お題

#自由律俳句

文字数や季語などの定型に縛られずに自由に作られる俳句、自由律俳句。気持ちのおもむくままにことばを紡いでみませんか?

急上昇の記事一覧

自由律俳句 #224

【新しいことを始めようとしている毎日】 年が明けたら、 月が変わったら、 明日が来たら、 新しいことを始めようと思っているんだ。 思っているだけだけど、 毎日、確かにそう思っているんだ。 あぁ、今日も良い日だ。 それだけで十分に感じてしまって、 また新しい朝を迎えている。 毎日生まれ変わっている気分さ。 そして、また今日も何かを思っている。 さぁ、今日もきっと良い日だ。 #自由律俳句 #俳句 #散文 #随筆 #エッセイ #新しいこと #始めよう #毎日 #年 #月

スキ
63

自由律俳句 #223

【春風とともに駆けていく子ども達】 仕事に行くため外に出ると、 近所の子ども達が遊んでいた。 そっか、春休みなんだ。 いいなー、元気いっぱいだなぁと思いながら、 出勤中に春休みを思い出す。 春休みって素敵だった。 外は程よい気温、天気も穏やか。 何より宿題がない。 これで、もうちょっと休みが長ければ最高だ。 でも、そう上手くはいかないことを、 子ども心ながらに感じていた。 何かわからない期待と不安と儚さを抱えて、 その日を全力で遊び尽くそうとしたあの頃を思い浮かべ

スキ
62

ガードレールの錆 自由律俳句10句

鳥らの歌かがやいてガードレールの錆にふれる 三色菫による証明 凪いだ海がキラキラ砕けた借りてきた車体が傾いた つぶした蚊のこれぜんぶ俺の血 にんじんのうえをまっすぐにゆく 小さな鎖が軒に吊るされてぬるい風に吹かれていたよ 寝転んでいる草はらに拒まれた 売れ残ったポテトサラダの半額になるのを手にとる夕まぐれ ピアノに指をのこす 駅のホームから見下ろす水路の灰緑色にガードレールの平行線をゆらりゆらゆら電車が来たからじゃあまたね(またね)

スキ
16

自由律俳句【鹿せんべい】

「せんべいもってる?」と目で聞かれる 「もってないんだ…」とそっぽ向かれる 「この人、もってないよ」と仲間に合図 「もってないなら触らないで」みたいな 鹿を集めたくなる心理は権力欲か 金の力とせんべいの力は似ている せんべいの力に屈していいのか?! いいことにする。十枚で二百円也 限りあるせんべいは有効に活用したい どうせならカワイイ小鹿に そんな下心を破壊する鹿の猛攻 小鹿に渡る前に大鹿に取られる 小鹿と目が合わせられない

スキ
45

自由律俳句 #222

【玄関を開けると快晴だった】 今日は快晴だった。 ビックリするような快晴だった。 暑くも寒くもない快晴だった。 完璧な快晴だった。 100人中100人が納得する快晴だった。 昔々、あるところにおじいさんとおばあさんがいて、快晴だった。 行く河の流れは絶えずして、しかも、快晴だった。 吾輩は猫である。名前はまだないが快晴だった。 国境の長いトンネルを抜けると快晴だった。 メロスは快晴だった。 冒頭が快晴なら、今日はきっと、何かが違う。 #自由律俳句 #俳句 #散文 #随

スキ
65

フリー句2672

スキ
33

自由律俳句0681

スキ
21

自由律俳句【春の恋の七文字】

桜の道を 彩る風に 瞬間的に 恋に落ちた日 君に吹く風 春の香りと 春色の君 いたずらそうに 振り向きながら 桜を見てと 天仰ぐ君 桜にフォーカス 合わずに返事 綺麗だよねと 釘付けの俺 春に吹かれて 春に見とれて 君に恋した 桜の季節

スキ
47

倒れるも一花咲かし別れ霜

季語:別れ霜(晩春) 晩春の頃、最後に降りる霜。忘れ霜ともいう。 「八十八夜の別れ霜」といって、立春(2月4日頃)から数えて88日目の5月2日頃が最後の霜で、これ以降は降りないとされたそうです。 おそらく3年くらい前に詠んだ、春の俳句。 特に🌸桜の句を5句、リバイバル。 昔、詠んだ心持ちとは少し違うけれども、あらためて久しぶりに再読してみると、やっぱりこれも私だなと思った桜の句。 散る桜を見るとはなしに眺めていると、不思議な気持ちになって、どこかに残っていた、眠っていた感情

スキ
27

【俳句】春の円周率 5句

マリリンやシャネルの広告春霞 さらさらと韻踏む君の舌の春 愛憎は円周率のごとし四月のばか レコードのほこりはらいて三鬼の忌 参考書にさよならをいう鳥雲に

スキ
36