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自分の加害者性について考える
これまで、自身が日本社会におけるマイノリティのひとりとして、自分の属性から生じる被害者的側面を多く語ってきた。しかし、性のあり方以外の様々な課題に向き合う中で、自分の加害者としての側面を語らないのはフェアではないと思い直し、今回は改めて自分の加害者性について向き合うことにした。
「実は私も在日なんだよね」
大学生の時、バイト仲間にそう言われたことがある。僕が先にトランスジェンダーであること
トランスジェンダーに対するヘイトは男女格差が生み出している
3月16日、LGBT法案をめぐるトランスジェンダー・ヘイトに関する記者会見を行いました。そこでお話しした私のコメント全文を以下に掲載します。
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皆さんこんにちは。杉山文野です。
今日はトランスジェンダー男性のいち当事者として、昨今のトランスジェンダー・ヘイトに関するお話しをさせていただきます。
まず私の個人的な体験からお話しさせてください。
物心ついた時から性自認は男性の私ですが、
東京レインボープライド2022 いよいよ開催!
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●東京レインボープライド2022開催概要
時間:4月22日(金) 13:00-18:00
4月23日(土) 11:00ー18:00
4月24日(日) 11:00ー18:00
開催場所:代々木公園イベント広場&野外ステージ
参加費:入場無料
※会場が混雑した場合にのみ入場規制を行いますが、基本は会場にいらしていただければどなたでもご参加いただけます。
URL: https://
年末のご挨拶 Season’s greeting
(English follows Japanese)
皆さま、今年も一年お世話になり本当にありがとうございました!
今年もあっという間の一年、心身ともに無事駆け抜けることができたことにまずは感謝申し上げたいと思います。
2021の振り返りを少しだけ。
まず今年は2冊の本を出すことができました。
・「3人で親になってみた ママとパパ、ときどきゴンちゃん」
(毎日新聞出版)
・「子どもを育てられる
What is "Fairness" in Sports? ~ Transgender Participation in Sports ~
Suppose you participate in a 100-meter race.
"Ready. Set. Go!” You run as fast as possible but goaled in second place.
First place was a runner wearing prosthetic leg.
Do you feel this is unfair?
スポーツにおける「公平性」とは何か? ~トランスジェンダーの競技参加から考える~
例えばあなたが100m走に参加したとします。
何がなんでも勝ちたい勝負。「よーいドン!」で、必死に走った結果は 2 位。1 位でゴールテープを切ったのは義足の選手でした。
このときあなたは「不公平だ」と感じますか?
その昔、義足の選手が健常者よりも遅かった時代には称賛の対象でしたが、健常者より早くなった途端に不公平だと指摘されるようになりました。しかし、装具をつけることがズルいと言うのであれ
Re: Letter from a Japanese Fencer Request of your support to LGBTQ Equality Act in the lead-up to Tokyo2020
October 6, 2020
Dear President Bach,
I am so honored to have you receive this letter.
I am Fumino Sugiyama, 39 year-old transgender man and a former member of Japan women’s national fencing team. I
【心臓止まるかと思った話】
うちのパピコちゃん(彼女が妊娠中つわりがひどくてアイスのパピコしか食べられなかったときにつけたあだ名ww)がここ数日ウィルス性の胃腸炎で下痢と嘔吐の繰り返し、、、と思ったら今朝方白目むいて痙攣おこして病院に救急搬送。。。結論もう大丈夫なんですが、マジ心臓止まるかと思いました😭
頭パニックで手は震え110番なのか119番なのかもわからなくなりそうでしたが、自分に「落ち着け、落ち着け」と言い聞か
web連載小説『ヒゲとナプキン』を終えて
その訃報を知ったのは、僕が本を出してから3年たった頃だった。連日の仕事に疲れ果てて夜中に帰宅し、いつも通りメールボックスを開くとSのお母さんからメールが届いていた。
福岡で出会ったSは、元自衛官。僕の本を読んで勇気をもらったと、一度でいいから会って話をしたいと連絡をもらい、福岡まで会いにいったことがある。
Sに限らず、僕は本の出版後にメッセージをくれた当事者に会うため、2ヶ月間かけて日本全国を旅し