない文脈でこのnoteのことを思い出し、久しぶりに読み返した。
特に余白期間を設けてからは、セルフジャーナリングにたくさん支えられ、救われてきた。
仕事や子育てで忙しくしていると、その外部
約9ヶ月の”余白の日々”で体験したこと。
作年12月ごろに代表を退任してからの期間、「余白のある日々」をあえて意識しながら過ごしてきていた。
この期間の過ごし方について自分のためにも振り返りをしながら、そこで感じたこと、味わったことを言葉にしてみる。
個人的にはこれまでの人生の中でも非常に濃い大切な期間だった。
根をゆったりとおろすような、余白のある日々去年の12月に前職を退任してからの最初の数ヶ月は、アクティブに人と話たり、人とあった
共感とはなにか?ー繋がりと区別することの意味
「分けること・区別すること」が自然な現代数ヶ月前に、「Seaspiracyー偽りのサステナブル漁業」「監視資本主義」「ヒューマンエイジ 人間の時代 第2集 戦争 なぜ殺し合うのか」をみて、湧いてきたことがある。
現代は、「分けること・区別すること」がとても起きやすい環境下にあるのではないか?ということだ。
一人ではどうにもできないような複雑で目を背けたくなるような課題が多く、あえて見て見ぬ振
成長という言葉が意味するもの
「成長」という言葉の奥に「無限性」を感じる。
無限に成長し続ける。より良く。より豊かに。より___に。
「今よりもっと」を切望するニュアンスが「成長」という言葉にはある。
「今よりもっと」は確かにこれまでの人類を前に進めてくれたと思う。(主語デカすぎるけど、これまでの私の人生としても良い)
でも、「始まる」こと以上に難しい「終わり」や「区切り」を自ら定めること。
「これでいい」「これがいい」