日本のキリスト教信者にとって、神は斜め前方にいるようです。教会の正面のステンドグラスに十字架が描いてあると、その延長線上の先に神様がいると考える。ところが、西欧人にとってキリスト教の神は頭の上にいる。我が身を垂直に貫くように神は存在していると考える。(これマジか?(垂直))
石川九楊大全【古典篇】(上野の森美術館) 現代の書ってこんなに自由なんだ。そして筆と墨でこれだけの技巧が凝らせるんだ。 盃千字文が文字としてはまだわかりやすかった。色、バランス、配置にバリエーションがあって美しい。 すごいものを見たという感じがした。7月からの後期も楽しみ。
石川九楊『日本語とはどういう言語か』(講談社学術文庫) 言葉は人間の表現や表出を担う全体的なものであるから、言葉にとって本質的なものは、音韻や語順などではなく、つまるところは語彙と文体である。――p.73