梶谷健人 / 新著「生成AI時代を勝ち抜く事業・組織のつくり方」

POSTS代表 / 生成AIなどの先端テクノロジーに強いプロダクト戦略アドバイザーとし…

梶谷健人 / 新著「生成AI時代を勝ち抜く事業・組織のつくり方」

POSTS代表 / 生成AIなどの先端テクノロジーに強いプロダクト戦略アドバイザーとして10社以上の顧問に従事 / XR Creative Company MESON創業者 /「生成AI時代を勝ち抜く事業・組織のつくり方」「いちばんやさしいグロースハックの教本」著者

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    生成AI時代を勝ち抜く事業・組織のつくり方

    梶谷健人
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    いちばんやさしいグロースハックの教本 人気講師が教える急成長マーケティング戦略 「いちばんやさしい教本」シリーズ

    金山 裕樹

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【保存版】 事例とセットで理解する「生成AIの7つの本質的価値」

最近は毎日のように新しい生成AIサービスや事例が飛び込んできます。 そのため、生成AIが万能な道具のように見えてしまったり、逆に生成AIの本来の強みが見えづらかったりします。 しかし、実際に成功している生成AIサービスの数々を抽象化し、その本質的な価値を整理すると以下の7つに集約できると私は考えています。 本noteではそんな「生成AIの7つの価値」について、以下でグローバルで成長しているサービス事例を交えながら解説していきます。 【本質的価値1】 コンテンツの創造コ

    • UXは「一つの方程式」でシンプルに表現できる

      どんな事業/サービスにおいても、UX(ユーザー体験)が重要であることは今さら言うまでもないでしょう。 しかし、「UX」を抽象的な概念のまま捉えていると、その言葉を使う人同士でイメージが揃っていなかったり、過度に複雑な理論も多く登場しているため、どうUX改善に取り組んでいけば良いのか混乱してしまっている人も多いのではないでしょうか? UXの質を測る手法や指標は多数存在しますが、私は突き詰めると以下の1つの方程式でUXというものを表せると考えています。 u(便益)とは、ユー

      • 日本企業のAIへの期待値が高すぎる問題とその対策について

        私は複数社の生成AIサービスのアドバイザーをしているのですが、最近ある考えが確信に変わりつつあります。 それは、「日本市場においてはAIサービスに対する期待値が米国に比べて高い」ということです。 ToB領域で米国でユニコーンになっている生成AIサービスを日本市場にそのまま持ってきても、米国では「まあ、AIってこれくらいの精度だよね。それでも十分実用的だよね」となってガンガン導入進んでいくのに対して、日本市場においては企業担当者の期待値が高く、実際にAIで出せるパフォーマン

        • OpenAIの「Sora」はもはや動画生成AIではなく物理世界のシミュレーターである

          「Sora」の衝撃OpenAIが新たに発表した "動画生成AI"「Sora」が凄すぎると話題になっています。 個人的に一番驚いた生成動画は以下で、電車の中から車窓を映しているような映像で、窓の反射具合や、窓が暗くなった時に映り込む女性の像など、今までの動画生成AIとはレベルが数段違う生成結果です。 物理世界のシミュレーター?そんな中で、OpenAIのTechnical Reportを読んでいると面白い記述を見つけました。 OpenAIとしては、「Soraは物理世界の汎用

        【保存版】 事例とセットで理解する「生成AIの7つの本質的価値」

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        • Generative Future | AIが生成する未来
          梶谷健人 / 新著「生成AI時代を勝ち抜く事業・組織のつくり方」
        • 美しい事業/体験のつくり方と伸ばし方
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        • 自省録
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        • 空間コンピューティング論
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        • MESON Metaverse Lab -メタバースマガジン
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          (本質的な)グロースハックは"ロストテクノロジー化"してしまったかもしれない

