剥離骨折
剥離骨折とは、骨に付着している腱や靭帯、骨膜などが外力によって引っ張られ、付着部の骨が剥がれる状態を指します。一般的には、患者にとって
「剥離骨折」と診断されると、骨折という言葉の方が強く印象に残り、骨が折れていると理解されがちです。レントゲン画像を見せられても、曖昧な白い部分を指されると、「ここが骨折しているのか」と信じてしまうこともあります。しかし、実際に私の治療院に来院されるほとんどの患者は、骨膜剥離が主な症状です。骨膜剥離の原因である筋肉にテーピングを施すと、その日のうちに通常の活動ができるようになり、安心して帰宅される方がほとんどです。もしもっと丁寧な診察が行われれば、剥離と骨折の違いを説明でき、ギブスやサポーターを装着する必要なく、早期に日常生活や運動に復帰できるかもしれません。
このような症状の場合、装具を装着しない方が早く回復しますが、正しいテーピング療法が重要です。