見出し画像

[詩]まるこげ心臓

ある日 心臓が火事にあって
アツくてアツくて
 早鳴る音が止まれば全部 おわる


だけど心臓は相も変わらず
ビート刻んでるし
 火を消せばスローテンポの平和 訪れる


煙がもくもく
やっと火は消えた
消えたのに 消えない
 どれだけの涙を注いでも よみがえる

この記事が参加している募集

#自由律俳句

30,054件

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?