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アスペルガーの恋【小説】

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アスペの女の子の恋愛物語。ひとよりも多くの困難を乗り越えたラブストーリーの結末は?
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初彼のはなし。

初彼のはなし。

今日は珍しく恋愛の話をしようと思う。

発達障害は恋愛が苦手と言われる。

特に女の子は、性被害に遭いやすいから気をつけようという本なんかも出ている。

発達障害をもつ私の、元彼の話をすることにした。

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自殺する瞬間の心境

自殺する瞬間の心境

電車がホームに入った瞬間

人が飛び込んだ。

乗っていた乗客たちは何かに乗り上げるように電車の床が持ち上がったのを感じた。

毎朝の通勤ラッシュ時にこんな状況に遭遇し、人身事故で電車が遅延になった事はあるだろう。

読者の方の中に、電車に飛び込もうと思ったり、ダンプカーに飛び込んでしまおうと思った事がある方はいるだろうか。

これ以上、生きる事はできない。

線路に飛び降りる瞬間の気持ちを私は覚

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発達障害の人行動がスムーズにできない理由と最終的に解決した方法

子供のころから行動がなぜか重い気がした。

周りの子と違って人と遊ばないし、約束するとなると過度にそれを遂行する事に慎重にならないとちゃんと実行できない。

何故かわからないが、とてつもなく億劫なのだ。

きっと側から見たらただの面倒くさがり屋の怠け者に見えるだけだろう。

周りにいる人は、とても大きな負担に耐えて忍耐強く行動をしているようには見えない。

寧ろ気楽に、フットワーク軽く、さも大した

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久々に見る彼は【小説】

久々に見る彼は【小説】

久々に見る彼は、黒いダウンにグレーのパンツ、フラットな皮の運動靴か、ビジネスシューズかわからないような今風のビジネスマンという装いだ。

スポーツが好きで、日常に取り入れている人はこういう風になるのかもしれない。

特にこだわりもないのだろうが、着やすいものをなんとなくえらんでいるだけで、この雰囲気はどこから出るのだろうかと思わせる。

頭脳派でスピード感があり、毎週の加圧トレーニングを欠かさない

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私の世界 ~自閉に生まれて~

私の世界 ~自閉に生まれて~

みなさんー
きいてくださいーと掛け声をかけられると同時にペンをとり、紙に殴り書きをする。

電話がなり響く度に、ペンをとり、あらすじをメモってその解釈をして、、

その繰り返し、

まるで工場の作業員になったみたいな気持ちになるときもあるけれど、
待遇は公務員、あったかい室内に足温器付きの席に座りっぱなしの職場。

ミルクティーをのんで、適当にネットサーフィンをしながら過ごせる天国。

ちなみに、

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私(21)、自閉症でした。

私(21)、自閉症でした。

専門外来を訪れたのは21歳の時だった。

厳しい受験競争を勝ち抜いて有名大に進学して2年が経った頃だった。
大学入試の合格により、その実力を証明し、努力も世間から認められた。
そのことは私にとってかなり自信になっていた。誰にでもできることでは無かったから。

努力すれば人並みのことはできるんだということも体感した。
それなのに、私の認知行動がやはりおかしい。

勿論勉強はできた。私立だったので推薦

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一度だけ、父親を泣かせた事がある。【超短編小説応募作品】

一度だけ、父親を泣かせた事がある。【超短編小説応募作品】

一度だけ、父親を泣かせた事がある。

30年の人生の中でたった一度だけ。

父親は不器用でコミュニケーションが壊滅的に下手だった。

決して無口なわけではないから、ただのめんどくさい人だ。

息子にも話しかけては面倒がられ、大切にされていないが、気づかないのか、めげずに話しかけたりしていた。

父以外の家族は仲良しだった。
父は疎外感を本当は感じていたかもしれないが、それでも父は家族の中で唯一働き

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漫画【自閉症の美女が恵比寿の町に繰り出してゆく冒険ストーリー】

漫画【自閉症の美女が恵比寿の町に繰り出してゆく冒険ストーリー】

子供の頃からいじめられてばっかりだった。

学生時代は人から、どう見られるかと、大人しいけどおしゃれを両立させていた。

見た目だけはぴか一でも目立ちすぎないように「普通」を心掛けた

特性を隠しながらその場しのぎを繰り返す人生。

八時間会社に行く生活になったらどうなるんだろうという不安は実現してしまった。

お嬢様育ち、両親にも大切に育てられ、優秀な親族、周りのそんな環境が私を疑いの目から炉ら

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大学時代

大学時代

鬱屈した中高時代を過ぎたあと、
誰も自分のことを知っている人がいない新しい環境に入った。

いくつか受けた大学の中で、受験の時初めて門をくぐったような予想外の進学先だった。

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私だって手の施しようがないと思うけれど、それでもそうあう経験を避けるように計画したり、できるって経験を少しずつでいいから積むように工夫してきた。
それがとてつもなくお金や時間をかせてて生産性がないこともわかってる。でもそういう生き方しないと破滅してしまうから前を向くために

発達障害が普通そうに生活するのはとてもお金も忍耐力もかかること
工夫ももちろん

実現するのは奇跡に近いこと

普通っていうと勘違いする人いるけど、普通の精神状態という意味です


私が勉強に苦労したから頭いい人は羨ましいし見た目がなかったら生きていけてないから子供が自閉症に生まれても生き抜くために欠かせない

性格は私の歪みとバランスとってくれないと
生活自体成り立たない