阿弥陀乃トンマージ🎈
記事一覧
簡単な近況報告と重要な宣伝と今後の展望
簡単な近況報告 お世話になっております。創作大賞ですっかり燃え尽きてしまいました……というわけではなく、8月前半は自分の中でとっても楽しみな公募に応募するためにお話をいくつか書いていました。公募ですから真剣勝負の場、楽しみというのはちょっと違うのでは?と自分でも思うのですが、とにかく参加出来るのが嬉しかったのです。創作大賞と期間が少し被っていましたが、締切が一ヶ月ほど後にズレていたのがありがたか
創作大賞2024の紹介のお返しと御礼。
どうもこんにちは。
創作大賞もいよいよ最終日ですね。ギリギリですが、この記事では私、阿弥陀乃トンマージの作品について触れてくださった方にお礼を述べるとともに、紹介のお返しをさせていただきます。
①酒本歩先生↑こちらの記事で、私の作品『ヒトカドくんは八方ふさがり!』を紹介して頂きました。ありがとうございます。タイトルに惹きつけられたそうです。
酒本先生は本を何冊も出されているプロの先生です。
【創作大賞2024感想】『オツトメしましょ!』by八神 夜宵さん
はじめに
これは八神夜宵さんの作品、『オツトメしましょ!』についての感想です。元々書くつもりではありましたが、水瀬 文祐さんの見事な感想文が投稿されてしまったので、尻込みしてしまいました。
応援期間ももう間もなく終了してしまいますし、「まあ、私はいいかな……」と一瞬思いましたが、八神さんが私の作品に関して感想文を書いて下さいました。それがですね……結構なべた褒めですよ!恐縮しきりです!良いん
自己紹介とサイトマップ
みなさま、こんにちは!
阿弥陀乃トンマージです。私の『自己紹介とサイトマップ』にようこそ!
自己紹介 はじめてのみなさま、はじめまして。
知って下さっている方は、いつもお世話になっております。
noteに投稿し始めて、もうすぐ一年になります(2024年7月現在)。今さらではありますが簡単に自己紹介をさせていただきます。
氏名:阿弥陀乃トンマージ(PN。イタリアの元サッカー選手から拝借)
『疾れイグニース!』第3話 【創作大賞2024・漫画原作部門応募作】
「ま、負けた……」
「ゴールは過ぎましたわ! ドラゴンを減速させて!」
「!」
呆然としていた炎仁は瑞穂の声でハッと我に返り、イグニースを徐々に減速させ、第二コーナーの手前辺りで停止させる。瑞穂が笑顔で声をかける。「よく出来ましたわ。スタート地点まで歩かせてクールダウンさせましょう」
「は、はい……」
炎仁は反転する瑞穂たちの後に続く。スタートまで戻ると、瑞穂はドラゴンから降りて、ナデシコプリ
『疾れイグニース!』第2話 【創作大賞2024・漫画原作部門応募作】
「ああ良かった。知らないって言われたら凹むところでしたわ」
ヘルメットを一旦外して瑞穂は笑う。
「似た名前の方かなと思いました……まさか、なんで貴女がこんなところに?」
「まだあまり公にはしてないのですが、昨年頃からジョッキーの傍ら、家の……『撫子グループ』の仕事を手伝うようになりました。今年から系列会社の撫子ファームを任されたので、レースなどのない日はこうして忙しく動き回っていますわ」
「そう
『疾れイグニース!』第1話 【創作大賞2024・漫画原作部門応募作】
あらすじ
世界中で広く行われている、騎手の乗ったドラゴンによって競われる競争競技『ドラゴンレーシング』。極東の島国、ジパング国でも『競竜』として、多くの国民に古くから親しまれている。
祖父の遺した小さな牧場『紅蓮牧場』を守る為、紅蓮炎仁(ぐれんえんじん)は牧場に残ったただ一頭の競争竜『イグニース』号とともに、競竜界に勇敢にも飛び込んでいく。
人とドラゴン……『人竜一体』の熱血青春スポ根ストー
『天ノ川綺麗と天ノ川雄大の姉弟はとどまるところを知らない!』第3話 【創作大賞2024・漫画原作部門応募作】
3
「ふう……」
雄大が教室でため息をつく。
「よう、最近は漫画やアニメは良いのか?」
佐藤が声をかける。
「SNSのトレンドになるのも飽きた……」
「い、一度は言ってみてえセリフだな……」
佐藤が苦笑する。
「う~ん……!」
雄大が髪の毛をかきむしる。佐藤が驚く。
「おいおい、イラつくなんて珍しいな。どうかしたのか?」
「なかなかままならないものだな……」
「なにがだよ?」
「……知りた
『天ノ川綺麗と天ノ川雄大の姉弟はとどまるところを知らない!』第2話 【創作大賞2024・漫画原作部門応募作】