          最近思うのが、「(本質的な) グロースハック」ってもしかして "ロストテクノロジー化" してしまった?ということです。 自分は8年前にグロースハックについての本を出版し、その後2018年辺りまでグロースをテーマにしたコンサル/顧問業をし、企業経営を経て5年ぶりにグロースなども含んだテーマで様々な企業のアドバイザーをしています。 その中で、意外とこの5年間でグロースについて精通している人が市場に増えたであったり、知見が浸透したという感じがしていないというのが正直なところです

          (本質的な)グロースハックは"ロストテクノロジー化"してしまったかもしれない

          生成AIの進化によって「デザインの単位」が変わり、「顧客体験の構造」も変化する

          生成AIの発展によって、インターフェースやインタラクションは大きく変化するだろう。 その結果、ユーザー体験(UX)の在り方そのものも大きく変わっていくはずだ。 現在予約販売中の拙著「生成AI時代を勝ち抜く事業・組織のつくり方」では、そんなユーザー体験それ自体の変化についても1章を割いて解説しているが、本noteではその中から1つの変化をピックアップして紹介したい。 デザインの単位が "User" から "You" へ変わる「ユーザー体験」「ユーザー中心デザイン」「ユーザ

          生成AIの進化によって「デザインの単位」が変わり、「顧客体験の構造」も変化する

          「生成AI時代を勝ち抜く事業・組織のつくり方」という本を出版します!

          この度、「生成AI時代を勝ち抜く事業・組織のつくり方」という書籍を出版することになりました! 10社以上での生成AI領域の企業顧問や、これまでの企業経営、新規事業づくりの経験を全てつぎ込み、「生成AIを活用して強い事業と組織をつくるための方法」を豊富な事例と数々のオリジナルフレームワークと共に書き上げた渾身の一冊になっております。 その中で、社会や人間の在り方、ユーザー体験、組織の姿が将来的にどう変化するかの独自の未来予測もしっかり書いており、「実務活用のためのプレイブッ

          「生成AI時代を勝ち抜く事業・組織のつくり方」という本を出版します!

          生成AIに取り組む全事業者が見るべき「State of AI 2023レポート」解説

          AdeptやWayveなどに投資するAI特化のベンチャーキャピタル「Air Street Capital」が160ページ以上に渡って、AIの現状をまとめたレポート、「State of AI」の2023年版が、2023年10月12日に公開された。 このレポートには今押さえておくべき生成AI市場や技術の状況が豊富な事例やデータとともにまとまっており、生成AIに事業として取り組む関係者は一度は目を通すべき内容になっている。 とはいえボリューミーなレポートを読む時間をなかなか確保

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          GPTなどの大規模言語モデルは脳科学・記号論・言語学の観点で驚くほど良くできている

          大規模言語モデルの優秀さの秘訣ChatGPTなどに代表されるサービスで採用されている大規模言語モデル(LLM)によって、AIは今までとは比べ物にならないくらい自然な対話ができるようになった。 なぜLLMでは自然な対話ができるかというとその秘訣の1つは、LLMは大量のテキストを学習する際に、文章内の単語を「ベクトル(向きと長さを持つ数学的な量)」に変換して処理しているからだ。 GPTでは各単語は数万という次元でベクトル化されており、単語ベクトルは意味が近いほどベクトル同士

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          生成AIが切り拓くXR/メタバース世界の実現 | XR/メタバースにおける生成AIの5つの役割

          生成AIブームの裏でメタバースブームはすっかり勢いを失ってしまってように見える。 しかし、昨今の生成AI技術の発展によって、いままでXR/メタバース領域で大きな課題とされたいた事項が1つずつ解消されつつあり、XR/メタバース領域が大きく立ち上がる素地が整いつつあるのはあまり知られていない。 このnoteでは、XR/メタバース領域において生成AI技術が果たす5つの役割について触れながら、近い将来実現するであろうXR/メタバース世界の姿について考えていく。 XR/メタバース

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          動きの早い生成AIトレンドを効率良くキャッチアップするためにオススメな2つの方法

