山崎かーめん曜

製本アーティストの やまざき・かーめん・よう と申します。zoomで好きな本を音読する…

山崎かーめん曜

製本アーティストの やまざき・かーめん・よう と申します。zoomで好きな本を音読するグループを作ったのが、2020年3月。ここではその感想の書き出しをします。ご興味ある方は、facebook公開グリープ「山崎曜とzoomで本を読もう!」に参加リクエストください。

マガジン

  • 手で作る本

    手製本を教えるのが仕事なのですが、手製本周辺のことをまとめておこうと思ってマガジンにします。以前に別のところに書いたものも順次入れていくつもりです。手作りのヒントになればと思います。

  • 『甦るフレーブニコフ』音読記録

    2020年10月21日から2021年2月3日まで、週5日、15分くらいずつzoomで音読した時の毎回の感想です。

  • 節英のすすめ

  • 銀の匙

  • ドラッカーと論語

最近の記事

2024_0914_本読み

<1438字> 冒頭の写真: 知らない内に、タケノコが背丈ほど伸びていた。 さすがに7月くらいからは勢いが鈍ってちいちゃいのがちょこちょこ出るだけで、水煮にして溜め込んでいた。今日採れたのが、1本だけど、それ全部より多い。鶏肉焼いて、今年、ずいぶん食べたとろけるタイプの緑色のナス、そしてピーマンで、グリーンカレーにした。 タイバジルは無いので、普通のバジルで食べたがまあまあ美味。 ★ 9月14日(土)は以下を読みました。 『犬の心』  ブルガーコフ 著 石井信介 訳未知谷

    • 2024_0911_本読み

      <1917字> 冒頭の写真: 近頃、蝶の飛び方をよく眺めます。種類によっての違いも面白いのだが、ハチなど他の飛ぶ昆虫に比べて、圧倒的に狂気じみている、と思います。翅が大きいから、ちょっとした空気の動きで位置が変わり、次の瞬間にどこにいるか、正に予測不能。荘子の胡蝶の夢が、なんだか観念的に思えてしまう。人間の視覚をこの動きに乗せたら、瞬時に気絶だろうな、と思うのです。 それほど速くもないジャコウアゲハを画面にとらえるのも、iphone振り回して、やっと。ジャコウアゲハは久々の邂

      • 手製本で、棒使い

        〈1253字〉 今週月曜は、私の製本教室の初期生徒さんと待ち合わせて、宮川若葉さんの展示を見にいきました。変わらずすごくて可愛くて圧倒的でした。15日(日)までです。お薦めです。 さて、久々に会ったので、お茶しました。 こないだのNHKの「すてきにハンドメイド」でも使った木の棒の話になって、確かに言われてみればすごく重要ですねー、と思いました。 あまりに当たり前に自分は使っているので、無意識になってました。 今回は新しい使い方を思いついたこともあり、棒使いについてちょ

        • 2024_0907_本読み

          <1401字> 冒頭の写真: 不思議な緊張感に溢れたポーズ。瞬間を捉えたのではなく、あ!と気づいて近寄って写真撮って離れるまで、ずっとこの姿勢で静止していました。 獲物を待って枝に擬態しているのか?何をやってるんでしょうね。 ★ 9月7日(土)は以下を読みました。 『犬の心』  ブルガーコフ 著 石井信介 訳未知谷  ☆ この本、訳注、訳者あとがきが非常に充実しています。 本の厚さの1/3を占めています。ブルガーコフを読むのには、ソ連のその時代についての知識がないと苦しい

        2024_0914_本読み

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          1本

        記事

          本の箱作りにノギスを使う

          〈1178字〉 今週は、高校では差し込み箱を作ることになり、 そのサイズの変化をエクセルで全部計算してから、試作してみた。 前に、測る、というタイトルのブログで書いたみたいに、エクセルに材料のサイズを入れれば、パーツのサイズを出してくれると頭の隅で思っていたのが、それが自然に実現されました。 手順は、 まず、使う材料の厚みなどの情報を表に書き込む。 元にする本のサイズに、それら材料のサイズや所定のサイズを足したり引いたり掛けたり割ったり、をすると、実に当たり前だが、必要

          本の箱作りにノギスを使う

          2024_0828_本読み

          <1352字> 冒頭の写真: 普段停まっていない場所に、マルチプルタイタンパー(レールや枕木を整える機械)が停まっていました。昔はツルハシでやってた作業(そんな光景思い出した)をやるマシンだそうです。 いつもこれが停まっている高架線が、拡張工事に入るためかな、と思った。 線路とか架線とか、線遠近法がそのまま見える風景、そして機械機械した形の車両。こたえられません。かっこいい。 京王線のは導入されて日が浅いのか、いつ見ても他の鉄道で見るのに比べてすごくキレイで、嬉しくなります。

          真似をする

          〈1433字〉 毎朝、ヒッポ仲間と、LINE通話で多言語音源を「聞きながら、声に出して真似する」ということをやっています。ラジオの帯番組みたいになってるので、6時すぎから9時まで音聴きながら朝の作業、というのが習慣です。 私自身が音源をやる時間帯も30分あって、その時は特に大声で真似してます(LINEのカレンダーで遡ってみると2018年6月から)。 その時間を一緒にやってる仲間から教えてもらったYouTuber、 Kazu Languagesさん。 オーディブルで著書『ゼ

