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#心

生きる糧

わたしを抑えて
自分を偽って
心にある言葉を飲み込んで
そうやって生きて
友達がたくさんいる気がしても
わたしが本音を口にすれば
ほとんどが立ち去っていく
それは寂しいことだろうか
わたしがわたしじゃなくて
わたしじゃないわたしが
いくら好かれたところで
それは都合がいい人ってことじゃないか
その方が寂しいじゃないか
友達がいなくても
わたしはわたしとして生きる方がいい
わたしを見て
わたしを信じ

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話せない

いつまで経っても
わたしは
哀しいまま
優しい人たちのおかげで
明るくなって
おしゃべりになっても
我慢する
口にしない
そんなことは
当たり前で
話したいとも思わない
自分が
誤解されていることに
気づいていても
吐き出さない
気持ちや
小さな
我慢にすら
気づかないで
少しずつ
少しずつ
せかいから
遠ざかる
わたしの
小さなせかいは
みんなの
せかいから
離れ
流れて
あの人の
せかいにも

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愛の効用

人が集まると
他人と比べ合い
自分か相手のどちらかを
否定したくなるのだろう
長い付き合いをすると
互いに嫌なところが見えて
うんざりしてしまうのだろう
常に他人から否定される恐怖に怯え
なんとか自分を守り生きている
自由ではなくて
がんじがらめの自意識

自分軸で考えると
他人に完璧を求めるようになるのだろう
けれどもともと自分も他人も完璧以上の
無限の可能性を持って生まれてきたんだ
まだ生まれ

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心と魂

お腹が減るのは肉体で
死んだらわたしたちは食べものをとらない

生きているときも死んだあとも
わたしたちはこの宇宙にある気がするけれど
考えてもわからない
きっと心でわかっているのだろう

魂をきれいにするために心はあって
心がきれいだから
ひとはひとを傷つける
心がうつくしいから
ひとはひとを助ける
心があるから、ひとを憎むのだし
心があるから、ひとを愛することができる

心を忘れたとき
ひとは

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人の気持ちがわからない人

人の気持ちがわからない人

世の中には
常に主語が自分の人がいる
この人と付き合えば自分にとって得か、
この人を怒らせれば自分にどんな損があるか、
常に自分がどう思われるか
どう評価されるか
そんなことばかり考えている
だから、この子には何を言っても反撃してこないだろう、とか
この子に意地悪しても誰も何も言わないだろう、とか
そういうことも考える
相手を見る目が、常に自分主体だから
これを言ったら相手は悲しむだろう、とか

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命の重みを知らない人

命の重みを知らない人は
自分には永遠の命があるとでも思っているのだろうか
自分にも死があることを知っていれば
他者の死を
他者の生を
そして自分の生を
尊ぶこともできると思うのに
自分の生、すなわち
いかに生きるかということ
それを知らない人は
死んでいるのと同じ
人間は不思議で
同じように目や耳や鼻があって
同じ姿形をしているのに
人間を捨てた人たちが
平気で人の上に立ったりしている
いや、人の

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負けたくない

負けたくない

女同士のマウンティングが
本当に嫌いだ

自分が相手よりも下に位置付けられることで
位置付けようとライバル視されることで
わたしの本当の価値まで低くなってしまったような
わたしだけが知っている、
わたしの努力も結果も奪われてしまうような
なんとも言えない
もやもや、むかむかする気持ち

仲良さげに近づいてくる癖に
そんな態度をとってくる子もいたりして
言いたくても言えない
言葉にしたくてもできない

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いいひと

いいひと

「いい子だね」
「いい人ですね」
それって褒め言葉だと思ってた
言われると素直に嬉しかったし
相手へのねぎらいと感謝の気持ちを込めて言っていた
けれどそれは時に呪いの言葉になると
近ごろ、やっとわかった

いいことは
したいからするのであって
ひとたび、いい子でいなきゃならないから
いい人と思われなければ価値がないからと
なにかいいことをした途端に
その人はいいひとではなくなる
それどころか、その

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強くなる

強くなる

最近、わたし
自分強化月間なんです

いつも、人を前にすると
相手の気持ちを優先しすぎたり
嫌な気持ちにさせやしないかと心配したりで
言いたいことが言えなかった

けれど、わたしももうおばさんだし
くよくよして、人に頼ってばかりいては成長がないから
言うか言うまいか悩んだ時
言いたいのに言えないとモヤモヤした時
あと先考えないで
思い切って伝えることにした

言ったら相手はきっとこう思うとか
負の

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たよりに

たよりに

泣き虫で
弱虫で
寂しがりやで
根性なし

こんなわたしを
たよりにしてくれる
あなたがいる

弱ったときや
疲れたとき
困ったときや
悲しいとき

わたしに会いたいと思ってくれること
愚痴や悩みを話してくれること

少しでも楽になってくれるなら
笑顔になってくれるなら

人と人との繋がりは
あったかくて
優しいことだと
あなたがいつも教えてくれる

わたしの心の中に
あなたの心の中に
おなじおも

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