深淵を覗く時 何を見せられているのか 「有名だから」「話題だから」と絶対見たほうが良いと言われる しかし、思わぬ物を見せられる 事件、災害、暴力、戦争 一部のシーンだとしてもトラウマとなるような 日常のシーンが突然切り替わる 僅かだが積み重なる事に耐えれるのだろうか
ニーチェが言った「深淵」とは「虚無」のことである。 彼は「深淵を覗く者は深淵と化す」とも言った。 虚無空間の中で物質界の足場が消失して方向性をも消滅した。 これは唯物論的世界観の限界であり、それ以上でも以下でもない。 一個人の限界であり、人間の限界ではない。
個人が「虚無」に至る事は出来ても「虚無観」を打破するのは容易ではない。 これは自らが「虚無体験」しなければ理解出来ぬことである。 真の「虚無体験」をすれば「霊界参入」する。 最も魂の準備が出来ていない「魂」は怖れを抱き、引き返すであろう。