          2024_0821_本読み

          <1377字> 冒頭の写真: Googleアプリで写真検索して、シラフシラオビナミシャクであろう、とわかりました。時々見かけていたが、なにか小さい蛾の科の蛾であろうと思ってました。ナミシャクにもこういう模様のがいるんですね。 ★ 8月21日(水)は以下を読みました。 『巨匠とマルガリータ』  ブルガーコフ 著集英社 世界の文学15 ロシア Ⅲ ☆ 年譜を読み終わりました。これで、読了。 今日の内容は、 1940年に48歳で没。 評価されだすのが、1960年代から。 『

          2024_0817_本読み

          <1070字> 冒頭の写真: 鳥のフン?シリーズ。アゲハチョウの幼虫がレモンの葉に点々と。まだそんなにフンぽくないですが、このあとそうなります。葉の表に堂々と居ます。これは妻が数ヶ月前に植えたレモンの苗木なので、数匹の幼虫でも丸坊主でしょう。潰すのは忍びないので、払い落とすことにしました。 ピンとはじけば、簡単にポロッと落ちてくれると想像していたんですが、葉を爪でびしびし弾いてもで弾いても、全然落ちない。落としても束になった糸で葉の元の位置とつながっています。 体を葉に固定し

          2024_0814_本読み

          <1175字> 冒頭の写真: 鳥のフン?と瞬間思いましたが、すぐに、おっモンクロシャチホコ!と気づきました(「おっ」は、サクラケムシは良く見るけど、親のモンクロシャチホコはなかなか見ないよ、というニュアンス)。検索するとやはり、鳥のフンに擬態してる、という記述ありました。 蛾と鳥と、どっちが古くから居たかな?多分、昆虫である蛾の方が古いと想像した。擬態っていうと「真似をした」みたいな感覚を覚えるけど、そもそも擬態って結果としてそうなった、というものですよね。  こういう「図と

          動画を見直す

          〈1586字〉 5月30日から週一のブログ(これは自分のウェブサイトで、特に製本に限定してないです)を続けることにしています。とりあえず1年52回はやります(こういうのは今まですべて挫折してるような気がしますがね)。 と、まずあらためて宣言(1回目にも書いたかな)。 目的の一つは、挫折しっぱなしになっているオンライン講座に繋げる、ということ。アイデアが全然絞れないので、いろいろ書きつつ、まとまるのを待つ、ということです。 今決めた。ブログの半年=26回目が11月14日

          とじる、かがる、ぬう

          〈1809字〉 来週8月22日(木)は、いよいよ、先日収録したり、作例を作ったりした、 すてきにハンドメイド、の放映です。 これまで、noteでは、音読のことだけ書いていたんですが、この機会に本業の製本についても書いて行きます(自分のウェブサイトに書いたものです)。 放映は すてきにハンドメイド 日本の伝統手芸 和とじ本 Eテレ     8月22日(木)午後 9:30~9:54 総合テレビ  8月28日(水)午前 11:05~11:29 Eテレ     8月28日(水

          とじる、かがる、ぬう

          2024_0810_本読み

          <1165字> 冒頭の写真: 雲がきれいだなぁ、と、思いました。 あの白も水からできてる、と思うと不思議。 観天望気、ということばを久しぶりに思い出しました。 雨雲レーダーで強烈な雨が来る、となっていても、当たらなかったり、天気の予測ってできるようなできないような。さすがは「バタフライ効果」ってことばの元になったところだなとも思いました。 ★ 8月10日(土)は以下を読みました。 『巨匠とマルガリータ』  ブルガーコフ 著集英社 世界の文学15 ロシア Ⅲ ☆ ブルガーコ

          2024_0807_本読み

          <1219字> 冒頭の写真: こないだ、イネ科の雑草の中に、ハナムグリが居るのがパッとわかるのに、写真だと写らないのが不思議、と書きました。写真は、動物の生命みたいのは識別しないからかな、と思ったんです。 今回の写真は、紫の花と二種類の羽状複葉がつくりものです。 拡大しないとわからないですよね。こういう状態になってるのがとても珍しいと思い、写真を撮ってしまいました。 ★ 8月7日(水)は以下を読みました。 『巨匠とマルガリータ』  ブルガーコフ 著集英社 世界の文学15

          2024_0803_本読み

          <1190字> 冒頭の写真: 見るたびに印象的なセスジスズメの幼虫。 どうしてこの色に?と思います。点を数えてみた。大きい点が7個、小さい点は歪んだのもあって6個。 食草はヤブカラシ。漢字で書いたら薮枯らし ずっとヤブカラシと濁らずに呼んでいたけれど、検索するとウィキペディアのヤブガラシがでてくる。そして、そこに標準和名はヤブカラシ、と書いてある。 ★ 8月3日(土)は以下を読みました。 『巨匠とマルガリータ』  ブルガーコフ 著集英社 世界の文学15 ロシア Ⅲ ☆ 読

          2024_0731_本読み

          <1190字> 冒頭の写真: 緑道でオオミズアオを発見。その紋を拡大してみました。ちょび髭の唇みたい。どうしてこういう紋様になるのかな、と毎度不思議に思います。 そしてヤママユガ科だったら、その仲間でちゃんとバリエーションが展開されてて、それも面白い。 ★ 7月31日(水)は以下を読みました。 『巨匠とマルガリータ』  ブルガーコフ 著集英社 世界の文学15 ロシア Ⅲ ☆ 被害者の後日談がつづきます。 といっても、この人はどういう役回りだっけ、というのが思い出せない。名