記事一覧
日本一の農業県はどこか
農業を生産性で見た時にどんな風景になるか、を費用対効果から見たのが本書。
補助金の多い稲作は当然生産性は低くなる。この観点で見ると群馬県が最上位となるようだ。
農業県のイメージは稲作が強い県とリンクしていることもありなかなかに驚きのあるデータである。
結局のところ農政の弱い県ほど農業県としては強くなる。
まあでもそれはそうだ。
民間でやれるほど効率性が高ければ補助金がなくても金になるし、それが
罰ゲーム化する管理職
職場を見渡してみたとき、単純に憧れを持って管理職になりたいと思っている社員は少ないと感じている。
とかく経営陣との間に挟まれる中間管理職は見ていて可哀想に思える。
プレイヤーをしつつチームマネジメントをする彼ら彼女らをみるとあまりに多忙すぎてお世辞にも魅力的とは言い難い。
この本はそんな感覚をデータで視認化してくれている。
そして処方箋を構造的な観点と管理職実務者の観点から用意してくれている。
世界は経営でできている
どちらかと言えばエッセイに近いのではないかと思うが、世の中にある「あるある」をバッサリと「経営」という言葉で表現している書。
「言葉で表現している」と書いているのは誤りではなくて、そう感じたから。
あくまで経営の観点から書かれたものではないと思う。
さて、そんな本書だが、ちょっと知的でシニカルなユーモアに溢れているので好きな人にはたまらない一冊だ。
どの章もどこか心当たりがありそうで耳が痛くなる
金持ち父さん 貧乏父さん
ロバート・キヨサキ氏が一躍有名になったこの本を数年振りに手に取った。
中身についてはもう多くの人に読まれているし、私より上手く説明されている方も多々いらっしゃると思うので特に説明しない。
数年振りに本書を手に取ると風景が違って見えた。
以前は文をそのまま読んでいてそんなものか、と思っていたが、今回は少し見え方が違った。
別に自分が金持ちになったとか、貧乏になったからではなくて、書かれているこ
国鉄時代の貨物列車を知ろう 昭和40年代の貨物輸送
モーダルシフトという言葉が使われ出してから若干貨物列車は復権しているが往時に比べると重要度は低下している。
鉄道貨物が重要な位置を占めていた頃を振り返ることで現在にも通じるところがあるかも知れない、そう思いこの本を手にした。
昭和40年代は国鉄貨物の黄金期にあたり、まだ炭鉱もなんとか稼働していたころだ。
鉄道貨物は長距離で強みを発揮するので、逆に積み下ろしの時間があるため短距離輸送は向かない。
何歳からでも結果が出る 本当の勉強法
お恥ずかしながら私自身は全く継続力がない。
アレやコレやといろいろなものに興味が湧き、少しかじってまた次に行くので定着しない。
飽き性でもあるので知識も表層的でいい加減なものだ。
本書は目から鱗、というかなるほどと思える勉強法の気付きの書である。
完璧をめざすと失敗するので、習慣化を徹底してコツコツやるとよいというものだ。
一つ一つは当たり前なのだが、こうしてまとめてあると頭が整理できて良い。