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ストレートネックの治療法


 ストレートネックの治療法について、現在では頚椎に対するアプローチが主流であり、多くの治療家がその方法に言及しています。患者に対しても、頚椎への治療やリハビリ活動が一般的に行われていますが、立位での姿勢を観察することで、異なる原因が考えられるかもしれません。

 2013年10月13日の『あさいち』という番組では、整形外科医がストレートネックに関する説明をしていましたが、その内容は一理あるものの、実際の症状としては、ストレートネックの患者には猫背、偏頭痛、呼吸困難、腕の可動域の減少、スポーツ選手の場合はジャンプ力の低下などの付随症状が見られることがあります。これらの症状は、頚椎の形状を正常な弓曲線に戻すことで改善されるのか、その可能性は疑問です。根本的な解決は難しいかもしれません。

 昔とは異なり、現代の生活習慣では、電車や車、椅子などでの座位が日常的であり、その姿勢によって大腰筋や腸骨筋などが硬くなりがちです。

 しかし、病院ではまずレントゲン検査、次にMRIやCTなどの検査が行われ、その結果、頚椎のストレートネックと診断されることがあります。その後、頚椎への治療アプローチが始まりますが、一時的な改善が見られるかもしれません。しかし、再び同じ姿勢に戻ってしまう可能性が高く、姿勢習慣を改善しなければ根本的な解決には至りません。

 私は姿勢を正すことを重視し、下肢から大腰筋や腸骨筋、内転筋群などを正常にすることから始めます。その結果、背中がまっすぐになり、顎の位置も正常に戻り、頚椎を含む疾患が改善されることがあります。

 結論として、悪い所を治療するのではなく、原因を正しく判断して治療することが重要だと考えます。

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