2
「ふう……」
綺麗が教室でため息をつく。
「綺麗」
鈴木が声をかけ、空いていた前の席に座る。
「あ、花子……」
「今度は何の部活に入るの?」
「う~ん……しばらくはスポーツ系は良いかなと思ってまして……ふあ……」
綺麗が小さく欠伸をする。そういった姿も絵になる。
「眠そうね」
「これは失礼いたしました……言い訳ですが、最近寝不足気味でして……」
「あら、珍しいわね、勉強でもしてたの?」
『天ノ川綺麗と天ノ川雄大の姉弟はとどまるところを知らない!』第1話 【創作大賞2024・漫画原作部門応募作】
あらすじ
日本を代表する、世界的な企業グループ、『天ノ川グループ』。そのグループの社長令嬢と令息である天ノ川綺麗と天ノ川雄大は二卵性双生児の双子の姉弟で、この春、揃って高校生となった。
二人は親から、高校卒業後は大学に通いつつ、グループの仕事を本格的に手伝うように言われている。つまり、自由に過ごすことが出来るのは高校での三年間だけ……そこで姉弟が導き出した結論は……『高校生活を極める!』という
『信長のキャディー』第3話 【創作大賞2024・漫画原作部門応募作】
3
「やっほ~!」
「……」
「うひょ~!」
「………」
「きゃあ~!」
「……はしゃぎ過ぎですよ、信さん」
美蘭が信長をたしなめる。
「いやいや、はしゃぐじゃろうが! ここをどこだと思うておるのじゃ!? 琉球じゃぞ! 琉球!」
「今は沖縄と言うんですよ……しかし、さすが沖縄だ。春から海開きをしているとは……」
美蘭が周囲を見渡して、感嘆とする。
「見よ! あの燦燦と輝く太陽を!」
「直接見た
『信長のキャディー』第2話 【創作大賞2024・漫画原作部門応募作】
2
「あ~良いなあ、北海道!」
美蘭が車の窓を開けて声を上げる。
「お蘭、昨日からそればっかりだな……」
信長が苦笑する。
「いやいや、信さんもそう思いませんか?」
「まあ、飯は旨い……女子も良い……」
信長が目を閉じて、深々と頷く。
「……未成年の僕がいないのを良いことにススキノで羽目を外し過ぎてないですよね?」
美蘭がジト目で信長を見つめる。
「な、なにを言うか……今の時代は下手なこと
『信長のキャディー』第1話 【創作大賞2024・漫画原作部門応募作】
あらすじ
ある日突然、世界各地のゴルフを楽しむ者たちにある不思議な力が目覚める。それは歴史上の傑物を召喚する力だ。岐阜県のゴルフ場でバイトする少年、小森美蘭もその力を意図せず行使してしまう。結果、呼び出されたのは、あの織田信長だった。
信長はゴルフに興味を示し、初心者とは思えない力強く巧みなプレーを見せる。世界各地で同じような現象が見られたことを受け、世界ゴルフ連盟は迅速な対応をみせる。それは
『神月くんは噛みつきたい!』第3話 【創作大賞2024・漫画原作部門応募作】
3
「くっ……」
シャワールームで気を失った次の日、神月が教室で顔をしかめる。
(まさかウェアウルフがいるとはな……生徒数も多い学園とはいえ、まったくの予想外だった……今にして思えば、競争、跳躍、投擲……どれをとっても人間離れしていた……その時点で気が付くべきだった……)
神月は額を抑える。
「……ん」
(噛まれてからしばらく気を失ってしまった……なんという失態……これではヴァンパイア取りがヴ
『神月くんは噛みつきたい!』第2話 【創作大賞2024・漫画原作部門応募作】
2
「くっ……」
図書室で気を失った次の日、神月が教室で顔をしかめる。
(まさかエルフがいるとはな……生徒数も多い学園とはいえ、まったくの予想外だった……)
神月は額を抑える。
(十字架を見せられてからしばらく気を失ってしまった……なんという失態……しかし……)
神月は腕を組む。
(あのエルフ……川北凛もこの学園の関係者の女性だ。よって、なんとしても噛みついて血を吸わなければならない……。し
『神月くんは噛みつきたい!』第1話 【創作大賞2024・漫画原作部門応募作】
あらすじ
京都にある名門高校、『仁天堂学園』に一人の美少年が転校してきた。彼の名は、『神月秀麗』。名前の通り、眉目秀麗な彼は成績優秀で運動神経も抜群。性格やスタイルも良く、学園の女子生徒の大半を瞬く間に魅了する。
神月くんと呼ばれて親しまれる彼には、とある秘密があった。由緒正しいヴァンパイアの一族の子だったのである。一人前のヴァンパイアとなるべく、彼に課せられた最後の試練は、『学園の女性全員の