いってらっしゃい、おやすみなさい。 ちば
私と相方はいつも夜にネタ合わせをする。
私の家は到底人を招くレベルの部屋ではないもんで
いつも相方の家に転がり込んでネタ合わせをする
彼の家にあるyogiboはいつしか私の定位置になっていて
私がそこに座っていたという軌跡を残して微かに凹んでいる。
電車の始発の時間が
私達のネタ合わせの終わりの合図で、
「お疲れ様、ありがとうね」と互いにお礼の言葉を言って別れるお決まりのやり取りがある。
マスカラやコンタクトレンズなどお構いなしで瞼を擦りながら駅まで向かう。
すっと息を吸