負けたくない

女同士のマウンティングが
本当に嫌いだ

自分が相手よりも下に位置付けられることで
位置付けようとライバル視されることで
わたしの本当の価値まで低くなってしまったような
わたしだけが知っている、
わたしの努力も結果も奪われてしまうような
なんとも言えない
もやもや、むかむかする気持ち

仲良さげに近づいてくる癖に
そんな態度をとってくる子もいたりして
言いたくても言えない
言葉にしたくてもできない
もやもやはいっそう募る
そういう時
いつもわたしは
相手にうんざりして
やだなぁ、やだなぁって思うばかり

そんな時
ふと、自分の中に
似たような負けず嫌いは本当にないのかと思った
わたしの中に
負けたくない、一番になりたいという気持ちは
本当にないのかと
そう考えてみると
わたしにもあった
負けたくない気持ち、一番になりたいと願う心
それがあるから
マウンティングされると嫌な気持ちになるのだ
負けることはいけないこと
本心では思っていないけれど、
いつのまにか
潜在意識にそう擦り込まれてきた

勝とうが負けようがわたしはわたし
それは絶対に変わらない
そう強く信じられる人ほど
マウンティングなんてしないし
勝ち負けや他者からの評価も気にしない
勝者が存在する世界には
必ず敗者も存在する
マウンティングをされて気に病むということは
わたしもまだまだ未熟なエゴイストだということ
乗り越えて強くなれば
むしろそんなマウンティング女子にも感謝するだろう
だからといってそんな人とは
いつまでもお友だちではいないけれど

わたしは誰にも勝ちもせず負けもせず
ただわたしだけには負けないように
心に嘘をつかないように

2022.12.05