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#デザイン

ネットワーク効果のための行動変容デザイン

ネットワーク効果のための行動変容デザイン

概要単にサービスやプロダクトの効果を高めるだけでなく、もっとプロダクトやサービスを使ってもらうために、行動変容デザインの考え方を活かすには、ネットワーク効果を生む行動変容を設計する必要があります。しかし、行動を変えるプロダクトやサービスは、単に利用目的を満たすことにのみ注力しがちで、その影響力を拡大するために行動を変えるデザインの力を活かしきれていない、ということが多いように思います。

いかにネ

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ほとんどの人が勘違いしているグロースハックにおける最適なフレームワーク

ほとんどの人が勘違いしているグロースハックにおける最適なフレームワーク

グロースハックにおいて、最も有名なモデルはおそらく 「AARRR(アー)」モデルでしょう。

サービス全体をユーザーの行動に合わせた5段階のステージに分け、各段階の離脱率をファネル(ろうと)の形で整理したものです。

「AARRR」 は 、 ①ユーザーを獲得 (Acquisition、アクイジション)し、②そのユーザーにサービスの価値を感じさせ(Activation、アク

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[読書メモ]『THIS IS SERVICE DESIGN DOING』の7章までをざっと読んで面白かったところ紹介!(5章リサーチ編)

[読書メモ]『THIS IS SERVICE DESIGN DOING』の7章までをざっと読んで面白かったところ紹介!(5章リサーチ編)

【忙しい人向け】個人的に1番面白かったところを先に紹介します。
それは👇

リサーチして、すぐにプロトタイピングしてもいいじゃない!アイデアは、アイデア出しの時だけ考えるわけじゃない!といった具合で、デザインプロセスの「非線型」「反復性」がより、強調されている印象を受けました。Research(調査と分析)、Ideation(アイデア出し)、Prototyping(試作すること)、Impleme

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[読書メモ]『THIS IS SERVICE DESIGN DOING』の4章までをざっと読んで面白かったところ紹介!(後編)

[読書メモ]『THIS IS SERVICE DESIGN DOING』の4章までをざっと読んで面白かったところ紹介!(後編)

※前編、中編からの続きとなります。前編、中編も合わせてご覧ください。

前編:https://note.mu/hiranotomoki/n/nd694ffeef016
中編:https://note.mu/hiranotomoki/n/n8fb7f52b40b3

面白かったこと4:サービスデザインの5つの視座マインドセット・プロセス・ツールセット・共通言語・マネジメント

うすうすは感じていまし

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[読書メモ]『THIS IS SERVICE DESIGN DOING』の4章までをざっと読んで面白かったところ紹介!(中編)

[読書メモ]『THIS IS SERVICE DESIGN DOING』の4章までをざっと読んで面白かったところ紹介!(中編)

※前編からの続きとなります。前編も合わせてご覧ください。
https://note.mu/hiranotomoki/n/nd694ffeef016

面白かったことは、全部で5つあります。
1:好きなように呼べばいいさ!
2:顧客満足度の正体
3:組織エンパワメント型のサービスデザイン
4:サービスデザインの5つの視座
5:サービスデザインの原則が進化

面白かったこと1:好きなように呼べばいいさ

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[読書メモ]『THIS IS SERVICE DESIGN DOING』の4章までをざっと読んで面白かったところ紹介!(前編)

[読書メモ]『THIS IS SERVICE DESIGN DOING』の4章までをざっと読んで面白かったところ紹介!(前編)

【忙しい人向け】一番面白かったところを先に紹介します。なんとサービスデザインの原則が変わっていました!下記の図の通りです。

大きい画像はこちら

この本は、全部で12章構成です。4章までを”ざっと”読みましたので、個人的に面白かったところをシェアしたいと思います。なお、4章までの内容は以下のような感じです。

1. なんで、サービスデザインやるの?
2. サービスデザインって何なの?
3. サー

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ユーザーインタビュー10の心得:やさしくできる傾聴 と 「聞く」技術 を参考に

ユーザーインタビュー10の心得:やさしくできる傾聴 と 「聞く」技術 を参考に

UXデザインやサービスデザインなどの取り組みで、ユーザーにインタビューをしたことのある人は多いと思います。でもこれまで学校でインタビューの手法を学んだ人は少ないのではないでしょうか。

かくいう僕もその1人です。実践での経験を重ねて、これまで結構な数のインタビューを実施しましたが、はじめは人の様を見よう見まねでした。でも体系的に理解しておかないと亜流になってしまうので、書籍をベースに自分なりの心得

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(無料ダウンロード)新規事業の意思決定の壁を突破する『VALUE DESIGN SYNTAX』

(無料ダウンロード)新規事業の意思決定の壁を突破する『VALUE DESIGN SYNTAX』

こんにちは。NEWhのビジネスデザイナー・堀雅彦です。

2022年6月に『なぜ【ロジックだけ】で新規事業は実現しないのか? -100件以上のプロジェクト支援から導いた意思決定の“正解“-【実践編】』というセミナーを開催しました。

セミナー内で、紹介したVALUE DESIGN SYNTAXというフレームワーク、その背景にある考え方について、Twitter中心に、想像以上に反響をいただきました・

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デザインはデザイナーだけに任せるには重要すぎる

デザインはデザイナーだけに任せるには重要すぎる

Raymond Loewyというデザイナーさんの残した言葉のひとつに「Design is too important to be left to designers」というものがあります。これは日本語にすると「デザインはデザイナーだけに任せるには重要すぎる」とかそういった意味であり、しばしば様々なシーンで引用されています。

これまでデザインというとスタイリング、つまり「見た目をきれいにすること」

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サービスは荒野に旗を立てるがごとく

サービスは荒野に旗を立てるがごとく

サービスを生み出し、集客し、成長させていくとき、皆さんはどんなことをから考えますか? 

自分は、一番最初に「荒野に旗を立てる絵」をイメージします。そういうメタファーを起点に考え始める。

まず、何もない荒野に一本の旗を立てる。その旗にどんな紋章を描くのか、聖句を刻むのか、そんなところからはじめます。そして、以下のようなイメージでサービスの道筋を考えます。

1. 荒野がある最初の状態。まだ何も存

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そもそもUXリサーチとは何なのか

そもそもUXリサーチとは何なのか

プロダクトマネージャーとして見よう見まねでUXリサーチを始めてから、UXリサーチって面白い!とハマった私はメルペイにUXリサーチャーとして転職しました。

特にここ1年間はUXリサーチをがっつりやってきて、自分の中でUXリサーチという言葉の定義が広がりアップデートされてきたので現時点での私個人の定義をまとめてみたいと思います。

UXリサーチはUXデザインの一手法UXリサーチは、大前提としてUXデ

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SmartHRのプロダクトデザイングループのFigmaの運用を大公開!第1弾:デザインデータに対する考え方

SmartHRのプロダクトデザイングループのFigmaの運用を大公開!第1弾:デザインデータに対する考え方

こんにちは。
SmartHRでプロダクトデザインをしている@wentz_designです。

入社して16ヶ月が過ぎ、そろそろ入社エントリなるものを書く機運か?と思い至り、これまで取り組んだことについて書いてみることにしました。

私は現在、メインでSmartHRの基本機能の開発に携わっています。
サブプロジェクトとしてユーザーリサーチ推進室の運営、SmartHR Design Systemの運営

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