山崎かーめん曜

製本アーティストの やまざき・かーめん・よう と申します。zoomで好きな本を音読する…

山崎かーめん曜

製本アーティストの やまざき・かーめん・よう と申します。zoomで好きな本を音読するグループを作ったのが、2020年3月。ここではその感想の書き出しをします。ご興味ある方は、facebook公開グリープ「山崎曜とzoomで本を読もう!」に参加リクエストください。

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<1063字> 冒頭の写真: オオムラサキツツジは、気が狂ったみたいに咲くなぁと毎年思います。 夜の街灯のあかりで撮ると、なんだか絵のようです。 花ってどうしてこんなに鮮やかな色をしているのだろう? ★ 4月27日(土)は以下を読みました。 『巨匠とマルガリータ』  ブルガーコフ 著集英社 世界の文学15 ロシア Ⅲ ☆ ユダの話が展開するか、と期待していたのに、ユダはあっさり殺されてしまい、場面は、なかなか眠れないピラトへと戻ります。 やっと眠りにおちたピラトの見た

    • 2024_0420_本読み

      <1129字> 冒頭の写真: 先日、大胆に剪定したキンカンの幹から新芽がふいてきました。樹木に詳しい弟が言っていたとおり。 どう育つのかが楽しみです。 ★ 4月20日(土)は以下を読みました。 『巨匠とマルガリータ』  ブルガーコフ 著集英社 世界の文学15 ロシア Ⅲ ☆ エルサレムの市街に舞台は移り、主役はアルタニアスから、彼の訪ねた女、ニーザにバトンタッチされます。密かに外出し、街で偶然のように会った男彼女の関係しているらしい男として、ユダ登場です。 ユダと言えば

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        <1137字> 冒頭の写真: 見るからに新鮮!と感じるコケ発見。触るとふかふかで嬉しくなります。前にコケに注目して山歩きした時、この仲間、とわかったような記憶があるけれども、忘れてます。蘚類であることは間違いないですが。 ★ 4月17日(水)は以下を読みました。 『巨匠とマルガリータ』  ブルガーコフ 著集英社 世界の文学15 ロシア Ⅲ ☆ 嵐のすぎたエルサレムで、ピラトの元を訪れたのは、マタイなどではなく秘密護衛隊の指揮官のアルタニアスでした。この人以前に登場してい

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          <1164字> 冒頭の写真: ちょっと前に、湘南平にお花見に行ったんですが、山崎の一番は、さくらや新緑じやなく、これ。 ハエみたいだけど、触角が蝶みたいに棍棒状。これなに? 蝶以外で棍棒状の触角を持つというとツノトンボくらいしか思い浮かばなかったです。 妻がGoogleで画像検索して、コンボウハバチ、っていうのを発見。 へー、そんな仲間がいるんですね。 60年生きて、初めて知った。 ★ 4月10日(水)は以下を読みました。 『巨匠とマルガリータ』  ブルガーコフ 著集英

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        • 『甦るフレーブニコフ』音読記録
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          2024_0403_本読み

          <1171字> 冒頭の写真: 前回の貝母は、もう、やや老いたような花具合になってしまい、春の時の流れるのは早いなぁ、と感じています。山椒の葉も、ぴちぴちツヤツヤの瞬間をあったいうまに通り過ぎ、急がないと食べ逃す勢いです。 と、ここまで4月4日ころ書いたのですが、ほっておいて、今はもう10日。 貝母はすっかり散り、山椒もずいぶん大きくなってしまいました。 (東京のソメイヨシノも、この間に満開、そしてほぼ散ってしまいました。) ★ 4月3日(水)は以下を読みました。 『巨匠

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          <1567字> 冒頭の写真: 見上げる方向から撮った貝母。今年の貝母は葉先の巻きが少ないような気がします。 ★ 3月23日(土)は以下を読みました。 『巨匠とマルガリータ』  ブルガーコフ 著集英社 世界の文学15 ロシア Ⅲ ☆ 「巨匠」はもはや何の創作意欲もなく、ただマルガリータと居れればいいと。いろんな人が次々と「召喚」されて現れました。ヴァラエティ劇場の総務部長ヴェレヌーハ、マルガリータの女中のナターシャ、豚にされてた夫のニコライ・イワノヴィチなどなど。 そして

          2024_0320_本読み

          <1138字> 冒頭の写真: はっきりしない写真になってしまいましたが、今年も貝母の季節が来ました。いよいよ開きだした3月20日、ちょうど春分です。 毎年少しずつ本数が増えています。 地下茎で増えるのか、種が完熟する前に枯れてしまうように見えるが実は種で増えているのか。 ★ 3月20日(水)は以下を読みました。 『巨匠とマルガリータ』  ブルガーコフ 著集英社 世界の文学15 ロシア Ⅲ ☆ マルガリータの願いで、ヴォランドはすぐに「巨匠」を現れさせます。病身の「巨匠」

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          <972字> 冒頭の写真: アシタバ。気づかぬうちに随分大きくなっていた。すぐに食べねば。 ★ 3月9日(土)は以下を読みました。 『巨匠とマルガリータ』  ブルガーコフ 著集英社 世界の文学15 ロシア Ⅲ ☆ 凝った演出で、すこーしずつ、マルガリータが黒魔術師ヴォランドの術中にはめられていくように思えます。 何か一つだけ願いを叶えてやるよ、というヴォランドの言に対して、フリーダを救うことを頼みます。 が、そういう血迷った些事でなく、こんどこそ本当の願いを、と言われ、

