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#11 眠れない理由
なかなか一筋縄ではいかない。
昨日、自分の中ではほぼ完璧な休日を過ごした。昼間に体を動かして、帰って来てからすこし昼寝をし、夕方から夜になるくらいの時間に家を出て、餃子屋へ。そこで軽く飲みながら餃子をつまむ。隣に座ったおばあさん二人組のうちの一人が店員に「私たち、今年で90歳よ」と言いながら餃子をバクバク食べているのに感心し、銭湯に行ってのんびり。帰ってきてからドラマを見たり、映画を見たり。
#4 一生付き合っていくのかもしれない
2020年4月7日。東京に、初めての緊急事態宣言が出された。それを僕は、広尾にある日本赤十字社医療センターの病室に着いたとき、スマホで知った。
その数ヶ月前から便がほとんど出ず、食べた物を吐いてしまうという症状が続き、近くのクリニックで診てもらった。胃カメラをした結果、十二指腸潰瘍の疑いがあり、日赤医療センターを紹介された。十二指腸潰瘍の場合、手術をするケースは稀で、大抵の場合は薬で治すとい
#3 今できることをやるしかない
昨夜、寝る前にふと、なぜだか夜勤をしていたことを思い出した。
はっきりとは思い出せないが、二十代中盤の頃だ。当時僕は週に五日、十時から十八時半まで昼のバイトをしていた。
一応やりたいことはあったが、どうしたらいいか分からず、完全に行き詰まっていた。そして、途方もなく貧乏だった。給料が入っても、家賃や光熱費を払うと残りは三万円くらいで、ひどいときは三万円も残らなかった気がする。今思うと、そ
#2 セルフレジとの距離感
少し前、実家に帰ったときに弟とスーパーへ行った。食べたいものをカゴに入れ、会計をしようとレジへ進むと、弟は迷わずセルフレジへ向かった。夜も遅かったので、有人レジ(こんな言葉むかしは無かったよなぁ)もセルフレジも別にお客は並んでいなかった。どちらに並んだって構いはしないのだが、商品を自分でスキャンさせ、それをせっせと袋に詰めるという作業がどうにも面倒な自分は、一人だったら絶対に店員のいるレジに行っ
もっとみる#1 修行だと思うことにした
ここ一ヶ月くらい、日記とは違う形で日々のことを書こうと思っていたが、なかなか思い腰が上がらず、“文章の書き方”のような本ばかりを読んでいたら、時間ばかりが過ぎていった。
何冊かそういった類の本を読んだが、決まって書かれているのが、「とにかく書き始めてみよう」ということ。当たり前だ。書かないことには始まらない。
そんなこと、頭では分かっているのに、どうにも気分が乗らない。いや、もはや何を書いて