山崎かーめん曜

製本アーティストの やまざき・かーめん・よう と申します。zoomで好きな本を音読する…

山崎かーめん曜

製本アーティストの やまざき・かーめん・よう と申します。zoomで好きな本を音読するグループを作ったのが、2020年3月。ここではその感想の書き出しをします。ご興味ある方は、facebook公開グリープ「山崎曜とzoomで本を読もう!」に参加リクエストください。

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2024_0720_本読み

<1020字> 冒頭の写真: 熊野旅行で行った、新宮の不思議な天然記念物、浮島の森。 でも山崎が、つい「おっ!」って思っちゃうのは、イラガ(何イラガかよくわからない)の幼虫。刺されるととても痛いらしい。刺されたことはないです。 このサボテンのような棘がなんとも言えず美しくて好きです。付いてる木が琉球豆柿で、これは天然記念物とは関係なく植えたものだそうですが、なぜ植えたのか、係の人に聞いたけれどいまひとつわからなかったです。うちでもカキにイラガの幼虫が居たので、そこは同じなのだ

    • 2024_0717_本読み

      <1198字> 冒頭の写真: 熊野古道では、石仏にもちゃんと「木」が供えられていました。こーんなに木に囲まれているのに、と思いました。 道の駅で、このように売られているのを見て、ちょっと謎が解けました。「しきみ」でした。この辺りでは、さかきではなく、しきみが神様に供える木なのだな、と思いました。東京で近所にしきみがあるけれども、このように使うというのは全然知らなかったです。 道の駅でこれだけ売られているというのは、すごく日常的に使われているんでしょうね。 ★ 7月17日(水

      • 2024_0706_本読み

        <1255字> 冒頭の写真: この本読みが10日以上前になってしまいました。書いてる今は7月17日。 その間、熊野古道歩きに行ったりしていました。これは熊野大社の巨大鳥居の近くの田んぼに生えた、オモダカ。よく模様のモチーフにもなってる植物ですけど、花と葉をしっかり見たのは、とても久しぶり、あるいは初めてかもしれません。 ★ 7月6日(土)は以下を読みました。 『巨匠とマルガリータ』  ブルガーコフ 著集英社 世界の文学15 ロシア Ⅲ ☆ アザゼッロに「巨匠」が射殺され、

        • 2024_0626_本読み

          <1190字> 冒頭の写真: 先日、暗渠の緑道をジョギングしてて、久々にアオダイショウに会いました。道をよこぎって、ツツジの植え込みの中に入って、音もなく器用に登っていく様子が美しかったです。鱗の模様も、滑らかに蛇行する動きも、なにか幾何学みたいなものを感じてしまいました。 ★ 6月26日(水)は以下を読みました。 『巨匠とマルガリータ』  ブルガーコフ 著集英社 世界の文学15 ロシア Ⅲ ☆ ヴォランドのおかげで、元の愛の巣である地下室に二人して戻ることができた「巨匠

        2024_0720_本読み

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        • 『甦るフレーブニコフ』音読記録
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          2024_0619_本読み

          <1193字> 冒頭の写真: 今回もピンクの花、続けてみました。こどもの頃から見慣れたムラサキカタバミです。「カタバミ」が黄色い花。それに対して「ムラサキ」と名づけるのもわからなくはないですが、、、、、これはピンク?と書いてじっと写真を見ていたら、だんだんムラサキでもおかしくはないような気がしてきました。 ★ 6月19日(水)は以下を読みました。 『巨匠とマルガリータ』  ブルガーコフ 著集英社 世界の文学15 ロシア Ⅲ ☆ ヴォランドとアザゼッロの会話、そこにベゲモー

          2024_0615_本読み

          <988字> 冒頭の写真: ピントもちゃんとあっていないけれど、ムシトリナデシコが住宅地の空き地に咲いていた(ピンクの花をつづけてみました)。 ピンク、という日本語ではない色名のせいか、ピンクの花って何か不自然というか不思議さを感じた最近です。 ★ 6月1日(土)は以下を読みました。 『巨匠とマルガリータ』  ブルガーコフ 著集英社 世界の文学15 ロシア Ⅲ ☆ 前回アルチバルド・アルチバルドヴィチにひっかっていたのですが、今回もこの名前の連呼でした。作家クラブの店長い

          2024_0611_本読み

          <787字> 冒頭の写真: ネジバナが花盛り。 ★ 6月12日(水)は以下を読みました。 『巨匠とマルガリータ』  ブルガーコフ 著集英社 世界の文学15 ロシア Ⅲ ☆ 銃撃戦の現場から消え、別の街路に忽然とあらわれたベゲモート、と、コロヴィヨフ。 こんどは外貨で買い物のできるお店で、騒ぎを起こして、また消え、次に現れたのは、作家クラブのレストラン。「海賊」が取り仕切っている、例の日に、ベズドームヌイが訪れ、作家連中が騒いだ場所ですね。 「海賊」の名前がアルチバリド・ア

          2024_0601_本読み

          <1256字> 冒頭の写真: 父が庭いじりをできなくなった数年前から、妻が畑にしたり、花を育てたり、そして余分の花をとったら、コップに投げ込んだり、してます。 水の中に投げ込む部分の葉はとってしまう、ということを最近知りまして、そうすると、ちゃんとが長持ちするんですね。(毎日、水切りしなおし、水も換えているので、それをやりやすくする、という効果かもしれません。) ハーブを長く保つことを目的に、そうして草を活けておくようになりました。 ふと、普通に花を活けてみようかなとシモ