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          <1557字> 冒頭の写真: 残りご飯に水入れて、鰹節を入れて、煮て、梅干しと食べました。口の内壁がじんわりと温かく、それが美味しかった。 そして梅干し。 漬けた、去年の自分ありがとう。 その後、ちゃんとお米から炊いてお粥を作りました。 こっちは一口目から、お米の味。 こんな香ばしいというか味わい深い味だったか〜と改めて感じました。 お米を作ってくれたEさん、ありがとう。 少し残っている胚芽のぷちっていうのがすごく美味しかった。 実は、家族で仲良く、ノロになりました。丸

          2024_0228_本読み

          <1328字> 冒頭の写真: マエアカスカシノメイガ、という蛾だと思います。 この「ノ」は実は「野」なのですが、 言葉の味わいは、 藤原道長(ふじわらのみちなが)とか源頼朝(みなもとのよりとも)などの「の」みたいに感じるのが、いとゆかし。 ★ 2月28日(水)は以下を読みました。 『巨匠とマルガリータ』  ブルガーコフ 著集英社 世界の文学15 ロシア Ⅲ ☆ お話の冒頭で死んだベルリオーズの頭蓋骨の盃で、血から変わった甘い酒を、女王マルガリータが飲む、という大団円(?

          2024_0224_本読み

          <1222字> 冒頭の写真: 今日(24日)は満月、そして今年の「最遠の月」だそうです。 昇り始めた月は雲で歪んで、ますます小さいです。 ★ 2月24日(土)は以下を読みました。 『巨匠とマルガリータ』  ブルガーコフ 著集英社 世界の文学15 ロシア Ⅲ ☆ 毎回だいたい15〜17分くらい読んでします。今日のところは、ずーっと暖炉の穴から現れ続ける、過去の危ない犯罪者や、大量殺戮をした昔の王様などなどの群れ群れ群れ、の描写でした。 「悪魔の大舞踏会」ですから。 大量の

          2024_0221_本読み

          <1677字> 冒頭の写真: うちの斑入りの沈丁花が香りだしました。。 ★ 2月21日(水)は以下を読みました。 『巨匠とマルガリータ』  ブルガーコフ 著集英社 世界の文学15 ロシア Ⅲ ☆ 小題が「悪魔の舞踏会」。 壮大な白い階段の下の、目も眩むような遠方に、真っ黒な暖炉が口をあけていて、そこから続々ひどい死に方をした死体が蘇り、燕尾服の男たちと裸の女たちに変化してどんどん会場に溢れていきます。 それらの人たちがこぞって女王マルガリータを称えます。 (音読した人

          2024_0217_本読み

          <1137字> 冒頭の写真: ポンカンの皮の砂糖煮です。最後にオーブンで乾燥しすぎた以外はとてもおいしくできました。前にタンカンは香りが強いイメージがあって以前こんな感じに作ってみたのですが、苦味が強かったです。 今回頂いたかたに聞いたところ、タンカンの方が苦味の油分が大量に含まれているそうで、ポンカンの方が香りが高い、と。また、ポンカンとネーブルオレンジが自然交配したのがタンカンって知らなかった。 ポンカンは皮がペラペラなんで美味しくないかな、思っていたのですが、逆でした

          2024_0214_本読み

          <1323字> 冒頭の写真: 近所の公園で河津桜が咲き出しました。 ★ 2月14日(水)は以下を読みました。 『巨匠とマルガリータ』  ブルガーコフ 著集英社 世界の文学15 ロシア Ⅲ ☆ ドアを開けると、結局は黒魔術師ヴォランドが占拠してる部屋へ。 はじめて一味が勢揃い。ヴォランド自身がマルガリータに各人を紹介します。長身の聖歌隊長コロヴィヨフ、牙のあるアザゼッロ、ネクタイをした巨大な黒猫ベゲモード、金髪の美女ヘルラ。 ベッドの上下で、ヴォランドとベゲモードのチェ

          2024_0210_本読み

          <1288字> 冒頭の写真: ジョギング中に、イブキの葉先の露がキラキラしてたので撮ってみたが、あまり写らなかったです。 なぜ葉先に朝露ができるのか? なぜ見えたように写らないのか? と二つの疑問が浮かびました。 Bardに聞きたい、と思いましたが、とりあえず放っておいて、自分で考えた方が楽しいかな〜って思いました。 ★ 2月7日(水)は以下を読みました。 『巨匠とマルガリータ』  ブルガーコフ 著集英社 世界の文学15 ロシア Ⅲ ☆ 魔法の自動車は空を飛んで、

          2024_0207_本読み

          <1225字> 冒頭の写真: 東京、月曜は雪でした。消え残りの雪と紅梅と。 斜面の緑は何が植わっているのかな? ここだけ見たらもう春の、お茶の水の神田川でした。 ★ 2月7日(水)は以下を読みました。 『巨匠とマルガリータ』  ブルガーコフ 著集英社 世界の文学15 ロシア Ⅲ ☆ 移動に魔女のほうきなんて古臭い道具を使ってないで、これをどうぞ!って魔法で茶色の車を出してきました。 このへん「スバラシイ社会主義の生産物」っていう皮肉なんだろうなぁ、と後で思いました。茶色