Skipper

のんびり詩を描いていて、ここを教えてもらいました。 いろんな方の詩も読ませて頂きたいし…

Skipper

のんびり詩を描いていて、ここを教えてもらいました。 いろんな方の詩も読ませて頂きたいし、私もマイペースで詩を描いていきます。

最近の記事

『泣き笑い』

『泣き笑い』 涙も笑顔も 夜明けも夕暮れも 寒い冬も暑い夏も すべては収斂されて 一瞬の儚い夢だったように 幕を下ろす すべての出会いに感謝し カーテンコールで一礼を いつ終わるかもしれぬ この人生を もがき苦しみながら 必死に 楽しんでいる

    • 『桜時』

      『桜時』 旅立つあなたと 見送るわたし 春の穏やかな陽射しに包まれた 別れの日 あなたは 希望に溢れた笑顔と 優しさ詰まった涙一雫 お互い 言葉に詰まりながら 笑顔と涙 桜時

      • 『ほうき星』

        『ほうき星』 滅多に見れないからこそ 先人達は 不吉なことが起こる前兆だと そう信じていた あなたと初めて会った夜 僕らの頭上に ほうき星 僕は あなたとの出会いを 運命だと信じている

        • 『断罪』

          『断罪』 ふとした瞬間死に手をかける 死とは そんなもの 常に身近に潜んでいる  聞こえたよ 推測はやめてくれ 深い意味なんてない それしか選択肢は無かったんだ 解説策は 死 それだけだった そう遺影が語った 悔しいよ 俺は 当たり前のように お前と一緒の 明日を描いていた 俺は お前の心を 掴めてはいなかった そういうことさ

        『泣き笑い』

          『真冬の一頁』

          『真冬の1頁』 真冬の1頁(ページ) 夜と朝の境いに立つ 僕の目に映る世界 朝焼けの街と まもなく沈む月 それだけで 「あぁ生きていて良かったな」って そう感じた ※写真は今朝の玄関からの景色です。朝の忙しさの中、ふと立ち止まる瞬間をくれました。

          『真冬の一頁』

          『クレヨンで描いた世界』

          『クレヨンで描いた世界』 保育園で 母の迎えを待ちながら 先生と教室でふたり 短くなったクレヨンで 自由に絵を描いた あの時のクレヨンは いつの間にか 手から離れて 絵から遠ざかっている でも今は こうして自由に詩を描いている きっと きっとね あの時の感覚と同じなんだ 僕は 詩を描いている時は 僕の鼓動を感じ 自由を感じている でもこの国は 少しずつ 自由に絵が描けなかった時代へ 自由に詩が描けなかった時代へ 戻ろうとしている 奪わないで 子どもたちからクレ

          『クレヨンで描いた世界』

          『蜜夜』

          『蜜夜』 そこにシナリオはなくて 言葉なんてことよりも 瞳で心の隙間を読みあって ふたりタイミングを見て抜け出した 今は 後先がどうかではなく 甘い香りに誘われて お互いの鼓動を交わし 隙間を埋め合う そんな夜だって・・

          『蜜夜』

          『寒空』

          『寒空』 寒空が見せてくれた 燃える夕焼け 遠き山の稜線 寒空が見せてくれた 深い夜空 くすぐる星の揺らめき 寒空が見せてくれた あなたの心 その温もり すべてに 包まれて生きている すべてを 包み生きている ありがとう

          『寒空』

          『春へつづく道』

          『春へつづく道』 あなたと見付けた 春へつづく道 日曜の公園 日だまり駆ける笑い声 止まらないくしゃみ ふざけあって笑いあって ふたりの頭上に 膨らみはじめた蕾たち そして ふたり たどり着いた 冬の出口 だけれど あなたとわたしの 春の入口は 違う扉だった あの春を忘れない あなたは今 どんな春を迎えようとしていますか 暖かい陽射しの中を 笑顔で歩いていることを 祈っています

          『春へつづく道』

          『凍える星』

          『凍える星』 凍える この街の夜空に 僅かな星たち その耀きは とても冷たく 美しく これほど愛しているのに 呼吸ひとつさえ 苦しめる あぁ 孤独な星たちよ 私も いつか この街の 星のひとつになれるのだろうか

          『凍える星』

          闇はやがて光へと

          『闇はやがて光へと』 光を追うのをやめた すると 闇が僕を包み始めた 知らなかった 空に星があることを 知らなかった 蝋燭の炎の温もりを 闇を知って 光を知った やがて 朝がやってくる 闇を越えた時 僕は 初めて光の中へと 導かれるのだろう

          闇はやがて光へと

          ミサゴが泣いている

          『ミサゴが泣いている』 「米軍は全世界の オスプレイの飛行を 一時停止すると発表しました」 そんなニュースが 事故から一週間経って やっと流れた 「そもそも遅いし 当たり前だろ」 乗り物なら 原因が特定され 対策が取られるまでは 全ての運行を停止するのが当たり前 そもそも事故ばかり起こし 「未亡人製造機」と揶揄される V22オスプレイには 構造的な欠陥を指摘する声は 少なくない すっかり「オスプレイ」の名は 米軍の欠陥機 V22を指すものになっている 山屋なら「オ

          ミサゴが泣いている

          『死ねない』

          『死ねない』 苦しい 苦しいんだ・・ 自分の息の根さえも 絶やすことが出来ず 今を 生きている 今を 生きている 生きるって こんなに苦しいのに 希望が引き留める あるんだ あるんだよ・・ そこに未来が 苦しいけれど 未来があるんだ

          『死ねない』

          『鉄鎖』

          『鉄鎖』 過去から決別する勇気 その恐怖に打ちかったものが 新たな自由を手にする 分かってはいるんだ 分かっても踏ん切れない 自由とは それほど崇高な理念なのだ

          『鉄鎖』

          『朝が怖い』

          『朝が怖い』 月光に包まれ 紡がれた夢は あまりに儚くて 朝陽の下では 跡形もなく 焼き尽くされてしまう 夢だけじゃなく いっそのこと 全てを 焼き尽くしてくれと思う あぁ もうすぐ 朝がやってくる...

          『朝が怖い』

          『転換』

          『転換』 森が泣いている 海が泣いている 空が泣いている 未来の子どもたちが泣いている 私たちは いつまで いつまで その叫びが 聴こえない振りをするのだろうか いつまで この星を 汚し続けるのだろうか もう惰性は辞めよう 森に鳥たちの囀りを 海に魚たちの姿を 空に大きな虹を 未来の子どもたちに笑顔を それが出来るのは 今を生きる あなた わたし さぁ手を取り合って 明日を語り合い 森に還ろう 海に還ろう 空に還ろう 子ど

          『転換』