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[詩]ありもしないシリウス
今日のシリウスが次に輝くのは50年後
その頃には僕らなにをしてるかな
君は笑って、空話をする
タイムマシンに乗れたらいいな、
宇宙に行けたらいいな
そんな先のことなんて、だれも分からないけどね
次は分かる未来を想像しよう
30年後は子育ても落ち着いてるかな
てことはあと10年くらいしたら結婚してたりしてね
なんてだれかとの明るい未来がみえる
じゃあ1年後はどうだろう
売れる夢かなうといいね、
[詩]オレンジ色の地球
この愛はつづく、
地球がオレンジ色になるまで
証明の証、ブルーの海に誓ったリング
その恋は中をたぎらす、
海の温度は上がってる
ガガーリンを信じないあなた
鮮烈な、オレンジ色の地球に
輪廻する私のリング
[詩]かつて木の枝だった私へ
おぼえている中で1番最初の記憶
柔らかく降りそそぐ雨の心地よさ
土が雨を含んだ時の大好きなにおい
それから10年、私たちは上へ上へ光を求めた
銀杏の木も、松の木も、追い抜かした
それから13年、私は他の枝と違う方へ伸びた
なぜって
よく陽の当たる場所を見つけたからね
少しでも多く、みんなに栄養を届けたかったんだ
それから130年後、私はそこにいなかった
毎日、毎日みんなに栄養を届けながら
熱でた〜ニキビたくさん〜もう回復するしかないですね伸び代いっぱい
[詩]水鉄砲で見える虹
私の天気がドンヨリでも
上司の理不尽な怒りは、
どこかで受けた傷に流した涙だから
傷口にそっと手を当てる
マザーテレサになりたい
私の天気がサンサンのとき
友が無理に見せる笑顔は、
懸命に戦っている証拠だから
いつか戦い疲れたときに
もたれ掛かれる木になりたい
私の天気がザアザアでも
見知らぬ人がうずくまっているのは、
心身のコップから水が溢れた時だから
叩かれるのを恐れずに
母に