          2024_0529_本読み

          <1193字> 冒頭の写真: 近所の公園近くの電線に、すごい数のワカケホンセイインコ、そこに連続してムクドリもたくさんとまっていて、びっくりしました。 もう一度通りかかると、こんどは群で滑空していて、すごかった。 ムクドリの群舞は何度か見ているけれども、黄緑色の長い尾のインコの群舞はちょっと見たことのない迫力でした。 ★ 5月29日(水)は以下を読みました。 『巨匠とマルガリータ』  ブルガーコフ 著集英社 世界の文学15 ロシア Ⅲ ☆ 例の50号室で動きがあり、ついに

          2024_0518_本読み

          <1124字> 冒頭の写真: タチアオイがもうすごい勢いで咲いていますね。 表題写真の画角が横長なので横倒して載せました。 子供のころは、近所ではあまり見たことがなくて、琳派の絵で「江戸」、 とか、なんとなく「下町」、をイメージしたりしていました。 ★ 5月18日(土)は以下を読みました。 『巨匠とマルガリータ』  ブルガーコフ 著集英社 世界の文学15 ロシア Ⅲ ☆ 現在606ページ。 今日のところでは、行方不明になっていた、リホジェーエフ、ヴァレヌーハも見つかり、

          2024_0515_本読み

          <1399字> 冒頭の写真: 孟宗竹のタケノコの季節が終わると、 うちのタケノコの季節になります。 今年は、4月の授業で行った秋田の市民市場で、なしろだけ(見た目、ひめだけ=チシマザサ=ネマガリタケの大きめ)というのを買ってみた。ゆがいただけだとややくせがあったが、てんぷらとても美味しかった。 うちのもサイズ的には似てるので、てんぷらを初試みたが、やっぱり苦さが勝つ。 で、丁寧に米糠で茹でて、さらしてみた。さて何にしようかな。 青椒肉絲的なやつかな。 ★ 5月15日(水)

          2024_0511_本読み

          <1459字> 冒頭の写真: カタバミ。 葉っぱは3つに分かれ、花は5枚の花びらだなーとなんとなく眺めました。 普通の葉っぱは元があってぴらっと一枚になってますが、これはずいぶん違うなぁ。羽状複葉っていうのもずいぶん違う形だなぁ。普通の葉っぱに切れ込みが深く入っていったのが羽状複葉で、羽状複葉の枚数が少ないのが、こういうカタバミみたいな葉なのかな? と頭の中でコーヒーカップがドーナツに変形する動画みたいに思いました。 ★ 5月11日(土)は以下を読みました。 『巨匠

          2024_0508_本読み

          <1013字> 冒頭の写真: まりものようにかわいい、ヤドリギいっぱい。 つかれてる木の種類がわからなかったですが、まだ葉が出揃わないこの季節ならではの景観。丸いものを見ると嬉しくなる。連休に行った、長野県で。 ★ 5月8日(水)は以下を読みました。 『巨匠とマルガリータ』  ブルガーコフ 著集英社 世界の文学15 ロシア Ⅲ ☆ 夢が終わり、すでにヨシュアを処刑してしまったという現実にうちのめされるピラトのところに、傭兵隊長のクルイソボイ、そしてアルタニアスが訪れます

          2024_0427_本読み

          <1063字> 冒頭の写真: オオムラサキツツジは、気が狂ったみたいに咲くなぁと毎年思います。 夜の街灯のあかりで撮ると、なんだか絵のようです。 花ってどうしてこんなに鮮やかな色をしているのだろう? ★ 4月27日(土)は以下を読みました。 『巨匠とマルガリータ』  ブルガーコフ 著集英社 世界の文学15 ロシア Ⅲ ☆ ユダの話が展開するか、と期待していたのに、ユダはあっさり殺されてしまい、場面は、なかなか眠れないピラトへと戻ります。 やっと眠りにおちたピラトの見た

          2024_0420_本読み

          <1129字> 冒頭の写真: 先日、大胆に剪定したキンカンの幹から新芽がふいてきました。樹木に詳しい弟が言っていたとおり。 どう育つのかが楽しみです。 ★ 4月20日(土)は以下を読みました。 『巨匠とマルガリータ』  ブルガーコフ 著集英社 世界の文学15 ロシア Ⅲ ☆ エルサレムの市街に舞台は移り、主役はアルタニアスから、彼の訪ねた女、ニーザにバトンタッチされます。密かに外出し、街で偶然のように会った男彼女の関係しているらしい男として、ユダ登場です。 ユダと言えば

          2024_0417_本読み

          <1137字> 冒頭の写真: 見るからに新鮮!と感じるコケ発見。触るとふかふかで嬉しくなります。前にコケに注目して山歩きした時、この仲間、とわかったような記憶があるけれども、忘れてます。蘚類であることは間違いないですが。 ★ 4月17日(水)は以下を読みました。 『巨匠とマルガリータ』  ブルガーコフ 著集英社 世界の文学15 ロシア Ⅲ ☆ 嵐のすぎたエルサレムで、ピラトの元を訪れたのは、マタイなどではなく秘密護衛隊の指揮官のアルタニアスでした。この人以前に登場してい