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連載小説『ヒゲとナプキン』

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心と体の性別が一致しない主人公イツキと、そのパートナーであるサトカを巡る物語。
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小説『ヒゲとナプキン』のあとがき、無料公開しちゃいます!

28日に発売となった小説『ヒゲとナプキン』。あとがきを無料公開します。ぜひとも書店もしくは…

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乙武 洋匡
1年前

小説『ヒゲとナプキン』を、みなさんの手でアップグレードしてくれませんか?

今日はみなさんに嬉しいお知らせです!! 昨年、このnoteで連載していた小説『ヒゲとナプキン…

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乙武 洋匡
2年前

新作小説『ヒゲとナプキン』 #1

【無料公開】 便座の上で用を足したイツキは、股間をぬぐったばかりのトイレットペーパーを呆…

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乙武 洋匡
3年前

新作小説『ヒゲとナプキン』 #2

【無料公開】 部屋着の上にパーカーを羽織っただけの格好で家を出たイツキは、少し肌寒さを感…

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乙武 洋匡
3年前

新作小説『ヒゲとナプキン』 #3

【無料公開】  ソファで微睡んでいたイツキの耳に、リビングのドアが開く音が聞こえてきた。…

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乙武 洋匡
3年前

新作小説『ヒゲとナプキン』 #4

【無料公開】 「おい、そろそろメシ行くか」  ハリさんが伸びをするように弛みきった体を後…

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乙武 洋匡
3年前

連載小説『ヒゲとナプキン』 #5

【全文無料公開】  新宿二丁目の雑居ビル。仕事帰りのイツキは階段で三階まで上がると、木製の重たい扉に少しだけ体重を預けるようにして、ぐいと押し開けた。扉に取りつけられた鈴がチリンチリンと音を立てる。 「あら、いらっしゃい」  最初に声をかけたのはバーデンダーのジンではなく、客としてカウンターに腰掛けていたジンの母親だった。 「あ、おばさん」 「だから、おばさんじゃなくて『ノブコさん』にしてと、いつも言ってるでしょ」 「あ、すみません……ノブコさんもいらしてたんです

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連載小説『ヒゲとナプキン』 #6

【全文無料公開】 (おまえの望むフツーとは、息を潜めてビクビクしながら生きていくことなの…

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乙武 洋匡
3年前

連載小説『ヒゲとナプキン』 #7

【全文無料公開】  JR新宿駅の南口を出ると、正面には完成して間もない高速バスのターミナル…

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乙武 洋匡
3年前

連載小説『ヒゲとナプキン』 #8

※個別の記事を数百円ずつご購入いただくよりも、月に20本近い記事が配信される定期購読マガジ…

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乙武 洋匡
3年前

連載小説『ヒゲとナプキン』 #9

【全文無料公開】  木製の扉に取りつけられたベルが、勢いよく音を立てた。 「いらっしゃい…

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乙武 洋匡
3年前

連載小説『ヒゲとナプキン』 #10

【全文無料公開】 「今週もご苦労さんだったな。そろそろ切り上げて飲みにでも行くか!」  …

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乙武 洋匡
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連載小説『ヒゲとナプキン』 #11

【全文無料公開】  眼下に広がる暗闇に、ひとりの男を見つけた。細身でなで肩の男は、一本の…

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乙武 洋匡
3年前

連載小説『ヒゲとナプキン』 #12

【全文無料公開】  イツキはふたつのスマホを握りしめたまま、冷たくなったフローリングの床にしゃがみ込んだ。あれだけ全身を駆け巡っていたはずのアルコールは、すっかり抜けきっていた。  カタン。  手元から滑り落ちたスマホが床を叩く。思ったよりも大きな音に思わず背筋を伸ばしたイツキは、サトカが起きてしまわないかと慌ててソファの上に視線を向けた。先ほどまで半開きだった口は、いつの間にか閉じられている。まるで微笑みを浮かべているかのような穏やかな寝顔は、間違いなくいつものサトカ

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