院長のひとりごと

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記事一覧

剥離骨折

 剥離骨折とは、骨に付着している腱や靭帯、骨膜などが外力によって引っ張られ、付着部の骨が剥がれる状態を指します。一般的には、患者にとって  「剥離骨折」と診断さ…

頸椎椎間板ヘルニア

 頸椎椎間板ヘルニアは、頸椎の間を繋いでいるゲル状の軟骨組織の中心にある髄核が外に吐出してしまう状態です。この状態は加齢による変性、姿勢不良、激しい運動や事故な…

病院と民間療法治療院とはどこがどうなの?

 私が民間療法を行っている中で、理解しがたい事態があります。 例えば、膝痛で何年も病院に通院し、ヒアルロンサンの注射や水を抜くための大きな注射針を受け、膝関節の…

畑中 梁一 プロフィール

2000年1月 愛媛県松山市に治療院開業 2004年5月 代替医療学院設立(現在、畑中代替医療学院) 2004年6月 日本代替医療学院設立、会長就任 2006年9…

癒快グループの治療方針身察・身断・身療 (診察・診断・診療)

 この三つが私たちのグループの治療方針です。 日本語では存在するが、完全な当て字です。私の勝手な解釈ですが、現代の病院での患者に対する扱いに感じることです。待合…

年寄りに「安静にしなさい」は禁句!!

 治療院に訪れる高齢の方々は、時には家庭での安静を勧められる一方で、リハビリにおいては積極的な運動を奨められることに戸惑いを感じることがあります。彼らは本当にど…

リハビリをすると早く回復する?

リハビリ室は不思議な世界?  私は10年くらい前に、時間が空いている時に数回、整形外科の待合室やリハビリ室を覗いて見たことがあります。その時の興味は、民間療法と国…

マスコミに出たり本を沢山出版する○○大学病院教授、博士は腕がいい名医?

 医療系の本を書く著名な専門家が、書店の棚に並ぶのは日常的な光景です。しかし、その中には「○○教授」「○○博士」といった名前の著者が、同じような内容の本を数多く…

病院を変えるたびに検査するのは安心材料?

 患者が1箇所の病院でなかなか良くならない場合、病院を変更することがあります。私の所に来て話を聞く患者のほとんどが整形外科の場合が多いのですが、その度に考えるこ…

以前にも述べた事だけど関節をポキポキ(アジャスト)する前にもっと施術してから。

 患者の中には、自身の身体について非常に詳しい方がいらっしゃることがあります。彼らは素人とは思えない程整体用語やカイロプラクティック用語を使い、肩の痛みなどを適…

良い意味で精一杯足掻きましょう。        自分の身体は自分のものです。

 日本の国民は依然として医療に過度に頼りがちです。 人間も動物も生まれてきた時から医療従事者が必要不可欠であることは間違いありませんが、その必要性と完全に依存す…

私は国家資格所得者(医者)ではありません。

 私は民間療法家として日々治療を行っていますが、現代の医療状況に対する患者からの声や悩み、そして絶望感に触れることがあります。医薬品や医療機器の技術は進化し、多…

令和6年度特約店・公認指導員一覧

■特約店 【関東地区】 癒快ケアセンターはだの     TEL:050-7131-9198 合同会社アイメイヨ(SHMTC)  TEL:080-7565-7494 からだのCareLabo  …

女性に多い顎関節症

 私の治療院には、様々な痛みや不調でお困りの女性が訪れます。 彼女たちは整形外科、歯科、接骨院、針灸、整体など、さまざまな治療院を受診し、しかし良くならないか、…

ストレートネックの治療法

 ストレートネックの治療法について、現在では頚椎に対するアプローチが主流であり、多くの治療家がその方法に言及しています。患者に対しても、頚椎への治療やリハビリ活…

今の日本の介護で安心できますか?

