『カラマーゾフの兄弟』を読み終わる。急ぎ足で読んでも、まるまる一ヶ月かかった。『正三角関係』がなければ、この大部の小説を再読することはなかったと思う。演劇人にとって、チェーホフはなじみぶかいが、ロシアの人々の生活について、なんにも知らないのだなと思い知らされた。