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四捨五入して四十になる前に軟骨ピアスをあけたはなし。
今年で35になる。
ついにここまできてしまった、とただ思う。
悪あがきという訳ではないけれど、何かやり残したことはないかと考えてみた。
多分たくさんあるのだろうが、実現可能なやつ。
それで達成感というか納得したいというか、若いときの思い出を美化しようという浅はかな考えだった。
ふと思いついたのがピアス。
わたしには右耳は自分で、左耳は他人にあけてもらうという変な決まりがあった。誰に言われた訳で
除霊のやり方はネットで学んだ。
実家を出でからずっとアパート暮らしだったが、ついに一軒家に住むことになった。庭付き、ガレージ付き、海近く、そしてDIYが可能と、わたしの条件をほぼ満たしていた。ただ予算は無計画にもほとんどなかったので、綺麗とはお世辞にも言えない物件だった。
物件の下見時にはハイになっていたテンションも、いざ引っ越してみれば本当に暮らしていけるのか不安になった。とても素足で歩ける状態ではなかったので、引っ越し業者
勇気をだして歯医者にいったはなし。
わたしは歯医者が苦手だ。それはたぶん、こどもの頃の記憶からなんだろうけれど、歯医者はいつだって恐怖の対象だった。
その昔、母に連れられて幼稚園の近くの歯医者に通っていた。なにをされるかわかっていないわたしはただ怖くて、泣き叫んだ。大人数人で押さえ付けられ、無理矢理に口をこじ開けられた。
それが歯医者のはじまりの記憶で。こどもだったわたしが歯医者を嫌いになってしまうのも仕方がないと、大人のわたし