 社会の高齢化が急速に進む中、過去10年間において、日本では高齢者が家族や親族による殺人、介護放置、心中などで命を落とす事件が少なくとも400件発生していると、2009…

剥離骨折

剥離骨折

 剥離骨折とは、骨に付着している腱や靭帯、骨膜などが外力によって引っ張られ、付着部の骨が剥がれる状態を指します。一般的には、患者にとって

 「剥離骨折」と診断されると、骨折という言葉の方が強く印象に残り、骨が折れていると理解されがちです。レントゲン画像を見せられても、曖昧な白い部分を指されると、「ここが骨折しているのか」と信じてしまうこともあります。しかし、実際に私の治療院に来院されるほとんどの

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頸椎椎間板ヘルニア

頸椎椎間板ヘルニア

 頸椎椎間板ヘルニアは、頸椎の間を繋いでいるゲル状の軟骨組織の中心にある髄核が外に吐出してしまう状態です。この状態は加齢による変性、姿勢不良、激しい運動や事故などが原因となります。症状としては、軽度の場合首の痛みや肩こり、軽い手の痺れがあり、進行すると首の動きが制限されて腕や手に痛みや痺れが生じ、重症化すると手や腕の感覚が麻痺したり筋力低下が始まり握力が弱まります。
場合によっては下半身にも症状が

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病院と民間療法治療院とはどこがどうなの?

病院と民間療法治療院とはどこがどうなの?

 私が民間療法を行っている中で、理解しがたい事態があります。
例えば、膝痛で何年も病院に通院し、ヒアルロンサンの注射や水を抜くための大きな注射針を受け、膝関節の変形を促進させてしまったり、その治療が効果を示さずに苦しむ患者が、当治療院に相談に来るケースがあります。そうした場合、膝関節への注射が逆にO脚の変形を促進することが多いため、   そのような注射は一時的に控えるよう提案します。

 しかし、

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畑中 梁一 プロフィール

畑中 梁一 プロフィール

2000年1月 愛媛県松山市に治療院開業
2004年5月 代替医療学院設立(現在、畑中代替医療学院)
2004年6月 日本代替医療学院設立、会長就任
2006年9月 キネシオテーピング協会認定指導員として愛媛県に帰省し、県内指導員第一号としてキネシオテーピング法の普及を開始
2007年2月 タイ王国バンコク市内にクリニック開院
2009年〜2011年 3年間、愛媛県指導者資質向上事業として愛媛県よ

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癒快グループの治療方針身察・身断・身療 (診察・診断・診療)

癒快グループの治療方針身察・身断・身療 (診察・診断・診療)

 この三つが私たちのグループの治療方針です。
日本語では存在するが、完全な当て字です。私の勝手な解釈ですが、現代の病院での患者に対する扱いに感じることです。待合室で長時間待たされた挙句に、医師の診察時間はほんの数分。検査に回されてまた長時間…結果を医師から聞く時間数分…。余程のことがない限り、痛みやしびれがあってもレントゲンでは異状なしとされ、湿布と痛み止めを出されます。そして『少し様子を見ましょ

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年寄りに「安静にしなさい」は禁句!!

年寄りに「安静にしなさい」は禁句!!

 治療院に訪れる高齢の方々は、時には家庭での安静を勧められる一方で、リハビリにおいては積極的な運動を奨められることに戸惑いを感じることがあります。彼らは本当にどちらが正しいのかわからず、どのように行動すべきか悩むことがあります。多くの場合、彼らは早く元気になり、家族に負担をかけずに日々を元気に過ごしたいと願っています。

 患者の状態には個々の違いがありますが、一般的に安静にしていると筋肉が落ち、

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リハビリをすると早く回復する?

リハビリをすると早く回復する?

リハビリ室は不思議な世界?

 私は10年くらい前に、時間が空いている時に数回、整形外科の待合室やリハビリ室を覗いて見たことがあります。その時の興味は、民間療法と国家資格所得者の方々との違いにありました。当時のテクニックは今よりも劣っていたと思いますが、それでも凄いなー、かっこいいなーと感じさせていただきました。

 でも、今思い出してみれば、怪我をしていてギブスやサポーターを外してリハビリをする

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マスコミに出たり本を沢山出版する○○大学病院教授、博士は腕がいい名医?

マスコミに出たり本を沢山出版する○○大学病院教授、博士は腕がいい名医?

 医療系の本を書く著名な専門家が、書店の棚に並ぶのは日常的な光景です。しかし、その中には「○○教授」「○○博士」といった名前の著者が、同じような内容の本を数多く出版しているのを目にします。これらの著者は、確かに在籍しているかのように名前で検索しても現れます。

 しかし、実際には治療現場に立っているわけでもなく、むしろ研究や論文執筆に没頭しているデスクドクターのように思えます。それでも、彼らの本を

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病院を変えるたびに検査するのは安心材料?