          セミナー後のQ&Aでよく「動きの早い生成AI領域でどのように新しい情報を追っているのか?」という質問をよく受ける。 色々なやり方を試したが自分がメインでAI関連ニュースを追っている方法は以下の2つだ。 1. X(Twitter)で「世界のAIトップランナーがフォローしている人」をフォローするX(Twitter)上でOpenAI代表のSam Altmanや、Midjourney代表のDavid Holzなど個人や、Google AIやMeta AIなどのR&D組織など、世界

          動きの早い生成AIトレンドを効率良くキャッチアップするためにオススメな2つの方法

          生成AIサービスのUXデザインにおけるベストプラクティス | 豊富な実例付き

          国内でも生成AIを使ったプロダクトづくりに取り組む企業は増えていますが、ユーザー体験の正解はまだほとんど体系化されていません。 そのため、サービスの実例を掲載しながら「生成AIサービスにおけるUXデザインのベストプラクティス」についてまとめました。 何でもかんでもチャットUIにしない Webサイトノーコード制作サービス「Wix」のAI機能は、テキストや画像など編集したい箇所をクリックした際にAI機能のボタンが出現する。 このように、制作系のサービスにおいて生成AI機能を

          生成AIサービスのUXデザインにおけるベストプラクティス | 豊富な実例付き

          強みのない若手が圧倒的に価値ある人材に成り上がるための7つの自己成長ハック

          「若手で強みが何もない状態からどうすれば圧倒的に成長できるか?」という相談への回答を自分がキャリア1~2年目にやっていたことを思い出しながら考えてみます。 正直、一番成長できるのは「超成長フェーズの会社で経営者などの優秀なメンターに弟子入りすること」です。 自分が成長できたのは初期にVASILYという会社で代表の金山さんや諸先輩方の下で超修行させてもらえたことに依るところが大きいです。 なので、まずはそうした環境に自分を置けないかを考えてみましょう。 しかし、そうした

          強みのない若手が圧倒的に価値ある人材に成り上がるための7つの自己成長ハック

          人として、企業として、クリエイターとして、このAIの波にどう向き合うべきか。

          AIが凄まじい勢いで進化する中で、1人の人間として、企業として、クリエイターとして、このAIという存在にどう向き合うべきかモヤモヤしているという方は多いのではないだろうか? このnoteでは、「人間として、企業として、クリエイターとして、このAIの波にどう向き合うべきか」というテーマについて考えていきたい。 AIは人間の脳にとっての新しい新皮質的な存在である まず、人間とAIの関係性という観点で、これからのAIの進化は"人類史的な"ターニングポイントとなるはずだ。 我々

          人として、企業として、クリエイターとして、このAIの波にどう向き合うべきか。

          ChatGPTのCode Interpreterとは何なのか?何ができて何がスゴいのか?

          ChatGPTの新機能として一般公開されたCode Interpreterがすごすぎて結構感動しているのだが、Code Interpreterで色んなことができるが故に「一言で言うと何なのか?」「一体それでなにができるのか?」疑問に思っている人も多いのではないだろうか? このnoteではそうした疑問に答えるべき、まず最初にCode Interpreterでできることを紹介した上で、最後に一言でこれを説明すると一体なんなのかを紹介していきたい。 Code Interpret

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          生成AI時代に能力を10倍に拡張した最強人材になるためのガイド | 意識したい3つのポイント

          OpenAIの論文では今後全職業の80%がAIの影響を受けると指摘され、Goldman Sachsはホワイトカラー3億人の仕事をAIが奪うと発表。 生成AIによって自分の仕事が脅かされてしまうのではないかと感じている方も多いのではないだろうか。 しかし、ホワイトカラーやクリエイターがAIに代替されるということはしばらく起きない。 そうではなく、AIを使いこなした人間がそうでない人間を代替する。 そして、AIを良き友にできた人にとっては最高に楽しい時代になる。 なぜなら、

          生成AI時代に能力を10倍に拡張した最強人材になるためのガイド | 意識したい3つのポイント