【読書感想文】見城徹「読書という荒野」(再投稿)
こんばんは!
今晩、もう1度トライします!小栗義樹です!
本日はご質問に答えるため、改めて過去の題材で読書感想文を書かせて頂きます!読書感想文とは、僕が好きな本・読んだ本・リクエスト頂いたテーマ本をベースに感想文を書く試みです!
本日の題材はコチラ
見城徹「読者という荒野」
です。
こちらの本は以前に一度題材にして感想文を書かせて頂きました。
今回改めて感想文を書かせて頂くのは、一昨日質問を頂いたからです。
読書という荒野を今後の人生に活かすには何をすればいいのでしょうか?
ざっくりとこのような質問です。
これはリクエストというよりも質問だと思います。本来僕ごときがお答えするようなものではないのですが(そういう解説をしている方は沢山いますし、解答を出せるようなポジションに僕はいないと思っています)、僕なりの解答を記事にしてみようと思います。
この本を、今後の人生に活かす方法を一言で表すなら「この本に書いてある読書に仕方を試してみる」です。
要するに、自分の人生・性格・現在を本の中に出てくる登場人物や様々な考えと比較して、自分の事をひたすら検証してみることです。
本の中に出てくる、あるいはその本を書いている著者と自分を比較すると、否が応でも自己嫌悪と自己否定を繰り返すことになると思います。
この本に書いてあること、確かに出来ている部分もあるけど、この人(著者)と比べると全然量が足りてないな
とか。
こういう気持ちで取り組んだからこそこういう結果が出たのか、自分は全然気持ちが作れていなかったな
とか。
こういう事を繰り返していくと、必然的に「よし、もっとやろう」という風になると思います。
この「もっとやろう」がバックボーンとなり、気づいたら人に話せる(本にまとめられるような)結果が出るようになる。
これがこの本が伝えたいことだと思います。
成功のきっかけは正しい読書の仕方にあるということです。僕はそのように捉えています。
以前、夢と金という西野さんの本を題材に感想文を再投稿したことがあります。その内容を簡単にまとめると「西野さんが書いている事を自分の環境に落とし込んでそのまま実践したら、それなりの結果が出ました」です。
読書という荒野が伝えたいメッセージは、恐らくこれです。
とにかくこの方法で読書をしてみろ。随分景色が変わるぞ。
そんな熱い意味が込められている本だと僕は思っています。
情報を取得しているだけの読書にはあまり価値がなく、読書を通じて自分が得た体験にこそ価値があるというのが、この本の主題だと思います。
これは先週題材にした落合陽一さんの「これからの世界をつくる仲間たちへ」にも同じことが書いてありました。
日本の各業界のトップが口をそろえて「自分だけの知識を持て」と言っているのだから、これからの時代も変わらず「そういうものを持っている人」が人から重宝されるということなのでしょう。
それは、結果だけでなく工程まで自分の言葉で語れる人のことで、そういう人を周りは信用するのだと思います。
ここまでの文章だとまるで「ビジネスで成功するためには読書が必要である」みたいに捉えられてしまうかもしれませんが、一概にビジネスだけの為でもないと僕は思っています。
この本は「ビジネス書」なので、ビジネスでうまくやりたい人に向けて書かれていますが、例えば、親が子供に教えたいときには、子どもに自分の体験を詳細にお話出来た方がいいでしょう。
体験を生むきっかけの多くは読書の中にあるわけですから、この本は「教育」にも役立つわけです。
はっきり言って、自立した大人が社会で生きていく際に一番使うのは「ビジネススキル」です。人の気持ち・行動を理解することが出来るとか、人と円滑にコミュニケーションを取れるとか、人との話し合いで折り合いをつけられるとか、そういう能力が最も他者から喜ばれます。学校で学んだことが役に立たないとは思いませんが、学校が教えてくれない事の中に、社会で役立つ学びが沢山あるのも事実です。
ビジネススキルが役に立つのなら、子どものうちからビジネスや商売に触らせてあげたほうがいいでしょう。
しかし、子どもは子どもの時に、ビジネスを経験することがなかなか出来ません。今だとメルカリとかをやらせると良いのかもしれませんが、表立ってビジネスをさせるのは難しいです。
こうした弱点を補うため、とにかく有効なのが読書だとこの本は言っていると思います。自発的に本を読む習慣は、その後の人生に良い影響をもたらします。それならば、正しい読書の仕方・読書を通して自分が得たメリットなどを丁寧に子どもに伝えるのも1つの教育になるでしょう。
この本には、正しい読書の仕方は色々な場面で誰にでも役に立つということを訴えているのです。
読書という荒野は、普通のビジネス書とは違い「様々な場面」で使用することができると思います。教科書としても便利だし、自分を律するためのお守りとしても使えるでしょう。
持っておいて損はないと思います。
良ければネットや古本屋で探してみてください。
というわけで、本日はこの辺で失礼いたします。
ここまで読んで下さりありがとうございました。
また明日の記事でお会いしましょう!
この記事が参加している募集
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?