病院を変えるたびに検査するのは安心材料?

 患者が1箇所の病院でなかなか良くならない場合、病院を変更することがあります。私の所に来て話を聞く患者のほとんどが整形外科の場合が多いのですが、その度に考えることがあります。今やパソコンなどの技術が進んで一般的になっている時代に、病院間での情報共有ができないのは不思議な感じがします。テレビ電話で会議を行ったり、遠隔手術を行ったりする技術がある中、病院を変えるたびにレントゲンやMRIなどの検査を繰り

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以前にも述べた事だけど関節をポキポキ(アジャスト)する前にもっと施術してから。

以前にも述べた事だけど関節をポキポキ(アジャスト)する前にもっと施術してから。

 患者の中には、自身の身体について非常に詳しい方がいらっしゃることがあります。彼らは素人とは思えない程整体用語やカイロプラクティック用語を使い、肩の痛みなどを適切に説明します。私は彼らに、これまでどのような治療を受けてきたかを尋ねることがあります。すると、整体やカイロプラクティックなどと答えられることがあります。しかし、その治療を受けても改善しなかったため、私の治療院に来ることになったのです。

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良い意味で精一杯足掻きましょう。        自分の身体は自分のものです。

良い意味で精一杯足掻きましょう。        自分の身体は自分のものです。

 日本の国民は依然として医療に過度に頼りがちです。 人間も動物も生まれてきた時から医療従事者が必要不可欠であることは間違いありませんが、その必要性と完全に依存することは異なると考えます。

 たとえば、高齢者が大学病院などで診断を受けた際に、「もう高齢なので歩くことは無理でしょう」と言われると、まるで裁判所で判決を受けたような気分になり、すぐに寝たきりの生活に向けた準備を始めるかもしれません。 大

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私は国家資格所得者(医者)ではありません。

私は国家資格所得者(医者)ではありません。

 私は民間療法家として日々治療を行っていますが、現代の医療状況に対する患者からの声や悩み、そして絶望感に触れることがあります。医薬品や医療機器の技術は進化し、多くの症状に対して効果的な治療法が開発されています。しかし、これらの進歩に安心して身を委ねるだけではなく、一定の懸念も感じざるを得ません。

 私たちの若かった頃、身体の痛みや不調を訴えれば、医師は丁寧に検査し、適切な治療を提供してくれました

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令和6年度特約店・公認指導員一覧

■特約店

【関東地区】
癒快ケアセンターはだの     TEL:050-7131-9198
合同会社アイメイヨ(SHMTC)  TEL:080-7565-7494
からだのCareLabo    TEL:080-5649-1388(佐川)
キュアサービスあるく      TEL:070-8464-0270
ロロシトア           TEL:0557-51-5227
【中部地区】
小沢 岳生

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女性に多い顎関節症

女性に多い顎関節症

 私の治療院には、様々な痛みや不調でお困りの女性が訪れます。 彼女たちは整形外科、歯科、接骨院、針灸、整体など、さまざまな治療院を受診し、しかし良くならないか、良くなっても短期間で元に戻ってしまうという悩みを抱えています。

 中には痛み止めやシップ薬を処方されても効果が乏しく、さらには心療内科で異なる薬を処方され、結果として本来の症状とは無関係な病気と診断されることもあります。

 このようなケ

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ストレートネックの治療法

ストレートネックの治療法

 ストレートネックの治療法について、現在では頚椎に対するアプローチが主流であり、多くの治療家がその方法に言及しています。患者に対しても、頚椎への治療やリハビリ活動が一般的に行われていますが、立位での姿勢を観察することで、異なる原因が考えられるかもしれません。

 2013年10月13日の『あさいち』という番組では、整形外科医がストレートネックに関する説明をしていましたが、その内容は一理あるものの、

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今の日本の介護で安心できますか?

今の日本の介護で安心できますか?

 社会の高齢化が急速に進む中、過去10年間において、日本では高齢者が家族や親族による殺人、介護放置、心中などで命を落とす事件が少なくとも400件発生していると、2009年11月20日の東京新聞が報じています。

 この400件の事件の内訳は、殺人が59%(承諾や嘱託を含む)、心中が24%、傷害致死が11%、介護放置が4%でした。驚くべきことに、このうち実に83%が同意の元で行われたとされ、つまり介

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